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竹村の今を残そう

竹村の今を残そうは、愛知県豊田市の竹村文化振興会が旧竹村の風景が内包する歴史を探訪し、多くの人に伝える活動である。

竹村文化振興会の「竹村の小さな旅」

2023-11-20 15:31:34 | 竹村の歴史
「竹村小さな旅」は、地域の史跡や施設をめぐることで、地域を愛する気持ちを育んで、地域の歴史を語り継ぐ人たちを一人でも多く増やし、そして参加者の親睦をはかることを目的として、

平成29年に第1回竹村小さな旅が、公募した参加者とともに現在の豊田市住吉町、竹町と中町で、ウオーキング大会さながらの雰囲気で行われたのを皮切りに、毎年1回のペースで探訪する地域を変えて行われ、

今年で第7回を迎え、27名の参加者とともに「しおり」を参照しながら、しおりに纏められた史跡や施設の故事来歴の説明を聞きながら豊田市宝町を約3時間かけて歩きまわった。

「竹村小さな旅」では旅する地域ごとに、例えば、わがふるさと竹村、竹村風土記、枝下用水史、高岡村誌、高岡町誌等の歴史資料、インターネットの検索、聞き取り調査資料などから得られた情報をもとに、旅する地域の歴史や施設について毎に纏めた「しおり」をつくり、参加者に配布し、旅の途上で容易に参照できるようにコースに合わせて記事が配列されている(宝町の場合、しおりはA4版で、30頁で800部印刷)。そして、そのしおりを、旅した地域の全世帯、こども園、自治区、竹村小学校、竜神中学校、竜神交流館等に配布している。

この小さな旅では思わぬ効用があった。
宝町の竹村小さな旅で、東海カンパニー産業廃棄物中間処理場を訪れたとき、地元住民の集団の訪問ということで二人の社員が出迎えてくれて、作業や設備の概要の説明とともに場内の隅々まで案内して、その場での小さな旅の旅行者の質問にも率直に応じてくれた。その甲斐もあり、東海カンパニーが何をしている会社、主に産業廃棄物からプラゴミを分別し、最終処分場(広島市)へ送付している会社であることが理解でき、「このような地域住民とのコミュニケーションを大切にする会社なら身近にあってもいいな」という気持ちになれたことである。