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たけちんスポーツ道場

たけちんとその仲間たちによる、
なんちゃってアスリート日記。

あの方フルマラソンへの道(その5-11)

2005-01-18 19:23:17 | あの方日記
少し走ると、G上さんが「あー、もう疲れた。走られへん」と、泣き言をいいます。
「もう、しょうがないなー。下ったらお茶屋でぜんざいがあるからー!」
ついに馬にニンジン作戦です。
こうして、ここから先のG上さんのかけ声は「ぜんざい!ぜんざい!」になりました。
そんなG上さんですがハイカーの人とすれ違うときは、全力疾走です。
そして「すごいー!」と、賞賛される普段あまり味わえない快感を
ニヤニヤと噛みしめていました。
もう少しで目指す「ぜんざい茶屋」。G上さんここまで下れば絶好調!
得意の詩吟を唸りながら走ります。
M野さんI森さんの初心者おじ様コンビは、そんなG上さんを
「うーむ。むかつくけど、スゴイ」ちょっとそう思ったみたいです。
まぁ、そこはG上さんキャリアがありますから。
でも、M野さん&I森さんもちゃんと走り続ければ、
G上さんの背中をパスして走るのも全然夢ではないでしょう。


あの方フルマラソンへの道(その5-10)

2005-01-18 19:18:21 | あの方日記
汗だくのG上さんに、頂上までどんな様子だったか聞くと、
途中まではG上さんが前を走っていたようです。
で、時折すれ違うハイカーたちの前で
「そんなフォームじゃダメだ!もっと腹を前に出して!」と、
あの方に檄を飛ばしていたのだとか。
それは、知らない人がみれば年季の入った名コーチとその弟子・・・
という感じだったようです。
しかし、しばらくするとG上さん、あの方に追い抜かれ
「あ、ワシはいいから先行って・・・」と、いつものパターンに。
全員が揃ったところで、今来た道を逆戻り。
下り大好きクダリストのあの方は、下りもかっ飛んで行きました。
その後をE口さんも、追撃。残る私たちもボヤボヤしてはいられません。
早速、2人を追いかけました。


あの方フルマラソンへの道(その5-9)

2005-01-18 19:16:23 | あの方日記
ここからは、足に優しい土の道。
しかし、走れど走れど先行のあの方&G上お調子者コンビに追いつきません。
「おかしいなぁ。2人とも坂が苦手なはずなのに」。
そして、とうとうあの方&G上コンビに追いつかないまま、頂上に到着。
なんと2人は、最後までアドバンテージを保ったまま頂上に着いたようです。
見ればG上さんは、超汗だく。一方、あの方は元気満々。
うーむ、春のマラニックに引き続き、山の神様が味方してくれたようです。
しかし、あの方弁当をひろげるハイカーの方々をもの欲しげに見つめています。
そう言えば、あの方ボトルは持っていますが、
大した食べ物は持っていなさそうです。
ガス欠しては走れなくなるので、私あの方に持っていたパンをプレゼント。
あの方が、喜び勇んで食べたのは言うまでもありません。


あの方フルマラソンへの道(その5-8)

2005-01-18 19:11:16 | あの方日記
ついに、E口さんと私、本山寺着!
ほどなく、あの方&G上コンビも到着。
あまりの激坂の苦しさに、一同健闘をたたえハイタッチ!
ここで、E口さんと私はM野さんとI森さんの二人を待つことに。
するとG上さん、あの方をまくしたてて
「うさぎと亀じゃ!わしらちょっとでも先に行かんと!」と、
とっとと頂上を目指して出発してしまいました。
すぐにM野さんも、到着。ちょっと待って、I森さんもどうにか到着!
I森さん着くなり「こんなとこ、走るトコちゃう!」。
ちょっと泣きが入っています。
でも、あの方コンビをまた追わないといけません。
I森さんに水分補給だけしてもらうと、すぐに私たちも出発しました。
初心者おじさま2人をポンポン山に登らせた
鬼コーチのシゴキはまだまだ続くのであります。



あの方フルマラソンへの道(その5-7)

2005-01-18 19:08:30 | あの方日記
少し走ると、さらに斜度が急になってきました。
実はこの激坂は、私にとってもかなりツライ坂。
みんな本当によくがんばっています。
しかも、I森さんを心配しつつ走っているとはいえ、
なかなかあの方&G上さんコンビに追いつきません。
一体、あの二人どうなってしまってるんでしょう。
E口さんと私で、ジリッ、ジリッと登り、あの方コンビを追走。
すると、本山寺手前300mくらいの地点で、
ようやく前を歩いているあの方コンビを捉えることができました。
「はい、がんばって走りましょう!」E口さんが、声を掛けます。
「こんなとこ、走って登るヤツはアホじゃ!」と、G上さん。
確かに、アホかもしれません。


あの方フルマラソンへの道(その5-6)

2005-01-18 19:06:25 | あの方日記
実は神峯山寺~本山寺間の2.3kmが、本日一番の斜度。
歩いて登っても、フーフー言わないといけないくらいの激坂なのです。
しかし、登りはガマン。
ゆっくりでいいから、一歩一歩刻んでいけば、
いつかはてっぺんに着くはずです。
そうは言っても、ツライものはツライ!
振り返ると、とうとうI森さん歩きモードに。
まぁ、この斜度なら歩いても、走ってもそう大きくは変わりません。
途中、木立が切れたポイントから下界の街が覗いていました。
「ほら、M野さん。自分の足で、こんなに高いところまで走ったんですよ」。
そう声を掛けるとM野さん、やや感慨深気に「おお~っ」。
いやー、人間やればできるもんです。



あの方フルマラソンへの道(その5-5)

2005-01-18 19:04:42 | あの方日記
いけども、いけども登り坂。
振り返るとI森さん、もうつらくてギブアップ寸前です。
ゆっくり、ゆっくり、私たちも歩くよりはやや速いスピードで走ります。
ところで私の予想をさらに裏切って、あの方&G上さんのお調子者コンビ、
とうとう背中が見えない距離まで離れてしまいました。
途中、いくつかのハイカーグループをパス。
中には、鈴を持って歩いている一行もありました。
そうです、今話題の森の熊さん対策です。
間もなく1.5km地点の神峯山寺に到着。
I森さんは、もう今にも歩きそうです。
しかし、そんなヘロヘロのI森さんの行く手には
さらに、過酷な試練が待ち受けているのでした。


あの方フルマラソンへの道(その5-4)

2005-01-18 13:44:04 | あの方日記
そうこうするうちに、ポンポン山入り口地点「上の口」バス停に到着。
ややがんばり気味に走ったG上さん、ここに到着した時点で既に汗だくです。
ここからいよいよ本番の登山開始。登り口に標識があります。
見ると「ポンポン山8.6km」とあります。
そう、実は山コースだけで往復17.2kmもあるんですねぇ~。
まー、ここまで来たからには、皆さん覚悟を決めて走るしかないでしょう。
山坂を眼前に控え、ビビる私たち一行の先頭を切ったのは、
なんと予想に反してあの方&G上さんのコンビ。
この2人、本来登り坂は不得意なはずなのに、積極的です。
「まー、そのうち潰れるかも・・・」と、思い二人をしばらく泳がせておくことに。


あの方フルマラソンへの道(その5-3)

2005-01-18 13:42:27 | あの方日記
朝9時、高槻駅に全員合流。
出発地点の温泉で着替えを済ませ、いざ出発!
湿度は低く、天気は上々。最高の練習日和です。
ところで予習大好きI森さん、今日のコースをよせばいいのに、
前日に地図上でものさしを使って予習してきたようです。
あの方は、前回の体感で今日のコースは往復10kmくらい、
そのうち山は片道3kmくらい・・・と、皆に適当に伝えていたようですが、
本当はトータルで往復20kmくらいあるという
事実を知ってショックを受けていました。
ま、時には知らぬが仏・・・ということも、あるということですね。


あの方フルマラソンへの道(その5-2)

2005-01-18 13:40:18 | あの方日記
今回のメンバーは、ブル陸上部よりおなじみM野さん、I森さん。
そして、私のジム友G上さん(60代)とE口さん(もうすぐ50代)。
G上さんもE口さんも福知山参加組です。
E口さんは3時間半切りを目指して走るお方ですが、
G上さんはおそらくあの方のいいライバル、
いや、もしかしたら完走へのちょうどいいサポートに
なるかもしれないペースのお方。
4時間58分くらいで、フルマラソンをどうにか完走してしまう、
ギリギリ完走のエキスパートです。
ただ、あくまでもすべてがギリギリなので、
サポートができるほど心と体に余裕があるかというと、
微妙ではあるのですが・・・。