モエレ沼公園のフレンチ「ランファン・キ・レーヴ」 《札幌 in 北海道》

昨年9月、ＴＨ（夫）の札幌の実家のある札幌に行った際、私の実家の母もそれにあわせて広島から札幌に遊びに来ました。せっかくなので皆が行ったことのない場所に行こうと、ＴＨの両親、私の母、ＴＨと私の5人でモエレ沼公園とモエレ沼公園のピラミッドの中にあるフレンチ「ランファン・キ・レーヴ」に行くことになりました。

モエレ沼公園は彫刻家イサム・ノグチのマスタープランに基づき2005年に完成した緑と水の公園です。地下鉄とバスを乗り継いで行けなくはないのですが、バス停から徒歩10分と若干交通の不便な場所にあるため、今回は札幌駅から5人で中型タクシーに乗りモエレ沼公園へ向かいました。6人乗りタクシーには初めて乗ったのですが、後部座席に3人、助手席に2人が乗りました。

モエレ沼公園の入り口でタクシーから降り、公園内に入りしばらく歩くと、「海の噴水」が見えてきます。

7-10月にかけて1日数回、噴水のショーが行なわれます。特に夜のライトアップされたショーは美しいそうです。

噴水を見た後、芝生の上をてくてく歩いていくと、プレイマウンテンが見えてきました。

遠くから見ると一見山のようですが、

実は階段状になっていて、上まで登ることが出来ます。

このプレイマウンテンは高さ30メートルあるので、上まで登ると見晴らしが良いです。
秋だからか、いたるところに赤とんぼが飛んでいました。近くの高校生は買物用ビニール袋をぶんぶんふりまわしとんぼを捕まえていました。私も人差し指をたててとんぼを誘ってみたところ人差し指の上に難なく止まりましたが、今度はなかなか逃げてくれずに困りました。

逆サイドに歩くと、ガラスのピラミッドがあります。

ガラスのピラミッドをバックに、ウェディングドレスを着た外国人のモデルさんとカメラマンで撮影が行なわれていました。結婚雑誌「ゼクシィ」の撮影かと思いましたが、近くで見るとそこまできれいなモデルさんではなかったので、ゼクシィではないかもしれません。

今回、18：30～の海の噴水ショーを見てからレストランに行く予定だったのですが、夕方になるとだんだん肌寒くなり18：30まで待てそうになかったため、ショーはあきらめて18：00過ぎにレストランへ行ってしまいました。

さて、おまちかね、モエレ沼公園のピラミッド内にある「ランファン・キ・レーヴ」です。
「ランファン・キ・レーヴ」は、札幌の円山公園近くにある老舗フレンチ「モリエール」の姉妹店とのこと。
「モリエール」は私がＴＨ（夫）の両親に初めてご挨拶に行った時に初めて連れて行って頂きその美味しさに感動し何度もリクエストしては連れて行ってもらっている、私の今まで行ったフレンチレストランの中でＮＯ１のお店です。その姉妹店ということで今回ここに来られるのをとても楽しみにしていました。

お店に入ると、落ち着いた雰囲気のウェイティングスペースへ通されました。そこでしばらく待った後、窓際の席に案内されました。お姑さんが予約時にコースメニューを選んで伝えて下さっていたので、飲み物を頼んでお料理の到着を待ちます。

窓ガラスから外を眺めると真っ暗でよく見えないのですが、遠くに光と水が見えます。私達が見るのをあきらめた18：30～の海の噴水ショーのようです。遠くにちらりとしか見えませんが、座って見られて得した気分になりました。

さて、前菜の登場です。

机の両側の人に分けて、何種類かの前菜がお皿に載って出てきました。冷製スープ、ラタトゥイユ、じゃがいものソテー、チーズ系の前菜でした。

こちらはお魚料理です。ソテーしたお魚の上に、カブや茄子が添えられています。「モリエール」と同様、ここも美味しい野菜がたっぷり使われているので嬉しいです。

今まで食べたことのない海草のようなぶちぶちした不思議な食感の食べ物の上にボイルした海老が載ったお料理です。

牛肉の赤ワイン煮込み（？）。

鴨のソテー（？）だと思います。あまり印象に残っていないので忘れてしまいました。覚えているのは、つけあわせのポテトがとても美味しかったことです。

デザートの1品目です。コンポートした梨がヨーグルトソースの中に入っています。

クレームブリュレとバニラアイスです。美味しいです。

カフェです。このお店の食器、どれも凝っていましたが、こちらのカップも面白い形です。持ち手の部分は穴があいていた方がやはり持ちやすいと思いました。

最後に出てくるプティ・フルールです。ゴマやきなこの和風味。

このように美しく盛られたお料理が次から次に出てきます。
厨房はオープンキッチンになっていて、お料理を作ったり盛り付けたりしているのが見渡せます。

全体にスタッフの皆さん、年が若めです。
そのせいかどうかわかりませんが、サービスはおざなりな印象を受けました。満席で忙しかったせいか、例えば飲み物や水を頼んでもなかなか持って来てもらえなかったり、焦っているのかお料理の説明が声が小さくばーっと言って聞こえにくかったりとか。5人乗りの中型タクシーを呼んでもらえるように頼むと、頼んだ人がしばらく戻ってこず、やっと戻ってきたと思ったら「ウチで頼んでいるタクシー会社には中型タクシーはないそうです。」と言われて終わりだったので、結局ＴＨ（夫）がタクシー会社の連絡先を自分で調べて呼ばなくてはいけなかったり・・・だとか。立地が不便な場所にあるので、タクシー会社も１つだけではなくいくつか候補を準備しておけばいいのに、と思いました。

そんなわけで、せっかくＴＨ（夫）の両親に連れて行って頂いたのですが、今回のお店、サービスは☆1.5、お料理自体ボリュームもあり見た目もきれいでしたがサービスの悪さの印象がたたりお料理は☆3、です。期待度が高かっただけに残念です。やはりこういう雰囲気のレストランは味だけではなく、サービスも印象に大きな影響を与えるものだと思いました。

他の方のブログを見ると、ランチタイムは店内から外の景色が良く見えて雰囲気が良さそうでした。入り口に「夕焼けレストラン」と書いてあり日の入り時刻も書いてあったので、夕方もいい時間にあたればこんな感じの素敵な夕焼けが見られるかもしれません。

＜お店データ＞
店名：ランファン・キ・レーブ
カテゴリー：フレンチ
住所：北海道札幌市東区丘珠町604-1　モエレ沼公園ガラスのピラミッド内
電話：011-791-3255
営業時間：ランチ11:30～14:30（ラストオーダー）ディナー17:30～20:00（ラストオーダー）
夏季営業（4月29日～11月3日） ：定休日・月曜日（夏休み期間は無休）
冬季営業（11月4日～4月28日） ：定休日・月、火、水曜日

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