マンションのデータ偽造問題。
自分の仕事を取るため、開発業者が安く上げられるように設計データを偽造。
それを確認する業者はそれに気づかず(気にせず?)、下請けに投げて工事。
建物の完成を待たず、仲介業者が販売。
そして、マイホームを手にした人たち。多くは生涯ローン付き。。
当然、銀行も沢山融資してるんだろう。
そりゃ、買っちゃった人は精神的に参ってしまいますよ。
責任は誰が取るというよりも、誰がババを引くのかという構図。
どの業者も、自分が住む家なら、もっときっちり設計したり、計算したり、調査したりするんだろうに。
データを偽造した姉歯も、物件の費用を安く上げようとするカイハツ業者も、検査を受託した建築確認代行業者も、軽微な人為的悪意を防げないシステムで運用している国も、みな、責任のなすりあいをしている。
ヤツラが皆それぞれ悪いのは承知のうえで、それ以外の遠因があると思う。
問題物件の過半を開発したヒューザーの売りは、
「100m2超マンションを、経済的にも無理のない価格で提供する」
物件情報を調べてみたけど、確かに安いよ。無理があったんだろう。
家なんてものは、家電じゃないんだから、安ければそれでよし、では決してない。
買った人が悪いとは言わない。
マンションを買うという大問題で、最大のステークホルダーは、住む人。
夢を描いて一大決心して買ったはずのマンションに住めず、経済的な補償もされないとしたら、その後の人生は完全に狂ってしまう。精神も病む。
そんな弱者を守る制度設計をしないといけない。
個人的には、そんな住民の方々には税金からでも補償すべきだと思う。
当然、犯罪者集団には相応のバツが相応しい。