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気が向くと書き込む日記

気が向いたときに、ネタがあるときに

「四十七人の刺客」

2006年04月09日 13時10分19秒 | 
池宮彰一郎著作。

忠臣蔵、浅野匠頭の刃傷から赤穂四十七士討ち入りまでの様子を描いた作品。
まだ読んでいる最中だけど、これはというコメントあり。

人の生きる楽しみは、生きている間の煩悩にある

この物語は、大石内蔵助の生き方、考え方を想像しながら、自分の人生にどのように始末をつけていくかを考えるヒントが描かれていて、面白い。

最近読んだ本

2005年12月13日 23時06分59秒 | 
転職して以来、読んだ本をまとめてみた。

1ヶ月半で12冊。
最近は、意識的に経営者の書いた本やマーケティング本に目を通している。
それまでは専門書をたまに読むくらいで、あとは小説ばかりだった。
サスペンス、時代もの、たまに恋愛もの。

趣味が変わったというわけではなく、小説も読みたいと思っているが、今はきっと脳に知識を蓄えたい時期なのだろう。

とはいえ、以前よりも大分読書力が落ちたと実感する。

やはり、オトナのドリルでもやってみるか。

以下、読んだ本。

「やればできる」(タッドバッジ/講談社)
「破獄」(吉村昭/新潮文庫)
「パチンコ「30兆円の闇」」(溝口敦/小学館)
「LEONの秘密と舞台裏」(岸田一郎/ソフトバンククリエイティブ)
「HIS 机二つ、電話一本からの冒険」(澤田秀雄/日経ビジネス人文庫)
「ヒットを読む」(品田英雄/日経文庫)
「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」(金森重樹/ダイヤモンド社)
「不動産証券化の実践完全版」(佐藤一雄/ダイヤモンド社)
「M&Aとガバナンス」(渡辺章博、佐山展生ほか/中央経済社)
「外資ファンド利回り20%超のからくり」(北村慶/PHP研究所)
「インターネットマーケティング入門」(木村達也/日経文庫)
「知財信託の基本と仕組みがよーくわかる本」(渡辺宏之/秀和システム)

「LEONの秘密と舞台裏」を読んだ

2005年11月15日 23時27分02秒 | 

「ちょい不良」「もてるオヤジは、、」でおなじみのLEONの編集長、岸田一郎さんの著作。
LEONの成功の秘訣を語っている。

成功のポイントをキーワード化すると
・宝の山となりそうなニッチマーケットをみつける
・流行を作り出す商品戦略
・収益性の高いビジネスモデルの確立
といったところか。

最後の方は同じ内容の繰り返しだった。

通勤時間が1時間なら、往復で読める程よい分量。
手にとってみる価値は十分にあると思った。


「人間が幸福になる経済とは何か」

2005年10月23日 23時18分36秒 | 

情報経済学の業績でノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ教授の著作。 2003年発刊で大分前に購入し、少しずつ読んでいたが、ようやく読破。

前著「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」では、世界銀行のチーフエコノミストを務めた経緯から、国際金融分野からの途上国支援におけるアメリカの独善や偽善、経済政策の過ちを批判したが、本著では、クリントン政権の大統領経済諮問委員会委員長を務めた経験から、主に80年代以降の米国政権の経済政策の問題点について、鋭く指摘している。 本著においても、アメリカの、一方で国際社会に対して法の遵守を訴え、従わなければ経済制裁も軍事的攻撃も辞さず、他方で、経済的利益を損なうとして京都メカニズムを批准しないなど、自らの利害に合わなければ国際的な合意から離脱する姿勢を批判している。

米国の大統領は、92年から2000年までのクリントン民主党政権をはさんで、レーガン、ブッシュ父子による共和党が政権を握る構図となっている。クリントンが政権を握っている間も議会における共和党の勢力は強く、80年代以降の経済政策は共和党の意向を強く反映するものとなっている、とみることができる。 共和党は小さな政府を志向すると言われるが、本著では、その経済政策は主に富裕層を利するものであると指摘している。例えば、息子ブッシュ政権では、配当減税や相続税停止を訴えたことなどを挙げている。 また、社会福祉や研究開発投資に資金を回す政策でなく、軍事産業や鉄鋼業などオールドエコノミーに利する政策を取り、真に資金を必要としている層や将来的に経済に貢献する分野への資金循環を促さなかったと批判している。

本著では、クリントン政権時代に適切な政策を打ち出せなかった分野についても反省を展開している。

個人的には、彼の目指す理論・考え方からは教えられることが多いと感じている。 社会には弱者を守るセーフティネットが必要だし、貧富の格差の拡大は社会全体の長期的な利益を損なうと考える。

本書読了後、日本の状況について考えてみた。 ひとつには、雇用の流動化・柔軟化が進んでいること。個人の職業選択の自由という観点からは、会社人間社会からの変化ということで好ましいと考える。しかし、一方では、フリーター、ニートと言われる人たちが増加している。先日の日経新聞では、パソナの南部社長が個人が夢を持って生きられる自由な社会が実現しつつある、と肯定していたが、そんなことはないと思う。親の援助に頼らず、家を出て、悠々と日々の生活に満足している人がそれほど多くいるとは思わない。働けなくなり、誰からの援助も受けられなくなったときの生活の保障は誰がするのだろう。 何が何だか判らなくなってきたが、得るものが多い内容だった。