段ボールケースの値上げ

　　包装コンサルタントの伊藤洋一です。本日は段ボール（ダンボール）ケースの値上げに触れたいと思います。

　　7月2日の私のブログ（http://blog.goo.ne.jp/takapack/d/20080702）でも書きましたが、一部では10月1日より段ボールケース（箱）の値上げが予定されています。昨年に比べ、主原料の古紙、エネルギーコスト（重油、電力）、補助材料（コーンスターチ、インキ）、配送コストの上昇があり、それを転嫁するとのことです。段ボール原紙はkgあたり10円の値上げと発表されています。

　　段ボール箱は昨年も値上げされたため、2年連続になりますが、レンゴーや王子製紙などの製紙メーカーはかなり強行に値上げを迫っているようです。したがって、10月1日の値上げは回避できても、10月末日までにかなり値上げが浸透するかもしれません。

　　ただ、問題は市況がよくありません。荷動きがすこぶる悪いと思います。その上に、今年はすでに多くの化成品（石油化学製品）が値上げされました。ですから、末端ユーザーがどれだけ値上げを受け入れる余裕があるのか心配されます。

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