出産ドキュメント その３

２００６年６月６日（いよいよ出産）
いよいよ分娩の体勢をとりましょうと言われる。
だんなさんとはここでお別れ。
せつないけどここからは１人頑張らなければ。
助産師、看護師、先生達が右往左往している。
人手が足りないようで先生がもう一人呼ばれたようだ。

いきみかたがわからないので聞く。
陣痛が来たら鼻から吸って口から吐く深呼吸を２回する。
もう一回吸ったら息を止めておしりの方に力をいれるらしい。

陣痛が来たので助産師さんの指導の下やってみる。
息を吐く時、「ふんぬぅ～」といきんでみる。
声をだす力も赤ちゃんを押し出す方につかってと言われる。

次の陣痛でもう一回。やはり少し口から声と息が出てしまう。

赤ちゃんが出てくる出口の伸びが悪いから、切ってもいいかと聞かれる。
本当はいやだったけれど、そんなこと言ってられないと思い了承。
先生がはさみでパチンパチンと切ったようだ。
でも、陣痛にくらべたら痛みは全く感じなかった。

その次の陣痛でもう一回。やっとおしりの方だけに力が入る。その感じでと言われる。
今までのは練習ってとこかな。コレでいきみ１回目。

助産師さんたちは隣のことなど世間話をしてる。
次の陣痛は自ら「来ます～」と言って、いきむ。２回目。
いいよいいよ、もう少し頑張ってと言われる。
やっぱ頑張るのは自分の力と赤ちゃんの力だけだよね。頑張らなきゃ。

次も自分から「陣痛きます～」いきむ。３回目。
赤ちゃんが出てきているらしい。もう少し、もうひと踏ん張りと言われるが、息がもたない。

次こそといきむ。４回目。
もうひと踏ん張りのところで息がきれそう。
先生にお腹を押され、「自力で生まれさせてあげるんだ」と言われ頑張る。
でたー。おおきな何かがぬるりと出てきました。
赤ちゃんが産まれたようです。

声をだして泣いているよう。
めがねが無い状態だけれど、お腹の上に乗っけてくれた。
真っ赤でちいさな存在。
すっごくうれしい。
いつへそのをを切ったんだろう？
「もう、力を入れる必要はないよ。楽にしてていいから」と助産師さんに言われる。
ぬぽっと胎盤を出される。

あぁ、産まれたんだ。
疲れたけど、すっごくうれしい気持ちでいっぱい。
やり遂げたという感じで落ち着いてしまった。
この後起きることなんて全く予想もせずに・・・