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2021年11月の夜空

2021-10-26 10:00:36 | 天文・事象
2021年11月の夜空
2021年  11月
  新型コロナウイルス感染症が下火になり11月を迎えました。しかし第6波が心配ですね。そして今年も余すところ2ヶ月を切りました。ところで10月18日の十三夜、栗名月はお楽しみ頂けましたでしょうか。11月と言えば初冬の寂しい夜空を思い浮かべますが、今年の11月はちょっと様子が違います。流星群の情報が2つと部分月食があります。昼間の金星食があります。南西の空では木星と土星が輝いて賑やかです。木星と土星は22時頃沈みます。これから夜が寒くなってきますので風邪を引かないよう防寒対策をお忘れ無く。
★ 5日頃、おうし座南流星群が極大になります。そして12日頃、おうし座北流星群が極大になります。5日のおうし座は20時頃、東の空から昇って来ます。近くのオリオン座を目印にしてください。12日は下弦の月(月齢7.2)の月明かりがあるので条件は良くありません。ただ極大になると言っても大きなピークは無く、5日から12日のあいだが観測のチャンスです。
★ 8日、昼間の南の空で、金星(-4.5等)が上弦の細い月(月齢3.2)に隠されます。金星食です。時間は大阪13時44分~14時26分、東京13時47分~14時40分、札幌13時42分~14時51分、金星食が見られる場所は近畿地方より東です。肉眼では見にくいのですが双眼鏡が有ればはっきり観測できます。
★ 18日、しし座流星群が極大になります。しし座は夜中の1時頃、東の空から昇って来ます。極大になるのが18日の午前2時頃と予想されますから、19日も観測してください。満月に近い月があり条件は良くありません。
★ 19日、宵の東の空で満月に部分月食が起こります。北海道と東北の一部以外は月が昇って来る時には部分月食が始まっています、月出帯食です。大阪の月の出は16時48分です。食の終わりは19時47分です。部分食の最大は0.98です、殆ど隠れます。
★ 21日、宵の南の空に輝く木星(-2.4等)が東矩になります。西側に土星(0.7等)と更に西側に金星(-4.6等)が輝いています。金星は19時頃、西の空に沈みますから早めの観測をお勧めします。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
    ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 11月の月、新月●は5日、上弦の月は11日、満月○は19日、下弦の月は27日です。大阪での満月の月の出は16時48分です。
★ 11月1日の大阪の日の出は6時18分、日の入りは17時5分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)       (2021/10/26)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2021年 年間の概況


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