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2021年10月の夜空

2021-09-30 12:46:09 | 天文・事象
2021年10月の夜空
2021年  10月
  新型コロナウイルス感染症が蔓延して1年9ヶ月が経ち、未だに不安は絶えませんが、今年も残すところ3ヶ月になり、この間に周りの環境が随分と変わりました。しかし変わらないのは夜空で、10月は十三夜があり、流れ星の情報が2つあります。
★ 9日、10月りゅう座流星群が極大になります。以前はジャコビニ流星群と呼ばれていたものです。9日の午前3時に極大になると予想されます。りゅう座は北西の空にあって、こぐま座(北極星)とベガ(織女星)の中間辺りが輻射点です。下弦の月は夕方早くに沈みますから月明かりの心配はありません。
★ 9日10日、日暮れの南西の空で金星(-4.3等)と下弦の月(月齢2.7~3.7)が接近します。19時には沈みますから早めの観測をお勧めします。
★ 14日、20時頃、南の空で土星(0.5等)と上弦の月(月齢7.7)が接近します。すぐ東側には木星(-2.6等)が輝いて居ます。夜半には西の空に沈みますから早めの観測がお勧めです。
★ 15日、20時頃、南の空で木星(-2.6等)と上弦の月(月齢8.7)が接近します。すぐ西側には土星(0.5等)が輝いて居ます。夜半には西の空に沈みますから早めの観測がお勧めです。
★ 18日、十三夜。中秋の名月は9月21日でしたが、1ヶ月遅れのお月見は栗名月とも呼ばれます。満月の2日前なので少し欠けたお月様です、栗に似ているのでそう呼ばれたのかも。大阪の月の出は16時27分です。
★ 21日、オリオン座流星群が20時頃極大になります。オリオン座は22時頃、東の空から昇って来ますが、見付けにくい時はふたご座とペテルギウスのあいだに輻射点がありますから目印にしてください。ただし満月を1日過ぎた月があり条件は良くありません。
★ 25日、水星(0.5等)が西方最大離角となります。夜明け前の東の空に見えますが高度が低いので東の空が開けた場所からの観測がお勧めです。
★ 30日、金星(-4.4等)が東方最大離角になります。金星は夕方の南西の空で輝いています。その南側の空では土星や木星が輝いていて賑やかな夜空になっています。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 10月の月、新月●は6日、上弦の月は13日、満月○は20日、下弦の月は29日です。満月の月の出は17時20分です。
★ 10月1日の大阪の日の出は5時52分、日の入りは17時43分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2021/09/30)
  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2021年 年間の概況


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