11/3には、台風クラブの「ずる休み」のアナログ、12/5にはタカダスマイル「ぼくのちっぽけなロックンロール」のCDが全国に発売される。
このタイミングだし、ついのすみか/かくれんぼ 台風クラブとタカダスマイルのスプリット盤が出た経緯やこぼれ話を書いておきます。
このスプリット盤、まず最初にあったのがレンタサイクルえむじかの10周年という事。
10周年を祝うために、叡山電車やらクラブメトロでイベントを行った。
元々はバンドマンの社長、そしてスタッフや元スタッフにも音楽関係者の多いこのレンタサイクル屋さん。まぁ面白おかしく10周年イベントを行う事が出来ました。
そこで僕の頭の中にムクムクと次の遊びが浮かび上がる。このレンタサイクル屋さん、音楽レーベルがあるのに全く活動していない。動くとすればレンタサイクル屋さんから発信するコンピレーションを出す時くらいだ。
うーん、これは勿体無いぞ。
よっしゃ10周年って事だし台風クラブのレコード作ろう‼︎今凄くバンドの調子も良いし、出すなら今しかないなと。
僕は熱心に台風クラブの石塚と社長を口説いた。そこで僕は「ずる休み」のアナログ化はどうだろうか？二人を鳥貴族に呼んでプレゼンしまくった。
すると石塚は何か腑に落ちない感じ、うーんずる休みをもう一回アナログかぁ…台風クラブの音源を出すのに会社のお金を使うのかぁ。
社長は社長でとりあえず僕らの様子を伺っていたように思う。
あー分かった、えむじか10周年記念盤って事で、台風クラブとタカダスマイルのスプリットにしましょう！それでどう？
勢いで言ったら、だんだんアナログ出したくなって来たのが本音…俺の曲が7インチになる！出したい！出したいぞ！夕暮れブルーを今のタカダスマイルバンドで録音し直したい！
それから度重なる打ち合わせのような飲み会のようなものがあったと思う。
最後、出す事が決定したのは僕の居ない所だった。遅れてその場に着いた僕に社長と石塚はニヤニヤと出す‼︎と言ってくれた。
それはある条件があった。
二組とも新曲の書き下ろしである事。
ガガーン‼︎
いつの間にそんな訳のわからん約束が‼︎
石塚は7インチの為だけに新曲を書くという事にワクワクしているようだった。
僕はお先真っ暗だった…アナログで聴きたかった僕の曲は夕暮れブルー…ぁあ。
ここから出す頃まで、台風クラブとタカダスマイルは情報をシャットし、結局お互いが曲を聴いたのはマスタリングの時であった。そう、その足でプレスに入稿する時。
僕らは驚愕した。
お互いの個性はあるものの、コンセプトや方向がとても似ている。両バンドでドラムを叩いていた伊奈はとても面白かったようです。
一切顔に出さなかったけどな！
スタジオで、ついのすみかの出だしを聴いた時のうわーっとそこ来る？といった感情と興奮は凄かったし、石塚もかくれんぼに大層驚いているようだった。マスタリングを終えて二人はスプリットってこうじゃないとと、ニヤニヤしていた。
この夏は貰ったなと。
そして想像を超える反響があり予想を超える枚数が短期間で売れて、本当に良かったと思っています。
その二組がまた冬に音源を出す。
素敵じゃないか。
台風クラブをきっかけにタカダスマイルを聴いてくれて、そして最高だと言ってくれた皆さんには本当に感謝を。タカダスマイルから台風クラブを知った人には、良いバンドだろーって（笑）
そんな石塚が12/5発売タカダスマイルの新作「ぼくのちっぽけなロックンロール」にコメントをくれましたので紹介します。
===============
ひとまわり以上年上の先輩が「ベテラン」とか「円熟」とは異なる地点からギターを鳴らして、「アマチュアリズム」とか「照れ」みたいな逃げ道を用意せず夜ごと懸命に歌う姿をカッコよく思います。
音はというと、渚のベートーベンズ江添さんを筆頭に、地元のミュージシャンたちがタカダさんの歌に寄りそう形で彩りを添えていて、僕の好きなイギリスのグループ、HERONを彷彿とさせられたりします。が、人懐っこいフォークミュージックのようで、中学生がウルトラCを決めたような奇跡的な転調や展開が出てきて驚かされます。しかも人懐っこさはそのままで。
むかしタカダさんに直接訊いたことがあるのですが、ウルトラCに関しては特に意識していないそうです…。すごい。
遠征の道中に聴こうと思っていたのに肝心のCDを忘れて行ってしまったのですが、高速道路から降りた地元の町で、地に足つけて聴いてる今の感じが一番シックリきてる！と思いました。
石塚淳（台風クラブ）
===============
石塚よ…どこがウルトラCかすら分からんのだよ…
このタイミングだし、ついのすみか/かくれんぼ 台風クラブとタカダスマイルのスプリット盤が出た経緯やこぼれ話を書いておきます。
このスプリット盤、まず最初にあったのがレンタサイクルえむじかの10周年という事。
10周年を祝うために、叡山電車やらクラブメトロでイベントを行った。
元々はバンドマンの社長、そしてスタッフや元スタッフにも音楽関係者の多いこのレンタサイクル屋さん。まぁ面白おかしく10周年イベントを行う事が出来ました。
そこで僕の頭の中にムクムクと次の遊びが浮かび上がる。このレンタサイクル屋さん、音楽レーベルがあるのに全く活動していない。動くとすればレンタサイクル屋さんから発信するコンピレーションを出す時くらいだ。
うーん、これは勿体無いぞ。
よっしゃ10周年って事だし台風クラブのレコード作ろう‼︎今凄くバンドの調子も良いし、出すなら今しかないなと。
僕は熱心に台風クラブの石塚と社長を口説いた。そこで僕は「ずる休み」のアナログ化はどうだろうか？二人を鳥貴族に呼んでプレゼンしまくった。
すると石塚は何か腑に落ちない感じ、うーんずる休みをもう一回アナログかぁ…台風クラブの音源を出すのに会社のお金を使うのかぁ。
社長は社長でとりあえず僕らの様子を伺っていたように思う。
あー分かった、えむじか10周年記念盤って事で、台風クラブとタカダスマイルのスプリットにしましょう！それでどう？
勢いで言ったら、だんだんアナログ出したくなって来たのが本音…俺の曲が7インチになる！出したい！出したいぞ！夕暮れブルーを今のタカダスマイルバンドで録音し直したい！
それから度重なる打ち合わせのような飲み会のようなものがあったと思う。
最後、出す事が決定したのは僕の居ない所だった。遅れてその場に着いた僕に社長と石塚はニヤニヤと出す‼︎と言ってくれた。
それはある条件があった。
二組とも新曲の書き下ろしである事。
ガガーン‼︎
いつの間にそんな訳のわからん約束が‼︎
石塚は7インチの為だけに新曲を書くという事にワクワクしているようだった。
僕はお先真っ暗だった…アナログで聴きたかった僕の曲は夕暮れブルー…ぁあ。
ここから出す頃まで、台風クラブとタカダスマイルは情報をシャットし、結局お互いが曲を聴いたのはマスタリングの時であった。そう、その足でプレスに入稿する時。
僕らは驚愕した。
お互いの個性はあるものの、コンセプトや方向がとても似ている。両バンドでドラムを叩いていた伊奈はとても面白かったようです。
一切顔に出さなかったけどな！
スタジオで、ついのすみかの出だしを聴いた時のうわーっとそこ来る？といった感情と興奮は凄かったし、石塚もかくれんぼに大層驚いているようだった。マスタリングを終えて二人はスプリットってこうじゃないとと、ニヤニヤしていた。
この夏は貰ったなと。
そして想像を超える反響があり予想を超える枚数が短期間で売れて、本当に良かったと思っています。
その二組がまた冬に音源を出す。
素敵じゃないか。
台風クラブをきっかけにタカダスマイルを聴いてくれて、そして最高だと言ってくれた皆さんには本当に感謝を。タカダスマイルから台風クラブを知った人には、良いバンドだろーって（笑）
そんな石塚が12/5発売タカダスマイルの新作「ぼくのちっぽけなロックンロール」にコメントをくれましたので紹介します。
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ひとまわり以上年上の先輩が「ベテラン」とか「円熟」とは異なる地点からギターを鳴らして、「アマチュアリズム」とか「照れ」みたいな逃げ道を用意せず夜ごと懸命に歌う姿をカッコよく思います。
音はというと、渚のベートーベンズ江添さんを筆頭に、地元のミュージシャンたちがタカダさんの歌に寄りそう形で彩りを添えていて、僕の好きなイギリスのグループ、HERONを彷彿とさせられたりします。が、人懐っこいフォークミュージックのようで、中学生がウルトラCを決めたような奇跡的な転調や展開が出てきて驚かされます。しかも人懐っこさはそのままで。
むかしタカダさんに直接訊いたことがあるのですが、ウルトラCに関しては特に意識していないそうです…。すごい。
遠征の道中に聴こうと思っていたのに肝心のCDを忘れて行ってしまったのですが、高速道路から降りた地元の町で、地に足つけて聴いてる今の感じが一番シックリきてる！と思いました。
石塚淳（台風クラブ）
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石塚よ…どこがウルトラCかすら分からんのだよ…