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企業を元気にさせる辛口コンサルタント戦記

日本経済を支えている中小企業事業者の為に 24時間戦うコンサルタントのTAKAです。よろしく~

『自調自考』と『自責自行』

2006-07-05 09:35:29 | ビジネス
おはようございます。TAKAです。
新卒社員が入社して3ヶ月が経過し、社会人として、希望・絶望、期待・不安・・・など、日本の労働者としての自己評価をしているところだと思います。
私もサラリーマン時代、新卒社員によく「甘ったれるな!」なんて、熱血上司をしてましたが、最近その上司が甘ったれているのではないかと感じるこのごろです。

今日は、ある学校法人の教育方針のスローガンを紹介します。
「自調自考」  (自分で調べ自分で考える)
この学校は、中高一貫の学校で、特に有名な進学校ではないのですが、何故かここ数年、東大や海外のレベルの高い大学へ進学する人が多いのです。特に学校側は、強烈な受験対策をしている様でもなく、進学率を売り物にしていることもないのですが、生徒が自主的に自分の進路と将来を考え、決めているとの事です。
自調自考の名の通り、12歳~18歳の間に「自分で調べ、自分で考える」という環境を学校側が作っているようです。「何か気付いたり、疑問や不思議なことがあったら、まず自分で調べてみよう。そしてそれが、どのようなことで、何故そうなのかを自分で考えてみよう」という事らしいです。
教わることだけが勉強ではなく、また、教えられることが当たり前という考えを変え、自己の意識の改善を求めているのです。恐らく、このような学校の卒業生が、将来の大発明家や負けない経営者を輩出するのではないでしょうか。
このことはビジネスの世界でも大切なことと思います。新入社員が仕事になれた頃から、先輩や上司に指示、指導を受けても心に中で「知りません」「聞いてません」「分かりません」「教えてもらってません」・・・・など受け身だけの発想になっているところが多いのではないでしょうか。
そんな会社の新卒や新入社員には、「いつまでも甘えるな。会社が何をしてくれるのかを期待だけするな。自分が会社に何をしてやれるのかを考えて行動しろ」を叱咤してます。
ビジネスマンには 「自調自考」 だけでなく 『自責自行』 が不可欠です。
簡単に解釈すると「自分で調べ、自分で考え、責任をもって行動する」ということでしょうか。

ちなみに新卒社員の模範となる先輩・上司に告ぐ言葉として・・・。
「自身の(担当)責任を認識し、自身が行うべきことを明確にすること。そして責任ある行動で模範を示せ。」