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企業を元気にさせる辛口コンサルタント戦記

日本経済を支えている中小企業事業者の為に 24時間戦うコンサルタントのTAKAです。よろしく~

『肩書き』

2006-07-06 09:33:58 | ビジネス
おはようございます。TAKAです。
今日は、ある会社での出来事です。4月に人事制度を変更し、役職制度と人事考課制度を新たに取り入れた会社での話です。従業員200人程の会社ですが、3ヶ月経過し、社内が大揺れしていました。
その会社は、風通しも良く、社員から直接社長に意見を言えるシステムを導入しているのですが、社員から、これまでになかったような不平不満が殺到していたようです。今年の新卒社員からもあったそうです。
緊急の人事会議ということで参加したのですが、単なる反省会のような感じで、人事部長の良く分からない言い訳に終始しました。
制度改革なので、私もそう簡単に見直しをするものではないと発言しましたが、何らかの手を打たねば収拾がつかない状況かもしれません。(ごく一部の社員に振り回されているような感じもしました・・・)

人事制度改革の内容自体には問題はないと思いましたが、要はこの会社の現状には、その手法が適合していなかったということなのです。
社業も安定していた為か、組織を固めるために、組織形態を重視し、「役職制度」を充実させ、「主任」「係長」「課長代理」「課長」「次長」「部長」と『肩書き』を多くしたのです。当初は、社長も「肩書き」が人格を変え、職位がそれなりの人間に成長させると言っていたようです。それも正解だと思いますが、ただ「人」を観ず、役職という肩書きに「人」をハメ込んだだけだったのだと思います。
その会議では、結局、役職者の研修を行うということになり、私も幹部研修の「マネジメント研修」を受け持つことになりました。取り敢えず、肩書きに見合う人間となるよう期待して・・・。

ふと、昔のことを思い出しました。私が十数年前、課長代理からやっと「課長」に昇進したとき、当時のオーナー会長にご挨拶をしたときでした。
原 「会長、このたび課長職を拝命しました。ありがとうございました。課長職に恥じぬよう頑張ります」
会長「馬鹿やろう。何エラそうなことを言ってるんだ。お前が課長になれたのは、ただ課長代理の仕事ぐらいは出来るようになったからで、偉くなったわけじゃない。今日からお前は、「課長見習い」なんだよ。課長として認められるのは、その上になった時なんだよ。」

と、目から鱗が落ちるような指導を頂きました。今も忘れられない言葉です。