こんにちは。TAKAです。
今日は、昨日に続き、私が思う現代の理不尽さを少し書きます。
今、あるクライアント会社の訴訟案件をフォローしています。
民事・刑事の両面から原告として訴訟をしています。
当然、顧問弁護士が担当しているのですが、刑事事件に関しては、警察がその訴状を受理するか否かが、第一関門となるのです。
そして第二関門は、その事件の捜査がいつ開始されるかなのです。いわゆる証拠収集ですが、複数の事件を抱えている警察署では、いつ捜査を開始するのか全く分からないのです。
第三の関門は、その事件の証拠等や証言が集まったら、担当の検事(検察)書類が回り、その内容で起訴するか否かを検事が決めます。
予定通り、起訴が決まれば、後は裁判となるのですが、内容によっては1年以上かかることもあります。逆に証拠が不十分だと(検察が裁判で勝てないと判断したとき)不起訴処分になってしまうのです。
今回の事件は、知能犯課が担当する事件なのですが、一人の顧問弁護士は、証拠も十分あるというのに、「警察は、なかなか受理しないからなぁ~。民事で損害賠償を先行してやったほうが良いかも知れないな」と、端から刑事告訴は受理されないと決め付けていました。
私も??と思い、自社の顧問弁護士に聞くと同じようなことを言ってました。そして驚くことに、警察は人手不足という理由で、難しい事件は嫌がるということでした。
そんなことはないだろうと思い、弁護士に訴状を作成してもらい、警察署に行きました。
あるだけの証拠や証言を準備して行ったのですが、その内容を十分に見ず「とりあえず、預かります」という返事でした。「では、いつ訴状を受理してくれるのですか?」と聞いても、「いやぁ~わからんね。この件だけをやるわけにもいかないしね。良く見ておきますよ」との回答。
渋々、その日は帰りましたが、同行の弁護士も「まぁ、こんなもんでしょう」と平然としてました。
その後、私も意地になり、1日置きに電話していると、ようやく「明日、来てください」と言われ、翌日弁護士と同行して行きました。
そこで言われたことは、「内容は良く分かりました。ただ、この証拠内容では、すぐに受理はできませんね」と言われたので、私も「じゃ、何が足りないのですか」と聞いても、明確な回答はなく、逆に「本人(容疑者)は、なんと言ってますか?これらの証拠について、認めてますか?」という信じられないことを言ったのです。
これには私も少々逆上し、「刑事さん、被害にあった者が、相手になんて聞くのですか?会って、証拠を突きつけ、観念しろって言うのですか? そもそも証拠というものは、警察の捜査で固めるものではないのですか? 私たちには捜査する権限がないはず、どうやってこれ以上の証拠や証言を取れというのですか。 私たちが勝手にあれこれ、刑事さんみたいに動いてもいいのですか。・・・・・」と捲くし立てると同行の弁護士もあわてて、「刑事さんはそんなことは言ってないよ・・・」と逆弁護してました。
さらに私は血が上っていたらしく、「目の前に犯罪者がいても、証拠証拠を言うのが警察なのですね。犯罪者に優しい国なのですね。以前にも、ストーカー殺人で埼玉県警のミスで叩かれましたよね。事件の経緯は知りませんが、警察がこんな対応だったいうのなら、あの事件も納得できましたよ」というと、刑事課長さんが、恐ろしい顔をして、「○○さんの言いたいことは分かります。私どもも受理したくないわけでもないし、事件を有耶無耶にする気もないのです。この刑事もあなたに証拠を集めろって言ってはないのですよ。ただ、今の状況では難しいと申し上げているのです。」・・・と、刑事ドラマの慰め役のように言いました。
その後、私の行動は具体的にはいえませんが、警視庁にも行き、国会議員さんにも聞いてもらい、元検事の弁護士にも相談し、警視庁OBの方にもアドバイスをいただきました。
おかげさまで、告訴状は正式に受理していただき、現在刑事事件として進行中です。
ただ、それでも、弁護士からは、「担当検事が起訴するかどうかは、分からんよ」といわれてます。
これが普通のことなのか、これで良いのか・・・。良く分かりませんが・・・。
やはり、思い浮かぶ言葉は、
「理不尽」である。
今日は、昨日に続き、私が思う現代の理不尽さを少し書きます。
今、あるクライアント会社の訴訟案件をフォローしています。
民事・刑事の両面から原告として訴訟をしています。
当然、顧問弁護士が担当しているのですが、刑事事件に関しては、警察がその訴状を受理するか否かが、第一関門となるのです。
そして第二関門は、その事件の捜査がいつ開始されるかなのです。いわゆる証拠収集ですが、複数の事件を抱えている警察署では、いつ捜査を開始するのか全く分からないのです。
第三の関門は、その事件の証拠等や証言が集まったら、担当の検事(検察)書類が回り、その内容で起訴するか否かを検事が決めます。
予定通り、起訴が決まれば、後は裁判となるのですが、内容によっては1年以上かかることもあります。逆に証拠が不十分だと(検察が裁判で勝てないと判断したとき)不起訴処分になってしまうのです。
今回の事件は、知能犯課が担当する事件なのですが、一人の顧問弁護士は、証拠も十分あるというのに、「警察は、なかなか受理しないからなぁ~。民事で損害賠償を先行してやったほうが良いかも知れないな」と、端から刑事告訴は受理されないと決め付けていました。
私も??と思い、自社の顧問弁護士に聞くと同じようなことを言ってました。そして驚くことに、警察は人手不足という理由で、難しい事件は嫌がるということでした。
そんなことはないだろうと思い、弁護士に訴状を作成してもらい、警察署に行きました。
あるだけの証拠や証言を準備して行ったのですが、その内容を十分に見ず「とりあえず、預かります」という返事でした。「では、いつ訴状を受理してくれるのですか?」と聞いても、「いやぁ~わからんね。この件だけをやるわけにもいかないしね。良く見ておきますよ」との回答。
渋々、その日は帰りましたが、同行の弁護士も「まぁ、こんなもんでしょう」と平然としてました。
その後、私も意地になり、1日置きに電話していると、ようやく「明日、来てください」と言われ、翌日弁護士と同行して行きました。
そこで言われたことは、「内容は良く分かりました。ただ、この証拠内容では、すぐに受理はできませんね」と言われたので、私も「じゃ、何が足りないのですか」と聞いても、明確な回答はなく、逆に「本人(容疑者)は、なんと言ってますか?これらの証拠について、認めてますか?」という信じられないことを言ったのです。
これには私も少々逆上し、「刑事さん、被害にあった者が、相手になんて聞くのですか?会って、証拠を突きつけ、観念しろって言うのですか? そもそも証拠というものは、警察の捜査で固めるものではないのですか? 私たちには捜査する権限がないはず、どうやってこれ以上の証拠や証言を取れというのですか。 私たちが勝手にあれこれ、刑事さんみたいに動いてもいいのですか。・・・・・」と捲くし立てると同行の弁護士もあわてて、「刑事さんはそんなことは言ってないよ・・・」と逆弁護してました。
さらに私は血が上っていたらしく、「目の前に犯罪者がいても、証拠証拠を言うのが警察なのですね。犯罪者に優しい国なのですね。以前にも、ストーカー殺人で埼玉県警のミスで叩かれましたよね。事件の経緯は知りませんが、警察がこんな対応だったいうのなら、あの事件も納得できましたよ」というと、刑事課長さんが、恐ろしい顔をして、「○○さんの言いたいことは分かります。私どもも受理したくないわけでもないし、事件を有耶無耶にする気もないのです。この刑事もあなたに証拠を集めろって言ってはないのですよ。ただ、今の状況では難しいと申し上げているのです。」・・・と、刑事ドラマの慰め役のように言いました。
その後、私の行動は具体的にはいえませんが、警視庁にも行き、国会議員さんにも聞いてもらい、元検事の弁護士にも相談し、警視庁OBの方にもアドバイスをいただきました。
おかげさまで、告訴状は正式に受理していただき、現在刑事事件として進行中です。
ただ、それでも、弁護士からは、「担当検事が起訴するかどうかは、分からんよ」といわれてます。
これが普通のことなのか、これで良いのか・・・。良く分かりませんが・・・。
やはり、思い浮かぶ言葉は、
「理不尽」である。