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企業を元気にさせる辛口コンサルタント戦記

日本経済を支えている中小企業事業者の為に 24時間戦うコンサルタントのTAKAです。よろしく~

『肩書き』

2006-09-15 14:24:33 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
東京は、朝晩は特に気温が下がり、そのためか体調を崩す人が続出してます。
週末も天候が悪いとのことです。最近、周辺明るい情報がないためか、心寂しい状態です。

今日は、ある会社の出来事を書きます。
東京に単身赴任していた人が、急遽、家庭の事情で実家に戻ることになりました。親が病弱でそばに居てやらなければならないという理由でした。
会社側は、その人の東京での貢献や活躍を評価し、自己都合の転勤を認めました。
ただ、実家の近くの勤務先では、東京(本社)と同等の部門がないため、一時的にも所属部署を当て込む方法しかありませんでした。
また、給与などの待遇もスライドさせ、維持するようにしておりました。
会社として、最大級の特例処置をしたと思います。

しかし、着任2日後、急に退職したいとの申し出がありました。なぜ、どうしてと、聞いてみると・・・。
本人は、周囲には転任地の職場の仕事内容や人間関係を言っているようでしたが、上司がよくよく話を聞いてみたら、何のことはない本人の肩書き(職位)がないから、面白くないようでした。
当然、会社は組織であって、個人の異動や希望で職位を決めるものではない。ましてや急な異動であったため、会社は待遇だけを優先し、職位はその後と考えていたようです。

年齢的にも、職位=社会的地位と考えるのは、分からないまでもないですが、本人の都合で転勤がかなう会社は、少ないと思います。その恩は、感じないのでしょうか。

おそらく結果的には、それなりの職位と立場は明確になるのでしょうが、会社としては「辞める」といった人間に対し、優遇処置はないと思います。それこそ「ゴネ得」になってしまい、組織統制が取れなくなってしまうからです。

なぜ「職位」「肩書き」に拘るのでしょうか。
理解できないこともないですが、私には、良く分かりません。
しかし、いろいろな人がいます。難しいですね、人事は。

たかが「肩書き」、されど「肩書き」・・・ですね。

『会議』 ②

2006-09-14 12:22:49 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
昨日、今日と東京はとても寒い日です。このまま急速に秋になるのでしょうか。
きょうは、会議が長く、多い会社の話を少し書きます。

本来、会議とは打合せやミーティングのレベルとは違い、意見交換のレベルでもなく、ある種の「意思決定」がなされるものである。

然るに、会議を開催するには、その準備・段取りに8割以上の労力が必要となる。段取り8割というやつである。それくらい真剣に準備し、決定内容に不備や瑕疵がないよう進めなければならない。

最悪の会議とは・・・、
○思いつきの議題が多い会議
○資料不足、事前準備不足、事前検証不足の状態で、議論する会議。
○最後まで、意見の交換(悪く言えば、言いたい者が言いたいことをただしゃべっているだけ)で終始する会議。
○何の展開・決定事項もなく終わる会議。
○時間の概念のない会議
○リーダー(まとめ役)のいない会議
○議事録が書けない会議(書く内容がない会議)

最悪の参加者とは・・・、
○部外者のように聞き流している者。
○何を考えているのか分からず、一言も意見を言わない者。
○何かにつけて、批判やケチをつけるだけで、代替案もなく反対論者ブル者。
○「ご意見番」のように議論の流れを様子見し、優勢側に回ろうとする者。
○会議でいい子になろうとする者。

最近、NGな会議が多く、結果ストレスが溜まることがあります。
また、会議をすることが仕事と勘違いしている幹部。暇つぶしのように会議スケジュールをたてる幹部。
商売・利益追求は、会議でするものではない。会議はビジネスの単なる1アイテムである。
そのアイテムをうまく活用し、ビジネスを成功させるのが幹部の仕事である。

会議を上手に活用している会社は生き残る

『凶器』

2006-09-13 12:21:23 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
最近、テレビや新聞の報道で”飲酒運転“に関する内容のものが多くなってます。
道路交通法の改正などで、一時的に減少しましたが昨年より、また増加傾向にあるとのことです。
今日はその辺のことについて、少々書きたいと思います。

「人間とは、地球上で最も愚かな生き物である」といった学者がいました。
生命体では、一番進化したと言われているが、進化しすぎたために地球環境を「人類」の独占所有物にしようとしたことから、「自己破滅」の道を選んだのだと考えられています。

その「愚かな生き物」という点で思うことは・・・“飲酒運転”など、「事故さえなければ、誰にも迷惑をかけない・・・」という自己中心的な発想が簡単に出来ることにある。
飲酒運転で、捕まった人のほとんどの人が、その瞬間、「飲まなきゃ良かった・・・」「運転しなきゃ、よかった・・・」と後悔をします。そして、その上、大きな事故(人身など)を起こした人は、車が「凶器」になっていることを忘れ、最初は「大変なことをしてしまった・・・」「相手の家族にどのようにして謝ったらいいんだ・・・・」「家族や会社にも迷惑をかけてしまう・・・どうしよう・・・」と考える。そして、時間がたつにつれ 「俺はいったい、どうなるんだろうか・・・」「何で俺だけ、こんなことになるのだろうか・・・」と根本的な原因より、自分の不運さを盾にして、自身の罪を「運命」にしようとする。

便利で安全な道具(車)でも正常な判断ができない状態で使うと殺傷能力の高い武器(凶器)となるのである。


現状の社会環境や法律の下では、飲酒運転はなくならないだろう。「罪を憎んで人を憎まず」の精神がある限り。「更生の機会」が与えられる限り。
「人は反省するが、忘れやすい」といわれる。

もし、本気で飲酒運転を撲滅させる気があるなら、もっと効果的な方法があるはずである。しかし、国が強硬手段を実施しないということは、ある程度の飲酒運転の発生を認めてしまっていることにはならないだろうか・・・。

無茶苦茶な理論で言えば、お酒の製造者、販売者、提供者、同席者、車の製造者、販売者にも責任があることになる。

偶々かどうかは、分かりませんが、飲酒運転による人身事故が多発しているため、このような話題となりましたが、ひとつ分かったことは・・・・・

酔って、車を運転しているということは、安全装置をはずした拳銃を利き手に持って、トリガーに指をかけながら、街中をブラブラ歩いていることと同じ状態であるということである。

いずれも「凶器」である

『計画』

2006-09-12 13:23:48 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
昨日のテレビは、やはり「9.11」のニュースや報道番組が多く、毎年の事とはいえ、5周年という理由からか中身の濃い番組が多かったように思います。
また、米国の報道では、9.11以上の大テロが近々起こるのでは。という内容の話も出ているようですが、あのような悲劇はもうたくさんです。

しかしながら、日本のきょうは「命名の儀」ということで、喜ばしい日でもあります。恐らく「仁」という漢字が使われる予想です。漢字には、大きな意味があり、不思議な力もあると思います。

さて、本日は漠然と「計画」についてのリクエストがありましたので、少々内容を絞って、書きます。

計画とは、ビジネスに限ってあるものではなく、個人の人生や夢などにも存在するものである。
そして、計画は事後に存在するものではなく、事前に企てるものであり、未来に向かって期待値(目標)を創造するものである。

特に会社、仕事上での計画といえば、一番大きなものとして「中長期事業計画」「年間予算」「半期予算」などがあるが、身近なものとして売上や生産の「月間計画」や「週間計画」である。
それぞれに「最終期待値」があり、それを達成させるための「具体的行動計画」が、計画の柱となる。また、それぞれにチェックポイント(期間の着目日)を決め、進捗管理を行う。
個人の計画でも同様に、その達成のために何をどうするのかを予め決めておかなければ、計画とはいえない。

やはり重要事項は、前記の「具体的行動策」。いわゆる「具体策」である。
具体策のポイントは、「4W1H」なのである。
このポイントの「行動可能」条件さえ正しければ、達成の可能性は出てくる。

具体策の「4W1H」とは
「いつ」 = 行動開始日や時間を明確にする
「どこで」 = 実施する場所や環境を明確にする
「誰が」  = 行動する者と担当を明確にする
「何を」  = 対象物や目標を明確にする
「どのように」 = 行動方法を明確にする

もうひとつ大事なことは、Plan-Do-Check である。
計画をたて、行動し、都度振り返り、検証して問題あれば次の手を打つ。
この繰り返しである。
この繰り返しを「継続」できるか否かが、計画書の最終目標の達成・未達が決まるのである。

『理不尽』 ③

2006-09-11 12:34:41 | ビジネス

こんにちは。TAKAです。
本日は、あの忌わしき5年前に起こった「9.11」の日です。
丁度、5年前の9月11日の夜は、仕事のパートナーと食事をして、繁華街で飲んでました。
深夜に帰宅し、テレビをつけたら画面いっぱいにビルの火災が映ってました。
何かの映画?かなと思いましたが、パジャマに着替えてテレビの方をみたら、また同じ映像が映ってました。音声を大きくするとアナウンサーが実況中継していました。

「ニューヨーク・貿易センタービル・・・」
10年前に私がサラリーマンを辞め、家族を連れて行った、あのマンハッタンで・・・・。
しばらく、テレビにしがみついて見てました。
何故?どうして?何が?誰が?何で? ?????
分からないことだらけの状況でした。

ふと我に返り・・・・・・
そういえば、今夜一緒にいたパートナーは為替取引や先物をやっている人だった。
まだ、どこかで飲んでいるのではと思い、携帯電話に電話すると
「○○さん。ニューヨークで大きなテロがあったよ!貿易センタービルに飛行機が突っ込んで、大変なことになってるよ。知り合いもそこにいるんじゃないの?」
「・・・んん?? 貿易センターで飛行機??・・・・・」
「・・・・・」 彼は、酔ってました。
「ん~で、君はそこに居るのか?」 完全に酔ってました。
「今日は早く帰ったほうが良いですよ。明日、為替も株もどうなるか分かりませんよ。朝からバタバタするはずですから、早く寝てくださいよ」
「・・・ん? 分かったよん~」 電話するんじゃ、なかった・・・。

この事件は、犠牲者のうち死者は約3,000人でした。また、約1,100人の遺体は最後まで発見されませんでした。
朝、それぞれに何かの目的を持って飛行機に乗った人。
朝、いつも通り、会社に行った人。
そんな人たちが、全く見ず知らずの意志によって、すべてを「無」にしたのです。

その人の運命だったと論ずる人もいます。
しかし、亡くなった3,000人は、自分の人生を振り返る時間も与えられずに、第三者によって幕を閉じさせられたのです。
テロの問題は、専門家ではありませんが・・・・・。

深く、より深く、憎悪に近き言葉は、
              
            「理不尽」である。