今朝、突然お客様からの電話で、
「ドバイショックで株価やドルが暴落しているようだが、今後の投資に影響があるでしょうか」
と問合せがあった。
週末詳しいニュースを見てなくて、ドバイショックという言葉がぴんと来なかったのですぐ調べてみたら、何やら債務不履行みたいなニュースがいっぱい出てきて、大騒ぎになっていますね。
単にドル安の状態を見て、「ドルのものを買っとこうかなあ~」なんてのん気にワクワクしていたんだけど、やっぱ敏感に不安を抱く投資家は多いのですね。
ドバイは昨年視察に行ってきました。
ニュースにも出ている「海のナキール」や、「陸のエマール」といった半政府系の2大不動産会社を訪ね、その将来性の凄さはよく知っています。
金融の市場を、我々素人が断言できる世界ではありませんが、自分の投資に不安のある方は、次のように考えてみては如何でしょうか。
金融市場に集まっている投資資金は、市場がどうであれどこかに投資されています。
市場の上げ下げに敏感に反応する投資マネーは、危険要因のニュースが流れた瞬間に、
少しでもリスクが低いと思われる先に移し変えられるのです。
この時、メディアも拍車をかけて、危機だ!ショックだ!と煽り立てます。
機関投資家並の資金移動と同様に、さも一般の人も同じ行動を取らないと大損害を受けるタッチのニュースが先行しますね。
ですから、みんながパニック状態で「大変だ、大変だ!」になるのです。
まずは、自分の投資が何に影響される投資なのかということを理解して下さい。
例えば、株の現物投資をされているなら、銘柄によりその動きは変わってきますので早い行動が求められるかも知れません。
しかし、同じ現物株でも、トヨタなどの大手企業株を持っていたとしたら、株は資産として持つ方もいるので(要するに目先の売買利益狙いではないということ)このような場合、多くはじっくり長期で構えることになります。
また、投資信託で株式が組み込まれている場合は、ファンドのシステム自体がリスク分散を
されたパッケージ商品ですので、現物株と同じ目線では判断できないでしょう。
だから、全ての状況に対応できる投資方法はありませんので、必然的に分散投資が求められます。
今回は、米経済の先行き不安の上に、中東不安がかぶさり、変化のない日本が一旦買われている状況でしょう。
この米国不安はしばらく抜け出る糸口が見込めませんから、円高は継続する、または更なるドル暴落を予言する方も最近は増えてきました。
(為替の話題は、いつもころころ変わりますが・・・)
もしそうだとすると、私がブログでお勧めしている積立ファンドや、向う10年先の北米をにらんだランドバンキングは米ドル投資ですから、最良の選択となることが分かります。
さらに、昨年のリーマンショック以前から運用してきた121システム。この数年の乱高下の市場の中、現在のリターンを何ら変えることなく配当し続けています。
今回の波乱の中でも安定した利益が見込めると期待しています。
このように、為替や日経などの市場取引されている先物運用は、絶対利益の追求ができますので市場の乱高下が逆に楽しみにもなっています。
ドル安の今、ドル資産を持つことで将来メリットがあると思うのは、個人的にアメリカという国が経済的に一人負け状態で潰れることはないと考えているからです。
よく言えば、アメリカ以外の国で世界を牽引できるリーダー国は未だ存在しないこと。
悪く言えば、アメリカは戦争をしてでも自国の活路はキープする国だということです。
日本のようなのん気で優しい国ではないのです。
如何でしょうか。
投資商品の見方一つで、ニュースの見方も変わるのではないでしょうか。
私たちは日本の投資商品を超えて選択肢を持っています。
ですから、市場の混乱がかえって自分のプラスになることが多い気がします。
昨年からの金融恐慌の中、わくわくした気持ちで動向を見守り、結果として大きな利益を取れたのもそのような環境で投資をし続けていたからだと思います。
ニュースは、視聴者の注意を引くように人為的装飾が必ず入っています。
振り回される前に、まずは自分が持つ武器の性能(投資商品の特性)を知りましょう。
そうすると、どんな敵が来ても大丈夫・・・と思えるようになるかもしれませんね。
投資は楽しんで行ないましょう!