月日が過ぎるのが異様に早い!!
年を取ったせいか、毎日の過ぎるスピードがものすごく早く感じる。気がつけば今年も5ヶ月が終わろうとしているではないか！
今月の運用は、いろんなものがかなり順調に結果を出しているようだ。皆さんは毎日のニュースで不況の話ばかりに目が行って、市場の動きを無視していないだろうか。日経平均株価も、今月は9000円台半ばを保ち、ニューヨーク、香港、シンガポール、アラブなどなど、世界の市場で株価が戻っている状況である。
この調子で、中盤以降も順調に運用が続けばいいなあと期待しているが、まあ、常に分散しておく必要はありますね。
よく相談を受ける際に聞かれるんですね。
「タイソンさん、一番いい運用は何ですか？」
こう聞かれたら、私は必ずこう聞き返しています。
「あなたはどうなりたいのですか？」
一番いい運用とは何だろうか？それは、その人によって全て違うものだと思う。
ある人は、元本が守られて年利１０％が出るなら最高と言うかも知れないし、ある人は、毎月１０％以上のリターンがないとだめだという人もいる。
私は脱サラした後、ある時期ＦＸ（外国為替証拠金取引）に没頭した時期がある。投資家を目指していた私にとって、株取引よりスピーディーで相場の上げ下げに関らず利益を追求できるＦＸ運用は、インターネット環境さえあればどこでも投資ができることで、のめり込んだのだ。
ＦＸ取引に、ビギナーズラックがあるかどうかは分からないが、最初の頃はとにかく利益が出まくった。月間で50％以上は当たり前。2、3日で資金を倍にしたことなど珍しくなかった。皆さんは、信じられるかなあ。
ところが、やはり素人だから安定して利益を確保できない。大負けすることが多くなり、何度かマージンコール（強制決済です
）を経験しながら、資金も大きくつぎ込んでいった。
そんな中、ある時原資が3万円を切り、箱テン状態の崖っぷちから、何と2ヶ月弱で、1200万円ほどの利益を上げてしまったのである。月利換算でプラス20000％だ!!
この時は、トレーダーの感覚が完全に麻痺してしまい、資金に見合わないハイレバレッジで大量のポジションを売買していた。
しかし、この取引手法で勝ち続けるには無理があると思った私は、「どうせなくしたも同然の資金だ。リアルマネーで検証してやろう。」と考え、その無謀な取引を続けたら、1ヵ月半で全部吹っ飛んでしまった。
2ヶ月で資金を400倍にして、あっという間になくてしまった、ある意味「気持ちの良い」この取引をギャンブルと言わずに何と言うだろう。
しかし、これもまた「投資」なのである。
これからの日本は、「コツコツ働き、コツコツ貯めて、悠々自適な老後を送る」ことは不可能に近いと思う。利息はなく、給料は上がらず、年金も出なくなると言われているのだから。年金の記事についてはこちら
自分が生活していくために、国や自治体の援助がなくても生きられる準備をすることは不可欠だと思う。
「そんなことは日本国家が何とかするはず」と国に期待している方は、本気に政治にかかわり、国民のために国づくりする政治家を育てて、真剣に政治活動するべきではないかな。
私も国がつぶれて欲しくはないが、もしものリスクヘッジとして利息生活ができる準備をしておけば、たとえ年金が出ないといわれても何も困らないんじゃない？と考えている。
そこで、その人それぞれにあった運用方法が必要になってくるのだ。
最近では、ＦＸの自動売買ソフトが国内で多く出回っている。その販売に関る人の話を聞くと、「うちの商品は他社よりこれだけ良いから」と言って購入を迫る。
その商品が代理店販売であろうがネットワーク商材であろうが、売る側はただの営業マン。その商品を売りたいだけである。買う側の都合は関係ない。
買う人の中には、ＦＸの運用はファイナンシャルプランに合わない方もいるのだ。そういう買う側の状況はお構いなしに勧めてくる。
そこで、「自分はどうなりたいのか」を考え直して欲しいのだ。
今すぐ、高配当のお金を手にしたいのか、10年先に年金暮らしの足しにするのか、30年後の自分の老後を利息生活でまかなうのか。
そして、そのリスクはどこまで受け入れられるかである。
簡単に言えば、「毎月高配当の利益が欲しいが、原資が目減りすることは許せない」と言う方は、投資はできないと言うことを認識するべきである。
そこで、少しでも原資が目減りするおそれがあるのに「大丈夫ですよ、安定して利益が出続けますよ。」と勧められたら、それは詐欺だと判断して間違いない。
投資をする側も、投資を勧める側も、それなりの知識と考え方をもって臨まないと「あの人が儲かると言ったから」「あの人を信用してるから詳しいことは分からない」などと、人任せな人ばかりになり、いつまでも投資が根付かない日本から抜け出せないだろう。
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