たけしのニッポンのミカタ！という番組で面白い実験をしていた。
日本人と在日外国人の一般的な家庭に、１０万円を渡して家族で贅沢をして下さいという実験。
昔から日本人は質素倹約を美徳とし、戦時中は、贅沢は敵とまで言われた歴史があるので、贅沢が苦手だという構成から実験するのであるが、この光景がかなり面白かった。
日本人家庭は親子５人でその使い道を検討。みんなが勝手にやりたいことを言うばかりでまとまらず、挙句の果てに均等に分けてそれぞれ好きなことに使おうとまで言い出す始末。
結局、普段は食べられないような高級料理を食べようという話に落ち着き、いざ焼肉屋へ。次から次へと運ばれる最高級牛肉の皿に、家族全員が携帯電話で写真撮影に没頭・・・。
その後会計をしても全部は使い切れず、どうやって使おうかと駆けずり回り疲れ切ってしまうという状況だ。
かたや外国人家庭。同様にリビングで使い道を検討するが、日本人と大きく違うのは、提案する相手の意見をきちんと聞いて「それはいいね」とみんなが反応するところ。決して自己主張だけすることなく皆が意見を言うが、最後にはお父さんがみんながハッピーになる提案をして計画が盛り上がるところなどは、テレビの絵取りとは言え、大きく印象が違って見えた。
外国人家族が選んだ使い道は、山奥のバンガローを貸し切り、家族で自然を満喫し、バーベキューを楽しみ、一家団らんの家族旅行を楽しむことだった。
番組の趣旨は、たまに贅沢をすることで脳にドーパミンが分泌され、生活に活力ややる気が出て仕事なども順調にいくようになることの実験だったのです。
行動の違いはあっても、ぎこちない贅沢をする日本人の脳は、十分ドーパミンで満たされ、やる気スイッチが入るのでした。めでたし、めでたし・・・。
私は、良く講演会で皆さんに尋ねることがあります。
皆さんにとって「豊かさ」って何ですか？
豊か＝お金
これが間違いだとは言いません。お金があれば豊かさを実感する事はできますし、逆に、お金がないのに「ボロは着てても心は錦」とかっこ良くはいかないのも現実でしょう。
あなたが本当に手に入れたいものは何でしょうか。
年間３万人もの人が自ら死を選ぶ理由は、全てお金だったのでしょうか。
私は今月で、脱サラしてちょうど５年を迎えました。
公務員を辞め、この間何の技術も資格もない私にとっては、初めての社会経験が本当に多かったのです。
そして今、時間に縛られず、好きな仕事をして、メールや電話でいろんな人とお話しすることを楽しみながら過ごすことができています。行きたい時にどこでも出かけて行けるようになりました。私には自由な時間という「掛替えのない贅沢」を手に入れたわけです。
これはお金では買えない贅沢だと思います。
中には「儲けたからできるんだろ？金がなきゃできないよ。」という方もいるでしょう。その方は、自分ならいくらあれば悠々自適な生活ができるか計算してみて下さい。
そして、そのお金を手にする方法を、日本だけの常識でなく世界の常識を使って検討してみましょう。
これが私自身もやってきた「人生の皮算用」です。今私がやっている本業でもあるのです。
人生の皮算用には、お金を増やせる人間作りが大切です。必要なものと欲しいものを区別し、効果的な節約の下に資金を蓄え、そして適切なリスクを取って運用する。
一気に書きましたが、これが板に付いた人は必ず「豊かさ」を手に入れます。人間はそうなっているのです。
この続きは、是非、講演会の生トークでご確認下さいね。今月は大阪、東京でお話いたします。
●お金のセミナー大阪公演
３月２０日(土)１４：００～１６：００
場所：ジースリー大阪本社
●お金のセミナー東京公演３月２１日(日)１３：００～１６：００
場所：アットビジネスセンター八重洲三号室
参加費：初回1000円（主催者会員の方は無料）
講師：杉野信幸
主催：ジースリー株式会社
金商法登録番号：関東財務局長（金商）第1928号
投資助言・代理業 第二種金融商品取引業
完全予約制ですので、参加ご希望の方は必ずメッセージ欄から、
●お名前（匿名はご遠慮下さい。）
●電話番号（ご連絡の取れる電話番号）
●メールアドレス（パソコンからのメールを受信できるもの）
をご連絡下さい。
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