いわき平競輪「選手の風」

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明日からお祭りでーす☆競輪祭

2012-11-28 19:48:18 | 競輪

今年最後のG1、明日から競輪祭です。

GP出場者が2日の4時30分過ぎには決まります。


初日・全選手インタビュー、じっくり読んでしまいました。


あしたから、お祭りでーす!


初日出走表



e-shinbun CM




9レース
(9)山崎-(1)佐藤-(4)山田
(8)山口
(3)桐山-(7)勝瀬
(2)川村-(5)東口-(6)佐藤


10レース
(7)佐藤-(1)伏見
(9)神山-(3)飯嶋
(2)村上-(5)市田
(4)芦澤
(6)吉田
(8)小嶋


11レース
(5)井上
(7)平原-(1)長塚-(8)十文字
(3)深谷-(4)山田
(6)松岡
(9)渡邉-(2)成田

12レース
(6)阿竹-(3)岩津
(9)浅井-(1)山口
(2)武田-(4)岡田-(8)後閑
(5)藤木-(7)村上








「風の中で」弐、

2012-11-28 14:59:05 | インポート
 僕も兄も乗り物が好きらしい。

 「とーちゃーん、とちゃーん、あんちゃんが川へ、川ん中、、おっこちたぁー」。
「ねーちゃん、ねーちゃん、大変だぁー」。
兄は、農作業をする近所のトラクターに乗って運転を手伝っていた。僕は運転をする兄を見て、カッコいいと思っていた。あの大きな機械を動かしている兄の姿が大人に見えた。トラクターを操る兄は畑を行ったり来たり、豪快な動きに見とれていた。
ところが、ギヤの操作ミスだったのか、バックするはずのトラクターが突然前へ進み2メートル下の川へ転落した。
その一部始終を、僕は目の前で見る事になった。今でも鮮明に脳裏に残っている。衝撃な出来事だった。
川の深さは30センチほどで、トラクターは上下逆の形で川へ落ちている。兄の姿は無かった。トラクターの下敷きになりながら川の中だった。
「おーーい、みんな早く来い、早く来い」と農作業中の近所のおじちゃんが叫んだ。家族みんなは何がどうしたのかも分からず、ひたすらトラクターを持ち上げようとした。大きな何百キロもあるトラクターだ。簡単には持ち上がらない。人が足りない。僕は母親から、
「早く近所から人を呼んで来い」と言われ走った。
 それから数分の時間が流れ、兄は川の中から助け出されたが、生きているのか死んでいるのか全く分からなかった。消防署も救急車も全く近くには無かった。道路も舗装されていない時代だった。何処もが砂利道である。
車を所有している叔父さんが駆けつけていた。その車でひん死状態の兄を乗せ病院へ向かった。僕はあの衝撃を目の当たりにしたので怖くなり、自宅で翌日の朝まで姉の側から離れなかった。寒かった。兄は死んでしまったのだろうか。その事ばかり考えていた。


「風の中で」壱、

2012-11-26 14:31:04 | インポート
 1970年春、僕は田圃のあぜ道を駈けていた。1人ではない。自転車に乗っている兄と一緒だった。
 兄は、初めて親に買って貰った自転車の乗っていた。だが僕は、兄の乗る自転車を1つの大きな輝きのように見えた。僕は自転車の速さなど何も感じなく、ただ嬉しさでいっぱいだった。
 どのぐらい走っただろう。僕は何を思ったのか、兄が自転車を乗っているのにも関わらず田圃へと突き落とした。嫉妬なのか悔しさなのか、何故そのような事をしたのか今でも謎である。それもその後どうなったのか思い出せないでいる。
 数日の時が流れ、僕は兄の自転車に乗る事が出来た。大きな自転車だった。もだ小学生にもならない僕は自転車が大きく見えたんだろう。自転車を普通に跨ぐ事も出来ず、三角乗りだ。器用かもしれないが、昔はあたり前の乗り方だ。そうやって初めて乗る兄の自転車に喜びを感じ、速さに感動した。疲れなんで感じない。風が気持ちいい事なんてどうでもいい。自転車で走れる事だけに夢中だった。その時からだったか、自転車を自分の宝物にしたかった。