クラスター

Cluster 

クラスターは1971年に結成され、

西ドイツのクラウトロックとコスミシェの音楽シーンに関連した、

ハンス=ヨアヒムレーデリウスと

ディーターメビウスで

構成されるドイツの音楽デュオ。

Dieter Moebius  (16 January 1944 – 20 July 2015)

Hans-Joachim Roedelius(born 26 October 1934)

クラウトロックの先駆者の一人、ディーター・メビウスが逝去。享年71歳

2015.7.22

クラウトロックのミュージシャンとして知られるディーター・メビウスが亡くなったことが明らかになった。享年71歳だった。

エレクトロニック・ミュージック界隈において広く先駆者として知られたディーター・メビウスだが、現地時間7月20日に亡くなっている。この悲報はハーモニアのバンド・メンバーであったミヒャエル・ローターとハンス・ホアキム・ローデリウスによって明らかにされた。

ノイ！のミヒャエル・ローターはフェイスブックに次のように記している。「ディーター・メビウスと彼の唯一無二の音楽の友人たち全員にとって、とても悲しいニュースが今日届いた。僕らの友人であり、隣人であり、コラボレーターでもあった彼が今日の朝、亡くなった。僕ら全員から彼は深く惜しまれることになるだろう」

ディーター・メビウスは、ハンス・ホアキム・ローデリウスとタンジェリン・ドリームのコンラッド・シュニッツラーと共に1969年にバンドを結成し、シュニッツラーが脱退後、Clusterと改名している。

ディーター・メビウスとハンス・ホアキム・ローデリウスは、ミヒャエル・ローターと1973年にハーモニアを結成。この時、ミヒャエル・ローターはサイド・プロジェクトを追求するため、ノイ！での活動を休止していた。

ブライアン・イーノとのコラボレーションでは、1977年に『クラスター＆イーノ』を、翌年に『アフター・ザ・ヒート』をリリースしている。

プロデューサーのポール・エプワースは、ツイッターでディーター・メビウスに対しての哀悼の意をツイートしており、次のように記している。「ディーター・メビウスが亡くなったと聞いて、ひどく悲しんでいる。クラウトロックについてヴィジョンを持った真の人物の一人だった」

クラスター

ベルリンのアート/音楽集団Zodiak Free Arts Labを母体として1969年に結成。同時期に活動していたクラフトワークらと共にクラウトロックを産み出したパイオニアであり、クラフトワークが『Autobahn』で電子楽器によるシーケンスを打ち出したその一方で、クラスターはマシーンによる神秘的で革新的な音楽言語を創造し、"kosmische"(コズミック=cosmicのドイツ語)と形容されるサウンドの流れを決定づけた。代表的な作品にして音楽史に残る名作として、『Klopfzeichen』(1970年)『Zwei Osterei』(1971年) 『Cluster ('71)』(1971年)『Cluster II』(1972年)他多数。
初期はハンス・ホアキム・ローデリウスとディーター・メビウスに加え、タンジェリン・ドリーム(Tangerine Dream)のオリジナル・メンバーであったコンラッド・シュニッツラーとのトリオ編成であり、この時期の作品はKluster名義で発表。コンラッド・シュニッツラー脱退後はClusterとして活動している。
デュオとしてのみならず、ブライアン・イーノやドイツ音楽シーンの最重要プロデューサーであるコニー・プランク、元クラフトワークでノイ!(Neu!)のオリジナル・メンバーでもあるミヒャエル・ローターらとのコラボレートにより自身の音楽を発展させており、中でもディーター・メビウスがコニー・プランクとグル・グルの異能ドラマー、マニ・ノイマイヤーと組んだMoebius, Plank, Neumeier名義での『Zero Set』(1983年)は、あのRicardo Villalobosが人生でもっとも影響を受けたアルバムであると公言しているように、現在のテクノからディスコ・ダブにまで決定的な影響を与えた名盤。
また、ローデリウスとメビウスはミヒャエル・ローターとのトリオとしてもハルモニア(Harmonia)を結成しており、『Musik von Harmonia』(1974年)『De Luxe』(1975年)の二枚の作品は、現在の音楽シーンにまで繋がるエレクトロニック・ミュージックの歴史的名作として確固たる評価を獲得している。尚、ハルモニアとブライアン・イーノによるセッションとして録音されていながらも97年まで発表されることのなかったHarmonia 76名義の『Tracks & Traces』は、ダブステップの鬼才アーティスト、シャックルトン(Shackleton)によるオリジナルへのリスペクト溢れるリミックスが2009年後半に突如として発表され、従来のジャーマン・ロックのフィールドを打ち破る流れに驚嘆の声が集中。さらに2010年においても英国の名門レーベルSoul Jazzより発表された決定盤的ドイツの電子音楽コンピレーション『Deutsche Elektronische Musik; Experimental German Rock and Electronic Musik 1972-83』ではクラスター、ハルモニア、ローデリウスやメビウスのソロ楽曲などが収録曲のうち圧倒的多数を占めるなど、多方面で話題と再評価の渦を巻き起こしている。

Cluster were a German musical duo consisting of Hans-Joachim Roedelius and Dieter Moebius, formed in 1971 and associated with West Germany's krautrock and kosmische music scenes.Born from the earlier Berlin-based group Kluster, they relocated to the countryside village of Forst, Lower Saxony in 1971, where they built a studio and collaborated with musicians such as Conny Plank, Brian Eno, and Michael Rother; with the latter, they formed the influential side-project Harmonia. After first disbanding in 1981, Cluster reunited several times: from 1989 to 1997, and from 2007 to 2010.

AllMusic described the group as "the most important and consistently underrated space rock unit of the '70s." Music historian Julian Cope places three Cluster albums—Cluster (1971), Zuckerzeit (1974), and Sowiesoso (1976)—in his Krautrock Top 50and The Wire places the debut album in its "One Hundred Records That Set The World On Fire".

CLUSTER II CLUSTER REACTIVE / ESOTERIC

 

Cluster & Eno Cluster And Eno Bureau B