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ジャック・ケッチャムの物足りなさ

2006年11月07日 | ヒトゴロシ

ジャック・ケッチャムの「オンリー・チャイルド」「隣の家の少女」「地下室の箱」を立て続けに読みました。

うーん、物足りまっせん、弱いです

確かに虐待描写はけっこうエグイとこまで突っ込んでいますし、ストーリー展開も前フリも計算高く見事ですし、殺人者の心の殺伐さもうまく描けてはいます

エンタテーメントです

メルヘンです

リアリィが丸っきり欠落しています

やっぱり本物のイカシタ連続殺人者・快楽殺人者のイカレポンチ具合が丸っきり出ていないんですね

ってゆーか、こいつらのノン・フィクションに接したら、もー誰もかないっこないのはわかりきっていましたが、もう少し頑張って欲しかったですねJ・ケッチャム

空虚感、カラッポ感、に差異が見られます。やはりフィクションは普通の通常の人間の考える範疇を脱していないわけで、人間味が感じれた時点でこの勝負は負けです、なにしろあいつ達のイカレ具合は、はるかに遠い、どこらへんの物差しで計ったらそーゆー行動に出れるのかな、と空前絶後、「遠い」んです。

なんで?なんで?なんで?のクエスチョンマークだらけの奴らです

J・ケッチャムはあまり「?マーク」が出てきません、「あーやっぱりそーなんか」てそれだけ

あまり使いたくない諺ですが「現実は小説より奇なり」でして

J・ケッチャムは日本のしょぼい殺人手記にも負けていました、残念!(古っ)

でも明日は「老人と犬」を買うことになるでしょう

(注)上の画像のご夫婦(Fredrick West & Rosemary West)は凄いんです、義務教育じゃないので各自で調べてみて下さい

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