すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

殉教者は死なないらしい「マーターズ」

2012年03月17日 | 映画・テレビ・動画

martyr"殉教者”
語源のギリシャ語は”証人”を意味する

殉教

マーターズ [DVD]
クリエーター情報なし
キングレコード


昨日観た「ホステル」が あんましガッカリもんだったので
口直しのため早朝から「マーターズ」を観る
掴みはOK
出だしからなかなかのヨーロピアンスタイリッシュをもって
阿呆丸出しのホステルより賢そーでポエム
映画的にはムカつくこともなく大人しく観れる
あーよかった
でも心地よい復讐譚かと思いきや そーでもない様子
残虐性とグロっぽさはまぁそこそこ
あきたりないといえば慊い
それは仕方ないかとあきらめる
おっちゃん的にはもうちょっとザクザクいってくれてもエエんやでぇ~



後半から展開が変わり
屁理屈と臨床実験が始まりまして困りました
とりあえず婆の言葉を借用しておきますと

「犠牲者を作るのは実に簡単
 暗闇に閉じ込め
 苦痛を育む

 方法に従い 淡々と計画的に
 被験者はいくつもの段階を経る
 しばらくするとトラウマや小さな亀裂が生じ
 存在しないものを見るようになる
 
 殉教者は全くの別物
 どんな苦痛を受けても死なない
 地上の悪を引き受けて 自らの身を捧げ
 自己を超越し 変容・・・・」



僕的には鎖の長さをもっと短めに
とゆーより箱詰系で箱入り娘的監禁が望ましかったのですが
食わして 殴って 排泄して 洗って  食わして 殴って 排泄して 食わして 殴って 排泄して 食わして 殴って 排泄して
食わして 殴って 排泄して 洗って  食わして 殴って 排泄して 食わして 殴って 排泄して 食わして 殴って 排泄して
食わして 殴って 排泄して 洗って  食わして 殴って 排泄して 食わして 殴って 排泄して 食わして 殴って 排泄して
虐待し続けると何かいいものが見えるらしい
その何かいいものの様子を聞くと
婆が無責任にも自殺を実行してしまう
困ったオチ ズルいと云えばズルい
そーゆー按配の映画でした
後半が実に駆け足に御都合主義で人格崩壊とかそれを超越する殉教とかが安易に描かれ残念
人間はそんなに簡単に壊れたり超越したりはしないだろーとは思う
ま 2時間ぐらいの尺で済ます絵空事が映画だから仕方ないんでしょうが
「ホステル」よりはましだが「キナタイ」よりは劣る
ちょびっと残念
また口直しを探さなあかんがな



ダリオ・アルジェント(Dario Argento, 1940年9月7日 - )に捧ぐだって
それなら 仕方ないか 
何かお口直しお口直し


殉教 (新潮文庫)
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殉教 日本人は何を信仰したか (光文社新書)
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