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「だめだな。これからおれと一緒に暮らすんだ」佐藤宣行 新潟少女監禁事件

2014年02月07日 | 社会
平成12年1月28日、新潟県三条市で、10年間監禁されていた女性が発見保護された。
犯人は佐藤宣行(当時40歳)で、いたずら目的の犯行だった。

「だめだな。これからおれと一緒に暮らすんだ」

「友達はずっといなかった。だから話相手が欲しかった。(女の子と)友達になりたかった。」

「自分は彼女とはうまくやっていると思っていた。」

「話が合うので嫌われていないと思っていた。」

「これまで全部うまくいっていたのに。これで終わりだ」

新潟少女監禁事件(1990年11月13日~2000年1月28日)

「女の子が可愛かったし、側に誰もいなかったので」

「この部屋からは出られないぞ。ずっとここで暮らすんだ。約束を守らなかったらお前なんか要らなくなる。山に埋めてやる。海に浮かべる」

「因数分解なんかは世の中では役に立たないけど、比例式は覚えた方が良いので教えました」

「被害者は、私の言いいつけを本当によく守るようになりました。これからはずっと、一緒に暮らしたいと思いました。競馬や自動車など、対等に話ができた。被害者のことは、基本的に好きだった。同世代の女性と思っていた。かけがえのない話し相手だったので、解放することはできませんでした」

「自分はうまくやっていたと思っていたのに、実は恨まれていたんだとわかった」


2000年1月28日、
医療保護入院措置の実施のため、医療関係者、保健所職員および市職員など7名がS宅を訪れた。自宅前に2人を待機させ、5人がSの部屋がある2階に上がり、精神保健指定医が「お母さんの依頼で診察に参りました」と告げ、返事を待たず部屋に入った。
ベッドで寝ていたSはこれに気付き「なんで入ってくるんだ!」と抗議、これに対し指定医が法律を説明し、「あなたは入院が必要であると認定されました」と告知すると、Sは激しく暴れだした。
警察の応援が必要であると判断され、事前に医療保護入院があることを通知していた柏崎警察署生活安全課に警官3名の派遣を要請したが、男性の課員が出払っていたため、彼らに連絡を取ったのち折り返し電話する旨が保健所職員に伝えられた。
なおも暴れるSに対し、医師が鎮静剤を注射。効果が現れるまでSは抵抗を続けたが、やがて鎮静化し眠りに落ちた。

その後、関係者の注意は騒動の間にも動いていた様子があった毛布の塊に向けられた。
市職員が毛布をハサミで切り開くと、中から異様に色白な短髪の少女が現れた。
市職員は「あなたは誰ですか。話をしてください」、「名前は?どこから来たの」などと問い掛けたが、少女は口ごもり「気持ちの整理が付かないから」と話した。
要領を得ないため指定医が階下にいたSの母親を呼び出し、「この女性は誰か」と訊ねたが、母親は「知りません。顔を見たこともない」と答えた。
指定医は少女に「一緒にいたSさんは入院することになったので、ここにはいつ帰ってくるか分かりません。あなたはどうしますか」と訊ねると、少女は母親に向けて「ここにいても、いいですか」と訊ねた。母親は了承したが、市職員らが「そういう問題じゃないでしょ。家の人に連絡しないとだめよ」と窘めると、少女は「私の家は、もうないかもしれない」と話した。
また、母親の裁判での供述によると、母親が「あなたのお家はどこ?」と訊ねると、少女は「ここかもね」と答えたとされる


14階段ー検証新潟少女9年2ヶ月監禁事件ー
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小学館


少女はなぜ逃げなかったか―続出する特異事件の心理学 (小学館文庫)
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小学館


新潟少女監禁事件 密室の3364日 (朝日文庫)
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