ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

デオタード

2007年03月28日 | 音楽
写真はデオタードの72年発表の
1stアルバム「ツァラトストラはかく語りき」です。
ツァラトストラとは、拝火の宗教、ゾロアスター教の改組の
ドイツ語と、先程、広辞苑を引き知りました(汗)

タイトル曲はクラッシックの、リヒャルトシュラウスの
交響誌「ツァラトゥストラはかく語りき」のフレーズをそのまま使った
ジャズ、フュージョンアルバムです。
この人の代表作です。

この人の売りはシンフォニー、ジャズ、ロックが一体となったサウンドです。
このアルバムをデオタードの最高傑作とする人も多いです。
ギタリストには今でもニューヨークスタジオシーンの第一線で活躍する
ジョントロペイ、そしてロンカーターがベース、そして以前記事に取り上げた
「スペクトラム」のドラマー、ビリーコブハム、その他、凄いミュージシャンで
製作されてます。

私は73年発表の2ndの「デオタードⅡ/ラプソディーインブルー」を最高傑作として
挙げます。このアルバムでの「スカイスクレーパー」という曲のグルーブは
圧巻です。ビリコブの音数の多いドラム、そして熱いパーカッション、
デオタードのうねるキーボード、トロペイのパキパキな乾いた音だけど
ツボを押さえたプレイ・・・・名盤です。
約20年後に登場したジャミロクアイ等に大きな影響を与えてるのでは?と思います。

じゃあ、何故その2ndを写真に使わないんだ?と言われたら、
「ハイ!レコード、CDを持ってないんです!」なんです。テープなんですよ。
インターネットで切り取れば良いじゃんと思われるでしょうが
やり方が判らない上、なんか、しんどくて・・・。
何れは覚えないといけないんですが。

このデオタードは1942年にブラジルのリオ・デジャネイロで生まれてます。
10代からオーケストラのアレンジを手掛けるという天才ぶりを発揮し
当時、アメリカでブームとなってたボサノヴァ名アレンジャーとして
あの、アントニオカルロスジョビンやミルトン・ナシスト、
アストラッド・ジルベルトを20代で手掛けて有名になりました。
リーダー作を発表した時もまだ20代後半の若さでした。

その後、ブラジリアンミュージックからブラックミュージックへと変化して行きます。
77年のアース・ウィンド&ファイアーの「太陽神(All’n All)」での
アレンジ、そしてサポートプレイ、79~82年までのクール&ギャングの
アルバムをプロデュース、そしてあのヒット曲「セレブレーション」を始め
多くのヒットを出すプロデューサーになって行きます。

クインシージョーンズやセルジオメンデスみたいですよね。

さて上記の2作、今聴いても新鮮に聴こえるからやはり名盤とは
永遠なモノですねぇ・・・・

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