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プロジェクト『ベーコン』+α

中年男の手料理と映画のおぼえ書きあれこれ

英語 de 映画『The Bank Job』

2008年07月23日 | Weblog
 前回に続いてイギリス映画。銀行強盗の話です。面白そうだったのでネットから拾って観たのですが、これは当たりでした。日本での公開予定があるのかないのかはっきりしないのが不思議です。
 
 物語は70年代にロンドンで実際に起きた銀行強盗事件が元になっているのですが、その事件自体の真相が闇に葬られていて、いまだに謎が多く残っているんだとか。いったい全体どうしてそんなことになったのか?ということをモチーフにした作品で、ケビン・コスナーの『JFK』などが同様の作品として思い出されますが、そういった実録ものに『黄金の七人』とか『オーシャンズ11』の要素がたっぷり入っていて、ひと粒で2度美味しい感じでした。

 銀行の地下の貸金庫室までトンネルを掘って、そこに預けられていた現金や宝石を盗み出せば、うしろめたいものを預けている預け主たちは決して被害届を出さないだろうという計画に数人のプロが集結して実行に移し、まんまと成功します。
 ところが、その計画自体が罠であっただけでなく、盗品のなかにはとんでもないものがいろいろあったため、実行犯たちには国家や警察を含む様々な組織から追手がかかってしまうのですが、犯人のリーダーがまたおそろしく頭の切れる奴でそう簡単にやられるタマではなく、かなりスリリングな展開になります。

 娯楽作品の銀行強盗と違い、実録ものですから全員無事に脱出とは行かず、追い詰められて消される仲間がつぎつぎに出たりして、大人向けの味付けで苦みが強いから、ラストシーンはちょっと納得いかない人も多いのではないでしょうか。

 そうそう、大人向けといえば、この映画は冒頭からなかなか露骨なセックスシーンで始まり、ところどころに同様の描写が頻出します。さらに王室の性的スキャンダルが既存の事実として扱われてもいます。
 もしかすると日本での公開がはっきりしないのは、そんな要素も原因になっているのかも知れません。

英語 de 映画『ホット・ファズ』

2008年07月23日 | Weblog
 最近観て面白かった映画といえばこの『HOT FUZZ』というイギリス映画でした。
 当初は日本での公開予定がされていなかったのを、口コミでその面白さを知ったファンの強い希望が配給会社を動かしてしまったという、ネット時代ならではのエピソードがあります。

 英語で鑑賞していて一番に気付くのが、アメリカ映画とは明らかに違うアクセント。これがイギリス訛りというのか、あるいはロンドン訛りというのか。主人公はロンドンっ子らしいんですが、ハリウッド映画で耳にする発音とは異なり、例えば警察署内での会話で「No!」が「ヌー!」とか「ニュー!」と云っているようにしか聞こえません。
 さらに田舎も田舎の小さな町に飛ばされてからはこの田舎町の住人たちの言葉はさらに崩した発音になるので、誰かがしゃべる度にほとんど毎回画面を止めて字幕を確認しても、それが今耳にした単語と同じだと納得するのにタイムラグが生じるほど。
 いやはや、イギリス映画の英語は手強いです。
 確か昔「イギリスの英語はアメリカと違って発音がきれいで、クイーンズ・イングリッシュと呼ばれる」なんて習った覚えがありますが、あれはあんまり正しくないんですね。
 『マイフェアレディー』という映画でそれがモチーフになってしまうほど、階級社会のイギリスでは階級や出身地によってはっきりと言葉の違いがあるのを思い知りました。
 アメリカ製の映画でも黒人の言葉やスペイン訛りやイタリア訛りが出てくることがありますが、イギリス映画の地方訛りほどに聞き取りにくいと感じたことはありません。
 
 そんな言葉の問題はともかく、映画としての内容はとても良く出来ていました。この作品を解説しているサイトによれば、従来イギリスにはこういった本格的なポリスアクションムービーは存在しなかったらしいんですが、そのへんはもうきっちりお約束どおりのアクションシーンが展開します。それもどこかで見たようなステロタイプなものではあるくせに、ちゃんとソレを狙ってわざとそうしているのが分ってニヤリとさせられるものになっているとことろが憎いです。
 しかし、ただのアメリカ製ポリスアクションのパクリだと思っていると大きな間違いで、ちゃんとはらはらさせるところはさせ、泣かせるところは泣かせ、続編がつくられても決しておかしくないように、きっちりラストはキメてくれます。
 逃げ出して捜索願いの出ている白鳥が要所要所で顔を出すのは、おそらく何かのパロディか出典のあるギャグなのでしょうけれど、私の英語力と映画鑑賞能力ではついに分りませんでした。どなたか解説してくださってるところはないでしょうか?

英語 de 映画

2008年07月23日 | Weblog
 決してネタ切れを認めたくはないけれど、やっぱりくん製や料理だけを話題にしていると、特に夏場は話題が少なくなりますね。(それをネタ切れと云うのだ!)(^^;)

 そこで少しジャンルを広げて、今後は映画の話題を混ぜて行きます。
 英検3級の分際で、無謀にも英語での鑑賞に挑戦するハナシです。ヽ(^^;)丿

 インターネットは世界中と繋がっているから、日本語にこだわらなければ実にいろんな情報に接することが出来て、映画もその例外ではなく、新作映画が発表されるとまるで競争みたいに内容が流出します。DVDがリリースされるとそのデータをまるごとダウンロードすることさえ出来るのだから、おそろしい世の中になったもんであります。

 残念ながら日本語の字幕入りなどという贅沢なものは、ゼロではないにしろ、まず見つかりませんが、英語の字幕なら必ず入っています。
 セリフを聞き取るなんて芸当は到底不可能でも、字幕が出てくれれば画面を止めて辞書を引くことが出来るので、私みたいに中学のときに英検3級を取っただけというオヤジでも、なんとか鑑賞することは出来るんです。
 そんなのメンドクサイ!と思われるでしょうが、やってみると意外にやれてしまうもんで、慣れてくるとそこそこ理解できるようになるから、次第次第にハマりました。
 
 さらに、ダウンロードしたデータをDVDに焼いて保存し、そのディスクにそれらしくラベル印刷してコレクションを始めると、これがまた結構楽しい。(^-^)

 世の中には必ず同好の士もおられて、私よりもはるかにレベルの高い楽しみ方をされている御仁が大勢いらっしゃることを承知の上で、あえて拙い記事を書くのをどうか笑ってお許し願いたいと思います。

 なお云うまでもなく個々の映画に存する各種の権利は著作者に在り、画像その他を私的目的以外に利用することをすすめる意図はまったくありませんので、動画データの入手方法や保存方法については一切記述しません。
 技術的な知識についての情報は、しかるべきサイトなどを参考にしてください。

 さて、記念すべき最初の作品はどれにしようかな?

妄想BBQ「思い付きメモ」

2006年05月05日 | Weblog
 連休も終わりに近くなりましたが、どうしてもやりくりがつかず、実際にBBQをやる目処がたちません。
 脳内ではもうすっかり段取りが渦巻いてますんで、以下は悔しまぎれの備忘録。

○野菜類は前日に皮をむいておく。
 刻むのは現場でやったほうが楽しいけど、ゴミの出る下ごしらえは家で済ませてから寝るべし。
 早起き出来る人は当日の朝でもいいけど、絶対に忘れ物が出るので、朝は余裕を持ってられるほうが良ろしい。

○肉はカタマリのままで持参。
 ナイフはしっかり砥いでおくこと。肉の切り分けと串打ちはアウトドアの見せ場だ!

○まずはコンビニで氷とカップ酒。
 他にも買い物はあるでしょうが、これだけは忘れずに買いたい。
 カップ酒はヤキソバの必需品。呑みたい人は呑んでもいいけど…。

○水の確保。
 現地が設備のある場所なら問題なし。
 そうでなければとても重要。

○子供をおおいに働かせる。
 ヤケドや切り傷なんか舐めときゃ無問題。どしどし使うべし。
 嬉々として働いてくれるでしょう。

○女手はあてにしない。
 すべて男と子供たちで仕切れるように段取りしましょう。
 特に絶対に強制してはいけないのは「片付け」と「洗い物」です。
 これをやってしまうと「もう2度と行かない!」と宣言されてしまいます。

○不便を楽しむべし。
 紙コップや紙皿や割り箸も無駄遣いしないようにしましょう。
 上級者か初心者かは、終了後のゴミの量で分っちゃうので、笑われないように。
 
○帰路の予定は余裕を持つこと。
 帰り着いてからゆっくり風呂に浸かってのんびりくつろいでから就寝出来るのが理想。
 家族が疲れ切ってしまわないようにしておけば、また次が楽しみになります。

BBQ裏技「おみやげチャーシュー」

2006年05月01日 | Weblog
 結局この連休中は倅たちとスケジュールが合わず、私だけの『脳内BBQ』に終わりそう。
 子供たちの成長は嬉しいもんだが、さびしいもんでもあるようです。

 さてさて、BBQコンロで苦労しながら熾した炭火。
 皆さんはこれの後始末をどうなさってますでしょうか?
 良く見かけるのは「水をかけて一気に消火」してる風景。
 たいていの場合、みんなひととおり食べ終わった頃あいが丁度炭火がオキになって、火力も安定している状態になってるもんです。
 灰神楽をたてて消してしまうのはあまりに芸が無いので、これも利用します。

 私が必ずやるのは、ブタばら肉をカタマリで用意しておいて網の上に載せ、気長に炭火が燃え尽きるのを待つ方法。
 ときどき引っくり返すくらいで、ほとんど放って置けばよろしい。
 ちょっとぐらい焦げて黒くなっても、気にしない気にしない。
 塩コショーをかけてもいいし、あらかじめハチミツと醤油に漬けて持参していれば、帰る頃には立派なチャーシューになっています。
 ラーメン屋さんで出て来るジューシーなものとは違い、じんわりと炭火で炙られたやつは身が締まって歯ごたえがあります。
 煮豚ともオーブンでの焼豚とも異なる、炭火焼き独特の香りがしてたまらんですよ。
 これを大事に持って帰って、家でゆっくり楽しむ訳です。

 不思議なことに、これをやると使った炭の値段がモロに影響するように思えます。
 安くて軽い炭と、ちょっと値は張るがずっしりした備長炭では、味に差が出るんです。
 ウソだとお思いの方は是非ご自身でお試しになることをオススメします。

BBQ版「ヤキソバの極意」

2006年04月28日 | Weblog
 BBQコンロを買うと、金網と鉄板が付いてきますね。
 肉や野菜は網焼きにしたほうが絶対に旨いし、鉄板焼きなら家でのんびり焼いた方が落ち着いていいのですが、これだけはアウトドアで食べた方が数段旨いのがヤキソバ。
 それもソースで黒々と色の付いたやつは、何故か郷愁を誘うものがあります。

 ところがコレ実際にやってみると、食べられる部分のほうが少ないんじゃないかと思うくらい焦げ付いてしまって、鉄板の後始末が大変!
 ちょっとしたことで美味しく綺麗に出来ますから、覚えておいて損の無い方法があります。

 用意するものはアルミ箔。
 コレを使って鉄板を完全に覆い、端っこは裏側へしっかり折り曲げて、全体をぴっちりと押さえてずれないようにしてしまうだけ。
 鉄板が大きい場合は、端を重ねて並べればOKです。
 このまま炭火にかけて、まずはブタ肉の脂身だけを炒めます。
 サラダオイルは使わない方がよろしい。味が落ちますから。

 全体に脂がまわったら、ザクザクに刻んだキャベツやタマネギを軽く塩・コショーで炒め、その上にヤキソバ用の麺をほぐしながらドサドサと載せ、水か日本酒をジャーッと振りかけておいて、またまたアルミ箔を広げてフタにし、しばらく蒸らしましょう。
 お祭りの屋台でヤキソバを焼いているオバさんを観察して「な~るほど!」と感心したやり方です。
 こうするとキャベツや麺の芯が生焼けだったりすることがなくなるんですね。
 そしておもむろにアルミ箔をはがしたら、ブタ肉の小間切れとソースを一緒に加えて、全体が同じ色あいになったら出来上がりです。
 このときにお好みでケチャップを入れて隠し味にしても良。
 小学生が参加しているときは、この味付けの段階からやらせてみると目を輝かせて一生懸命混ぜ合わせてくれるでしょう。
 台所でやると廻りに飛び散って惨憺たることになりますが、まあそこはアウトドアですから…。

 ちなみに、ヤキソバが焼けたら鉄板ごと火からはずして、並べた石の上にでも置いておいたほうが焼き過ぎ防止になります。
 で、食べ終わったら焦げ付きごとアルミ箔を外して終了。
 そのころには冷めてる筈ですから、あとはペーパータオルで拭くぐらいでしまっておけます。
 オートキャンプ場のゴミ捨て場には、手に負えなくなって捨てられる鉄板が後を絶たないそうな。
 もったいない話だといつも思います。

BBQ用「私の必携ツール」

2006年04月25日 | Weblog
 書いているうちにどんどん「BBQ熱」が上がります。
 とにかく「炭火で」焼いたものは、ガスや電気で熱を通したものとは全く違う、妙に懐かしいような香ばしさというか、素材そのものの風味が引き立つような、独特の旨さがありますからね。
 生シイタケとかタマネギなんて、普段の料理では脇役になることがほとんどですけど、炭火であぶってしんなりさせるだけで思わず「旨っ!」と声が出そうなものになるから不思議です。

 さて、ここに並んだのは、私のBBQ必需品ベストスリー。
 手製の「火吹き竹」と「ナイフ」と「オイルライター」です。

 時代劇なんかではもっと太い尺八みたいなモノが使われますが、別に風呂を沸かそうってえ訳じゃありませんから、あんなに太いものは不要です。
 ただあまり短いと顔が熱いので、適当な篠竹をひと節切って自作しました。
 
 アウトドアショップを覗くと必ず折りたたみ式のナイフがいろいろ並んでいますが、使ってみると意外なほど役に立たないのが分ります。
 格好は良いのですが、リンゴの皮を剥くぐらいのことしか出来ない割には高過ぎるように思います。
 私が愛用しているのは漁師さんやヨットマン御用達の「シーナイフ」というもの。
 厚さ4㎜のハガネで出来ていて、木製のハンドルがついており、すこぶる頑丈。
 BBQ前日の夜にはしっかり砥石をあてます。
 見かけによらず手にもってみるとバランスが良くて、魚をさばくことも出来るし、完熟トマトがスパスパ切れるほど切れ味も良し。
 男と同じで、ナイフは見てくれではないのだ!

 そして最後にオイルライター。
 風のある屋外ではガスライターより信頼性が高いので必需品。
 濡れた手で使うと火花が飛ばなくなることさえ覚えておけばよろしい。

 アウトドアでの料理は「不便を楽しむもの」ですが、この3つがあると格段に能率が上がります。

BBQ版「シシカバブ」

2006年04月21日 | Weblog
 一時期ほどのブームは去ったといえ、BBQ大好きなもんですから、こうして書いているだけで生つばが湧いて来ます。
 私が屋外で炭火焼を楽しむ理由は、あくまでも「美味しいから」ってことに尽きます。
 きょう日はどこのスーパーでも串に刺したばら肉やらトリ肉やらが、割と簡単に手に入りますから、ちょっと試してみてください。
 いつものようにガスコンロやオーブンで焼いたものとは、明らかに違う味がする筈です。

 マトンやラムなどの羊肉がカタマリで買えるならば、ヨーグルト漬けにして串焼きが絶対オススメ!
 プレーンヨーグルトにおろしたタマネギとニンニクをしこたま混ぜ込んで、ちょっと強い目に塩で味付けをしておきます。
 さらにコショウ・トウガラシでピリッとしたアクセントをつけ、ひと口大に切り分けた羊肉を漬けてひと晩。
 ショウガやガラムマサラを入れても旨いです。
 これを長めの竹串に刺して炭火で炙ると、ボロボロと音をたてて、目からウロコが30枚くらい落ちます。
 学生時代にインド料理店でバイトしていた友人が教えてくれました。

 シシカバブと呼ばれる串焼きは、アジア・中近東からアフリカあたりまで広く親しまれているもののようですが、日本では食べたことのある人の方が少ないと思います。
 羊肉をミンチにしてカレー粉で味付けした「つくねスタイル」のものもありますけれど、私はこの「焼き鳥式」の食感が好きです。
 炭火で焦がされたヨーグルトの香りがたまらんです。

 羊肉は普通、ジンギスカン用にスライスされたものが店頭に並んでいますが、店の人に声をかけたら加工前のカタマリを売ってくれたことがありました。
 顔なじみになっておくと、ちょっぴり安くしてくれる…かもしれません。

BBQは鉄板焼きに非ず!

2006年04月18日 | Weblog
 咲き誇っていた桜も散って春本番。
 景色の良い木曽川べりで、ヒバリの声を聞きながら炭火でBBQをやりたい気持ちがウズウズと湧いて来ます。
 倅たちが成長して休日の予定が合わなくなっちゃいましたから、もう長らく家族でのBBQをしていません。
 炭火で焼いた肉や魚やモチは文句なしに旨いものです。
 あ~、よだれが出る…。

 ところで野外でBBQをしている人をそれとなく見ていると、ほとんどの方々は鉄板を使ってらっしゃる。
 特に若い人たちのグループに多いように思われる傾向があります。
 炭火は火力の調節が簡単ではありませんから当然焦げ付くし、それを嫌がってサラダオイルをドバドバ振りかけちゃうので台無しにしてる人。
 どういうつもりかスーパーで薄切り肉を買って来てしまい、カリカリになったやつを焼き肉のタレで無理矢理食べてる人。
 炭火がうまく着火せず、あせる男どもを冷めた目で眺めながら、生野菜にマヨネーズをかけて缶ビールを呑む女性陣。

 楽しみ方はそれぞれでしょうから、ヲッサンがとやかく口を出すことではないんでしょうけど、私はつくづく「ああ、もったいない…」とつぶやいてしまうんです。

 異論はあるでしょうが、私なりの覚え書きを書きます。
 これからBBQを計画してらっしゃる方が、ちょっとでも美味しいモノが食べられますように…。

 私見ではBBQで鉄板を使うのは「どーしても焼きそばが食べたい!」ときだけです。
 せっかく炭火を熾すなら、網焼きの旨さをまず体験しましょう。
 
 ブタでもウシでもトリでも、何でもいいからとりあえず大きなカタマリを買って来ます。
 脂身のあるほうが良いので、メンバーに余程の高脂血症が居ない限り、ばら肉がおすすめです。
 これを丸ごと、どんと金網に乗せて塩とコショーをふりかけてやります。
 溶けた脂身が炭火に落ちて、もうもうと煙が上がりますし、その煙に炙られて肉が黒いススだらけになりますけど、そのまま続けて無問題。
 網の上で適当にころがしながら全体に焼き色がついたら、ナイフか包丁で表面をそぎ取って、熱いうちにどうぞ。
 塩とコショーだけで充分に旨いので驚く筈です。
 肉をカタマリのまま炭火に乗せて、外側から焼けたところを順番に切り取るこの方法だと、火力が不安定でも失敗なくジューシーに食べられるところがミソなんです。
 オリーブオイルとレモン汁に刻んだトマトを混ぜ、トウガラシと塩・コショーを振って適当に「サルサソースみたいなもの」をつくり、カタマリから切り取った熱々のやつをつけると、いくらでもビールが呑めて、思わず「わっはっはあ~!」と声が出ること請け合い。
 鉄板で焼いて市販の焼き肉のタレをつけるなら家でも出来ますが、コレは絶対にアウトドアでないと出来ません。
 炭火さえ熾せばナニも難しいことはありませんので、やってみて損はないと断言しちゃいます。

ハムづくりに雨は天敵

2006年04月12日 | Weblog
 雨が降り出したのでベランダでの風乾行程を早々に切り上げて、オーブンで約2時間の低温加熱。
 ひと晩冷蔵庫で寝かせてからスライスしたのがこの写真です。
 だんだん要領が分って来たので、味はかなりイイです。

 前回ブタ肉を仕込んだのと同じく、ハチミツと薄口醤油とコショウで漬けたのに、ほとんど色も着かず、醤油っぽい香りも少ないのが不思議。
 ブタ肉はあんなに塩辛くなってしまったのに、トリ肉は実に良いあんばいに味付け出来ます。
 元々肉に含まれている水分の違いなのでしょうか?

 それからやっぱりと言うか、当然と言うか、風乾が充分に出来ないまま整形したため、肉の重ね目がうまくくっつかず、スライスするそばから剥がれてしまいました。
 予報で雨になることが分っていながらベランダに出したのが原因ですね。
 あまり味には影響がないけれど、ここまで来たらもっともっとビジュアルにこだわりたいところ。
 ソーセージをつくる方法を応用して、市販のプレスハム並みのボリュームを実現したいところです。
 味には自信が持てるようになって来ましたから、エア抜きがうまく出来ればやれそうな感じ。
 またまた安売りの肉を探すことにしましょう。