前回に続いてイギリス映画。銀行強盗の話です。面白そうだったのでネットから拾って観たのですが、これは当たりでした。日本での公開予定があるのかないのかはっきりしないのが不思議です。
物語は70年代にロンドンで実際に起きた銀行強盗事件が元になっているのですが、その事件自体の真相が闇に葬られていて、いまだに謎が多く残っているんだとか。いったい全体どうしてそんなことになったのか?ということをモチーフにした作品で、ケビン・コスナーの『JFK』などが同様の作品として思い出されますが、そういった実録ものに『黄金の七人』とか『オーシャンズ11』の要素がたっぷり入っていて、ひと粒で2度美味しい感じでした。
銀行の地下の貸金庫室までトンネルを掘って、そこに預けられていた現金や宝石を盗み出せば、うしろめたいものを預けている預け主たちは決して被害届を出さないだろうという計画に数人のプロが集結して実行に移し、まんまと成功します。
ところが、その計画自体が罠であっただけでなく、盗品のなかにはとんでもないものがいろいろあったため、実行犯たちには国家や警察を含む様々な組織から追手がかかってしまうのですが、犯人のリーダーがまたおそろしく頭の切れる奴でそう簡単にやられるタマではなく、かなりスリリングな展開になります。
娯楽作品の銀行強盗と違い、実録ものですから全員無事に脱出とは行かず、追い詰められて消される仲間がつぎつぎに出たりして、大人向けの味付けで苦みが強いから、ラストシーンはちょっと納得いかない人も多いのではないでしょうか。
そうそう、大人向けといえば、この映画は冒頭からなかなか露骨なセックスシーンで始まり、ところどころに同様の描写が頻出します。さらに王室の性的スキャンダルが既存の事実として扱われてもいます。
もしかすると日本での公開がはっきりしないのは、そんな要素も原因になっているのかも知れません。
物語は70年代にロンドンで実際に起きた銀行強盗事件が元になっているのですが、その事件自体の真相が闇に葬られていて、いまだに謎が多く残っているんだとか。いったい全体どうしてそんなことになったのか?ということをモチーフにした作品で、ケビン・コスナーの『JFK』などが同様の作品として思い出されますが、そういった実録ものに『黄金の七人』とか『オーシャンズ11』の要素がたっぷり入っていて、ひと粒で2度美味しい感じでした。

銀行の地下の貸金庫室までトンネルを掘って、そこに預けられていた現金や宝石を盗み出せば、うしろめたいものを預けている預け主たちは決して被害届を出さないだろうという計画に数人のプロが集結して実行に移し、まんまと成功します。
ところが、その計画自体が罠であっただけでなく、盗品のなかにはとんでもないものがいろいろあったため、実行犯たちには国家や警察を含む様々な組織から追手がかかってしまうのですが、犯人のリーダーがまたおそろしく頭の切れる奴でそう簡単にやられるタマではなく、かなりスリリングな展開になります。

娯楽作品の銀行強盗と違い、実録ものですから全員無事に脱出とは行かず、追い詰められて消される仲間がつぎつぎに出たりして、大人向けの味付けで苦みが強いから、ラストシーンはちょっと納得いかない人も多いのではないでしょうか。
そうそう、大人向けといえば、この映画は冒頭からなかなか露骨なセックスシーンで始まり、ところどころに同様の描写が頻出します。さらに王室の性的スキャンダルが既存の事実として扱われてもいます。
もしかすると日本での公開がはっきりしないのは、そんな要素も原因になっているのかも知れません。
