全日空によると富山ー羽田便の4月〜9月の客数は、18万2872人で新幹線開業後で最少を記録しました。欠航は19便に上り、前年の4便から急増しました。これは富山や羽田の周辺が台風などの荒天に見舞われることが多く、9月だけで8便が欠航したことが原因です。
羽田便は富山空港の利用者全体の約2/3を占める基幹路線で、県は客数の減少に危機感を強め経済界や自治体の関係者が集まる集会を開いて企業や団体の上京に飛行機を利用するよう呼びかけています。11月から利用する航空便によってレンタカーを割安で使用できるキャンペーンを始めました。今後は、外国人観光客の多い高山や白川郷を抱える岐阜県北部との連携を深め、羽田便の利用増進を図る方針です。