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褥瘡予防対策委員会

褥瘡の予防と、職員への啓蒙等を行います。委員は施設長、相談員、看護師、管理栄養士、介護職員の10名からなっています。

2013.2 『ブレーデンスケール・日常生活自立度』

2013-02-05 07:00:00 | インポート
現在、年に2回半年毎に、利用者全員の介護計画記録と言うものを実施しています。
その中で、ブレーデンスケールと言う評価があり、
★知覚の認知・・・圧迫による不快感に対して、適切に対応できる能力
★湿潤 ・・・皮膚が湿潤にさらされる程度
★活動性・・・行動の範囲
★可動性・・・体位を変えたり、整えたりできる能力
★栄養状態・・・普段の食事摂取状況
★摩擦と床ずれ
と言う、評価の内容があります。1点から4点まであり、その合計によって、リスクが高いか、低いかで判断し、低ければ、皮膚疾患や、褥瘡になりやすいといえます。
病院では、14点以下、施設では、17点以下を基準としています。
当施設では、17点以下38名の利用者がいらっしゃいます。それにともない、16名の利用者に、電動エアマットを使用してもらってます。
入所者60名中、                                              介護度1・・・2名、介護度2・・・7名、介護度3・・・14名、
介護度4・・・19名        介護度5・・・18名、となっています。
日常生活自立度J1、2・・・1名
          A1、2・・・5名
          B1,2・・・39名
          C1,2・・・11名
となっています。B1・2が、入所者の半数以上を占めています。

2013.1 『褥瘡予防と亜鉛』

2013-01-05 07:00:00 | インポート

褥瘡予防の為には、バランスのとれた食事をとることが大切ですが、特に亜鉛の摂取に気を付けなければなりません
 亜鉛が不足すると、味覚障害や発育不全、機能性障害などを引き起こすといわれています
 味覚障害は、食欲減退にもつながり、栄養状態の悪化により、褥瘡ができやすくなります
 また、亜鉛は、たんぱく質の合成に不可欠です亜鉛不足は、皮膚障害や、褥瘡の治癒遅延の原因にもなります
 亜鉛は、主に牡蛎や、牛肉、大豆製品などに含まれています
 亜鉛不足のないよう、しっかりと食事をとってもらい、褥瘡予防に努めたいと思います

Niku Kaipng


2012.12 『勉強会 実技体験』

2012-12-05 07:00:00 | インポート

KK2
今月は、座りなおしの方法を、実技体験しました。
上体を右に傾け、左の坐骨を浮かす
上体を左に傾け、右の坐骨を浮かす
介助者は利用者の後ろに立ち、利用者に腕をくんでもらいます。介助者は、利用者の脇の下から腕を通して、手を前腕に添えるように置きます。この状態から介助者は、身体を右横に倒し利用者の上体が右横に倒れるように誘導します。左側の坐骨が、軽く浮いたなぁと思ったら元に戻します。
今度は反対を浮かせます。
今まで行っていたプッシュアップは、上に挙げるだけでしたが、この実技を体験したことにより、新しい方法としてこれから実践していきます。


2012.11 『ジョクソウ』

2012-11-05 07:00:00 | インポート
 
今更ながら【床ずれ】・【褥瘡】の語源を調べてみました
 
【褥】は「しとね」と読み、「しとね」は「布団」の事ぐらいしか知らなかったのですが・・・
よくよく調べると「しとね」とは、寝たり座ったりする敷物、敷布団、柔らかい敷物、座布団など意味するそうだ!! (あと、クッションやマットなど)
【瘡】は皮膚病、かさぶた、カサ、キズ、できもの、はれもの・・などです。
こうしてみると、褥瘡とは、布団で出来るキズ、横たわって出来るキズ、座って出来るキズのことなんだなぁ~と何とな~くイメージできますね。

2012.10 『褥瘡予防』

2012-10-05 07:00:00 | インポート
 
1ヵ所に長時間強い圧迫がかかると組織(皮膚や皮下脂肪、筋肉)がダメージを受けるため、私たちは無意識に体重の負荷を分散させようと寝返りで体位の変換を行います。
しかし、自分で体位変換ができない方は、骨の突出した部分に長時間にわたり圧迫が加わりやすく、褥瘡ができやすくなります。
 
今回は栄養面からの予防に、必要な栄養素を調べてみました。
 
 ①たんぱく質やエネルギーが不足 ⇒ 褥瘡ができる危険が増える
                        傷の治りが遅くなる
                        感染症を引き起こしてしまう
 ②亜鉛やアルニギン ⇒ 傷の修復をしてくれる
 ③ビタミンA、C、E ⇒ 血流の確保や皮膚の保護をしてくれる
 
ちなみに・・・アルニギンは、肉類・大豆・玄米・レーズン・牛乳・エビなどに多く含まれています。
        亜鉛は、カキ・レバー・チーズ・納豆などに多く含まれています。
        ビタミンCは、グレープフルーツ・パセリ・ブロッコリー・柑橘系果物に多く含まれています。