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業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

THE 餘部鉄橋 2008年9月

2008-09-14 | 
山陰本線の餘部鉄橋。
明治45年(1912年)の建造から今日まで歴史を刻んできた高さ41.45メートルの鉄橋。
かつて列車転落事故の悲劇も起こったことは自分の記憶の中にも残る。
歴史的建造物から新たにコンクリート製の橋へと生まれ変わる架け替え工事がついに始まった。
この鉄橋の姿もあとわずかで見られなくなってしまう。
そんな餘部鉄橋を9月に訪れた。



餘部鉄橋を渡る列車の中からの眺め。一瞬に通り過ぎてしまう。
橋の下からは大勢の人が列車を見上げていた。



城崎から多くの客を乗せた列車は餘部駅へ到着。多くの見物客がここで下車。さすがに有名。



ホームの脇に立つ標識。



駅構内の踏み切りから鉄橋方面を眺める。



大型クレーンで着々と工事が進行中。



ホーム脇では木々の伐採作業が行われていた。



高台にある駅からの眺めは感動的。



餘部駅構内の全景。至る所がフェンスに囲われ人工的。鉄道写真で有名な”お立ち台”へは立ち入りが禁止されている。
唯一、駅からの海の眺めが心をホッとさせる。



集落へ降りて行くには踏切を渡って坂道を下る。



けっこう急な坂道。



途中で鉄橋を間近に見ることができる。ど迫力。



工事の影響で橋桁の中までホームへの通路になってしまっている。



餘部鉄橋の概要。




集落内を鉄橋が跨いでいる。鉄橋とともに暮らしがある。列車が通ると轟音が響く。



鉄橋の真下から。もちろん単線です。



鉄橋の隣には既に新しい橋桁が・・・



鉄橋の下には川が流れている。



餘部鉄橋の全景。赤い鉄橋がうまく風景にマッチしている。これがコンクリート製の橋に・・・。
工事が進むにつれて景観も大きく変わることでしょう。



列車が鉄橋を通過。あっという間に過ぎ去っていく。






海岸列車で西の旅 餘部鉄橋へ

2008-09-13 | 
青春18切符を手に西の旅。
今回の旅の目的は、消え行く「餘部鉄橋」と宮本輝の小説・海岸列車の舞台「鎧駅」、そして「植田正治写真美術館」を訪ねること。これら3箇所は以前から自分の中でとても気になる存在だった。いつか行きたいと心の奥底でいつも思っていた。
この度、青春18切符も併用し、思い切って旅立ってみることにした。

1日目
まずは、名古屋から時間節約の為、いきなり新幹線で京都入り。次に山陰線の鈍行を乗り継ぎ目指すは、餘部。京都-園部-福知山-城崎-餘部と普通列車を乗り継ぐ。城崎を過ぎたあたりから、日本海が見え隠れ。トンネルを出たり入ったりしながら列車は進む。窓からはその都度海や小さな集落が見える。海岸列車。
京都から5時間半。ついに餘部駅に到着。駅からの眺めもいいし、餘部鉄橋の迫力にはさすがに驚く。やはりすごい建造物だ。感動もん。橋の隣ではコンクリート製の新しい橋への架け替え工事が進行中でやたらと目障り。いろんな角度から鉄橋を眺めた後は、列車に乗って一駅戻って、「鎧」駅へ。降りたのは自分一人。何にも無いところだけど、このホームから眺めは一級。高台にあるホームから一面に広がる青く穏やかな海の風景はなんとも素晴らしく、心癒される。列車に乗った状態では見れないので、ぜひ下車してホームから眺めるべき。隣の餘部駅があまりにも有名だけど、鎧駅を素通りするのは勿体無い。
鎧から再び鈍行に乗って米子を目指す。再び餘部鉄橋をあっという間に通過し、浜坂へ向う。そこでまた普通列車を乗り継いで鳥取へ。列車はディーゼル音を力強く響かせながら闇の中をひた走る。車内はガラガラでボックスシートを独り占め。海には漁火が。
鳥取到着後、今度はちょっと目新しい車両の快速「鳥取ライナー」に乗換えて一気に米子へ。なかなかタフな旅。自分でも思う。
山陰線は列車本数こそ少ないけど、乗ってしまえば、終点で次の列車にスムーズに乗り継ぎができ、先へ先へとどんどん進むことができる。但し、あまり接続時間がないので、ちょっと忙しい。途中下車をすると大幅な時間的ロスが発生する。



餘部鉄橋の全景。新しい橋への架け替え工事が着々と進行中。もう間もなくでこの鉄橋も見られなくなってしまう。





鎧駅に停車中の浜坂行き二両編成の普通列車。
山陰線の列車の扉は、自分で扉のボタンを押して開閉するシステム。慣れないとちょっと戸惑う。




次回は、9月現在の餘部駅と鉄橋の様子をアップ予定。鎧駅の写真も。

青春18きっぷでプチ旅行

2008-09-03 | 
18切符の有効期限も残すところあとわずか。仕事があるので使えるのは基本的に週末だけなのでより使用期間が限定的に。ということで、消化するために先日ぷらっとプチ旅行に出かけた。
行先は中津川。東海道線はいつも混雑しているし、高山線だとまる1日つぶれるし、関西線はまだ未知の世界だし。ふっと思い出して、何年か前に自転車仲間と立ち寄った中津川の焼きそばが非常に美味くて、その味を再び求めて中央線に乗ったわけ。

名古屋から快速で多治見へ。セントラルライナーに乗換え中津川へ。名古屋からの所要時間は1時間ちょっと。近いけど往復すれば18切符1回分の元はとれる距離。
多治見から景色は急速にのどかな田園風景に変わり、山あり川あり田んぼありでなんだかいい感じ。空も青く高く、黄色くなり始めた田んぼが秋色を感じる。電車も空いている。このままもっと乗っていたい気分だったが、終点の中津川で下車。駅前の横断歩道を渡り、路地に入り早速焼きそばの店へ。

                      

店名は、「五十番」。店内は今風のモダンな雰囲気。
TVでも紹介されたこともあるらしく、地元でも有名なお店。

                

焼きそば(450円)を食べる。
焼きそばと言っても塩焼きそば。太麺で具はキャベツとモヤシと豚肉だけ。でも並でもボリューム満点。味付けは塩だけだが、酢・ソース・醤油・唐辛子・胡椒などの調味料が置かれているのでお好みで自由に味付けを楽しめる。自分は酢と醤油がベストマッチで、後半唐辛子もかけて刺激的でgood。そのうち地元民を中心に混み始めてきた。やっぱり美味かった。

その後、駅前をぶらぶらしながら「喜楽」という五平餅屋で五平餅(1本115円)を食す。熱いから気をつけて~と店のおばちゃん。
次に向ったのは、栗きんとんで有名な「川上屋」の駅前店。これからが旬である栗きんとん(1個210円)を買う。そして駅へと戻る。

                   
                
                

そんなこんなで中津川滞在時間は、ざっと約1時間。
ガラガラの快速電車に乗って、デザート?に栗きんとんを食べながら帰路につく。

                   
    
                

中津川B級グルメのぶらりプチ旅行でした。

食べた後は、動く?
ジムで6km走ってたっぷり汗を流す。

旅行と運動と欲張りな1日でした。






はやぶさ

2008-06-16 | 
寝台特急「はやぶさ/富士」は、門司へ到着。
この駅での停車時間は長めで、はやぶさ・富士の客車の分割と機関車の交換が行われる。
ここでもホームへ降りて見学。
一連の作業が終ると、「はやぶさ」が先に門司駅を発車する。ドアが閉まり、だんだん「富士」が離れていく様子を6号車の最後部から眺めていた。
ここで気付いたこと、鉄ちゃんの多くが門司で下車か、「富士」に乗っていたこと。
さっきまで撮っていた人たちの8割方が門司駅ではやぶさを見送っていた。
今度は富士に機関車が連結されるのを撮影するのだろうか。

さて、2号車の個室へと戻った。
あらためて見てみると、ソロの方は割と埋まっているようだったが、B寝台は寂しいくらいにガラガラだった。途中乗車の客もほとんどいない様子。

列車は途中、赤間駅で運転停車。
JR九州の特急列車「ソニック」が脇を追い越していった。
時刻表を見てみると、「ソニック」は小倉を「はやぶさ」よりあとに出発して、博多には先に到着する。

博多を過ぎ、終点熊本までラストスパート。
車窓からは、いたるところで、九州新幹線の工事現場が目に付く。
熊本に到着する頃には、A寝台の利用者も3室のみになっていた。

機関車交換風景

2008-06-15 | 
本州側は直流、九州側は交流と、異なる電化区間を走るため、下関駅で機関車の交換が行われる。
下関~門司間で直流から交流へと変わるため、両方に対応可能な機関車がこの区間を牽引する。この機関車にははやぶさ・富士のヘッドマークは付けられていない。
そして、門司駅到着後、今度は交流の機関車へと付替えが行われる。この機関車にははやぶさのヘッドマークが前方・後方ともに付けられている。

寝台特急はやぶさ

2008-06-14 | 
寝台特急「はやぶさ/富士」は、下関に到着(8:32)。

この先関門トンネルを通る為、ここで機関車の交換作業が行われる。
交換風景を見学しようとホームへ降りると、手にカメラやビデオを持った乗客が皆一目散に先頭の機関車向ってダッシュするではないか。自分もついつられて機関車の方へ小走りに。総勢20人くらいだろうか、鉄ちゃんらしき人たちはそれぞれが思い思いに機関車交換の様子を必死に撮影していた。まさに一大イベント。その様子をみているだけでも楽しい。
さて、ブルーの機関車は切り離され、赤い機関車が遠方よりやってきて、ブルーの客車に連結される。一連の作業が終り、撮影が終ると、皆1号車や2号車の乗降口から次々に列車へ乗り込んでいく。
へ~、こんなにもたくさんの鉄ちゃんたちが乗っていたなんて、ちょっとビックリだった。中には鉄子もいた。皆一人旅のようだった。

あわただしく下関での”イベント”が終り、列車は関門トンネルを通り、次の停車駅門司へ。






寝台特急はやぶさ

2008-06-09 | 
翌朝、目が覚めたのは列車が三原駅を過ぎた頃だった。
外はどんよりと薄暗い。
山陽路ののどかな田園風景の中を列車は最初の停車駅、広島へと向っていた。

岩国(6:00頃)を過ぎた頃から列車は海沿いを走る。
海は朝日に照らされてキラキラと輝き始める。
穏やかな安芸灘の風景が何とも美しい。
A寝台の窓は海側なので室内からそんな風景を眺められる。
B寝台ソロやB寝台の窓は山側になるので、通路の窓からでないと海の景色を見ることができない。

徳山(6:53着)からは、車内販売が始まる。販売は車両前より1号車から。
A寝台の乗客もほとんどが何かを買っているようだ。
駅弁も楽しみのひとつ。朝食に穴子飯を買う。
個室寝台で車窓を楽しみながらゆっくりと駅弁を食べる。
ある種の贅沢・・・。
あー、旅をしてるなぁー、と感じる瞬間・・・。



はやぶさ号乗車

2008-06-08 | 
ブルートレイン、という言葉の響きはなかなか素敵。

機関車に牽引されて走る姿は重厚な面持ちがあった。
ブルーな車体が旅情をそそる。

列車は暗闇を西へ向けて突っ走る。


久しぶりに会った知人とスペイン料理の食事をした後、その足で一人JR名古屋駅へ向った。
「はやぶさ/富士」号の発車する4番ホームはひっそりとしていた。ホーム上部の電光の乗車位置表示版には表示も出ていなくて、2号車乗車位置も正確にわからなかった。
列車がホームに進入。「富士」との併結の為意外にも長編成。先頭へと急ぐ。
ざっと見まわしたところ、乗車したのは2号車に自分を含めて2人、全体でも5~6人くらいといったところ。名古屋から乗る客は予想以上に少なかった。
次に岐阜から乗る乗客は0人?だった。A寝台の乗車はこの時点で半分以上が空室であった。
部屋の明かりを全て消してカーテンを全開し、ひたすらボーッと窓の外を眺めていた。
京都と大阪に停まり客を乗せていく。深夜の発車にもかかわらずそこそこの乗車があって、A寝台2号車は満室になったようだ。それにしても開放式のB寝台にいたって下段がほんの少しうまっている程度。まさに空気しか運んでいないようなありさまだった。
大阪を出てしばらくして眠りについた。