この国のかたち 一:司馬遼太郎
司馬さん本初挑戦。
歴史物はとっつきにくい気がして、ノンフィクションのエッセイにしてみました。
明治維新以後の40年、日本の近代への批判(と私はとった)や、江戸時代の発想の(というか、人間の?)多様性、今の日本の体制にもつながる“公”の精神の起源説などなど、興味深かった。ただ、背景知識がないので、ほんとにそうなのかなーとも思ったりする。すっごい調べて書かれているんだろうけど。
歴史や歴史人物をよくしらない自分にとって、司馬さんのところどころで出してくる喩え話が理解できなかったり。
このシリーズの他の巻とか、司馬さんの他の小説をまた読んでみたい。