1.出血している場合は傷口を直接押さえて圧迫止血。
決して心臓に近いところを縛ってはいけない。
市販のアルギン酸があると便利。
2.傷周囲の汚れ(泥や砂)は水道水で湿らせたガーゼなどで拭いて落とす。
しつこいようだが,汚れている傷であっても消毒は厳禁!
3.傷口の中に砂や泥が入っていなければ,傷の中は無理に洗わなくてもよい。
もしもこれらが入っていたら,我慢して洗って落とそう。
4.ラップを傷よりやや大きめに切り,白色ワセリン(あるいはプラスチベース)があったらそれを「ラップに」塗り,
ワセリンの付いた面を傷に当てる。
ラップだけでもいいが,ワセリンを塗ってからあてた方が痛みがすぐになくなる。
5.ラップの周囲を絆創膏で固定。割に適当な張り方でよい(浸出液が漏れ出る程度でよい)。
6.傷が浅かったら,その上を直接包帯で巻く。
傷が深そうだったら浸出液が多いので,それを吸い取るためにガーゼかタオルをあて,その上から包帯を巻く。
7.暑い時期では1日に2回以上取り替える(取り替えないとアセモができる)。
寒い時期では1日に1回の交換でよい。取り替える際には創周囲の皮膚を十分に洗って,汗や垢を落とす。
ワセリンをきれいに落とす方法はこちらをご覧下さい。
8.痛くなければ,浴槽での入浴は可能です。痛かったらシャワーで適当に流す程度でいいよ。
9.交換の頻度は暑い時期なら1日に2~3度,寒い時期なら1日に1度でよい。
「ぬるぬるして気持ち悪くなったら交換」という程度でいいと思う。暑い時期に張りっぱなしにするとアセモができるからだ。
アセモができたら,これらの病院を受診し,登録されている医師を個人指名しよう。
10.洗う際は,創周囲の皮膚の汚れを落としたほうが気持ちいいので,石鹸をつけてもよい。
創面には界面活性剤(石鹸やシャンプー)は本来はあまりよくないので,創面にこれらが付いたら十分に洗い流そう。
11.治療は上皮化が完了したら終了。
具体的には「ピンクでツルツルぴかぴかの赤ちゃんみたいな皮膚」になり,浸出液が出なくなれば上皮化終了で,それ以上はラップを張る必要はない。
12.擦りむき傷のように広い面の傷の場合,上皮化完了後は3ヶ月程度,直射日光を避けたほうがよい。
遮光の手段は何でもよく,市販の日焼け止めクリーム,色の付いた絆創膏や光を通さないテープ(絆創膏まけを起こさなければ何を
使ってもよい)など,物理的に光を通さず,皮膚に悪影響が無ければ何を利用しても良い。
腹部や胸部など,普段露出しない場所だったら,特に気にする必要はないだろう。
(参考:新しい創傷療法より)
決して心臓に近いところを縛ってはいけない。
市販のアルギン酸があると便利。
2.傷周囲の汚れ(泥や砂)は水道水で湿らせたガーゼなどで拭いて落とす。
しつこいようだが,汚れている傷であっても消毒は厳禁!
3.傷口の中に砂や泥が入っていなければ,傷の中は無理に洗わなくてもよい。
もしもこれらが入っていたら,我慢して洗って落とそう。
4.ラップを傷よりやや大きめに切り,白色ワセリン(あるいはプラスチベース)があったらそれを「ラップに」塗り,
ワセリンの付いた面を傷に当てる。
ラップだけでもいいが,ワセリンを塗ってからあてた方が痛みがすぐになくなる。
5.ラップの周囲を絆創膏で固定。割に適当な張り方でよい(浸出液が漏れ出る程度でよい)。
6.傷が浅かったら,その上を直接包帯で巻く。
傷が深そうだったら浸出液が多いので,それを吸い取るためにガーゼかタオルをあて,その上から包帯を巻く。
7.暑い時期では1日に2回以上取り替える(取り替えないとアセモができる)。
寒い時期では1日に1回の交換でよい。取り替える際には創周囲の皮膚を十分に洗って,汗や垢を落とす。
ワセリンをきれいに落とす方法はこちらをご覧下さい。
8.痛くなければ,浴槽での入浴は可能です。痛かったらシャワーで適当に流す程度でいいよ。
9.交換の頻度は暑い時期なら1日に2~3度,寒い時期なら1日に1度でよい。
「ぬるぬるして気持ち悪くなったら交換」という程度でいいと思う。暑い時期に張りっぱなしにするとアセモができるからだ。
アセモができたら,これらの病院を受診し,登録されている医師を個人指名しよう。
10.洗う際は,創周囲の皮膚の汚れを落としたほうが気持ちいいので,石鹸をつけてもよい。
創面には界面活性剤(石鹸やシャンプー)は本来はあまりよくないので,創面にこれらが付いたら十分に洗い流そう。
11.治療は上皮化が完了したら終了。
具体的には「ピンクでツルツルぴかぴかの赤ちゃんみたいな皮膚」になり,浸出液が出なくなれば上皮化終了で,それ以上はラップを張る必要はない。
12.擦りむき傷のように広い面の傷の場合,上皮化完了後は3ヶ月程度,直射日光を避けたほうがよい。
遮光の手段は何でもよく,市販の日焼け止めクリーム,色の付いた絆創膏や光を通さないテープ(絆創膏まけを起こさなければ何を
使ってもよい)など,物理的に光を通さず,皮膚に悪影響が無ければ何を利用しても良い。
腹部や胸部など,普段露出しない場所だったら,特に気にする必要はないだろう。
(参考:新しい創傷療法より)