日々是エルヴィス

エルヴィスとかエルビスとかELVISを紹介しつつ、難易度「中」の考え落ちを提供してみる

Early Mornin' Rain : Elvis Back In Nashville

2021年11月24日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと

1970年のナッシュビル録音と1971年のそれの大きな違いのひとつが、 コーラスがセッションに参加していたか否かでして、
1971年3月15日の「Early Mornin’Rain(朝の雨)」(↑)にも
本来であればもうすこしコーラスが聞こえても良いのに
何故か申し訳程度にしかミックスされていません。
これはFTD「I Sing All Kinds」の聞き取り時にも
感じたことなんですが。

「フォークソングのコンセプト」を胸に
1971年3月のナッシュビルに向かったエルヴィスに対し
RCA??がそれを拒否し、エルヴィスが腹を立て??
目の痛み(緑内障)を理由に以降のセッションを中断し、
スタジオ未使用を避けるべく、ギタリストのJames Burtonが
LP「The Guitar Sounds Of James Burton」を作成し、
そこに録音された一曲が「Fools Rush In (Where Angels Fear to Tread)」だったことは、 大谷選手MVP獲得の記事にも書きました (書いてないよ)

で、PPMの作品としても知られている、如何にも「フォーク」な「Early Mornin’Rain」なんですけど、 シングルカットされることもなく、LP「Elvis Now」にひっそりと収録されるだけになって、1971~72年ライブでも歌われることがありませんでしたが、突如「Early Mornin’Rain」が レパートリーに復活しました。
1973年1月14日「アロハ・フロム・ハワイ」のライブ生中継終了後の「生放送」とは行かなかった地域向けの撮影・録音で

   Blue Hawaii
   Ku-U-I-Po
   No More
   Hawaiian Wedding Song
   Early Mornin' Rain

と、映画「Blue Hawaii」サントラ4曲に比べ「何らかの意図」を感じさせる「Early Mornin' Rain」がそこに加えられたのです。




Elvis Now



エルヴィスは「フォークのコンセプト」を諦めてはいなかったのでしょうか。
その後1973年のライブでも歌われなかった「Early Mornin' Rain」ですが
1976年4月のレイクタホ公演から
バンド紹介時の一曲としてですが本格的にセットリストに加えられ
1977年6月26日の「最終公演」まで歌い続けられました。

1971年3月15日に緑内障で目の痛みを訴えず、
レコード会社の反対を押し切って
「フォークのコンセプト」でセッションを続けていたら
エルヴィスその後の人生にも大きな変化をもたらしていたのではないでしょうか。
目は痛くても、のどの調子には問題がなかったのです。



     せき、こえ、のどに「朝の雨」なんですから




・・・折角の切り口でエルヴィスを語っても最後には
ある年齢層以下の人たちには容易に理解できぬ話で終わるのが
バークレー氏の「困ったとこ」なのですが
「せき、こえ、のどに」と聞いて、永六輔氏を思い浮かべたあなたは
私の仲間と言えるでしょう
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「A Cane & A High Starched Collar」 is びゅーちふる

2021年11月22日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと

先日、大谷選手のMVP獲得に絡めて「Fool Rush In (Where Angels Fear to Tread) 」の記事を、「ご町内のクイズ王」的な観点から書きましたが、「ギタリストJames Burtonの関連性」とは別に、エルヴィスは、サントラ曲のレコーディングに明け暮れた1960年代中盤に、ホームレコーディングとして「Fool Rush In (Where Angels Fear to Tread)」を残していたのです。



1966~67年頃のホームレコーディング(ほぼリハーサル)に於いて
エルヴィスはスタンダードナンバーやフォークソングを歌っていたわけで
ここに1970年代のレコーディングへのエルヴィスの意向を汲み取ったりするのが
エルヴィスのファンとして必要な観点なんだと思います。

で、もしも、もしもですよ、1966年に結成された「Buffalo Springfield」辺りの
「最新音楽」を「はっぴいえんど」よろしく取り入れていたら、
エルヴィスのその後の人生が大きく変わっていたのではないかとも思うのです。





まあ、エルヴィスばかっし聞いている私が「Buffalo Springfield」と背伸びをしても
メンバーのひとりスティーヴン・スティルスのこの姿ぐらいしか頭にありませんし
「はいからはくち」の「ハイカラ」で思い出すのは
「A Cane & A High Starched Collar」なのであって
エルヴィスの意向とは全く違った方向に向かってしまうのです。

しかし、1960年に録音されたもののレコード化されず、
1976年に「A Legendary Performer Volume 2(エルヴィス・プレスリーの歴史Vol.2)」で
初出となった際には、私が大好物の別テイクも出てきたといった経緯もあって
「まともに評価されない可哀相なサントラ曲」の思い入れがそこに働くのです。

      まあ、それを「はくち」の行動と言われても





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Fools Rush In (Where Angels Fear to Tread) : Elvis Back In Nashville

2021年11月19日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと

大谷、満票でMVP=二刀流で46本塁打、9勝―米大リーグ

バークレー氏が子供の頃には「カリフォルニア・エンゼルス」として認識していたんだけど
ニューヨークのファン獲得争いから離脱したドジャースが本拠地としていた
ロサンゼルスに、新球団のエンゼルスが踏み込んでいくのもどうかなって状況で、
球団立ち上げ時には「ロサンゼルス・エンゼルス」で始まり
その後「カリフォルニア・エンゼルス」になり、
一時期は「アナハイム・エンゼルス」に変わり、
現在はまた「ロサンゼルス・エンゼルス」になっているわけで
そもそも「Los Angeles」って地名が、スペイン語で「天使」なわけで、
「天使・天使」てなことになって、日本で言う「殿さまキングス」と同様の構造となり・・・

大谷選手がMVPを獲得したような晴れやかな日に
自らをバークレー氏と呼ぶような「Fool」な男は
天使が踏み込むのをためらうような場所に(Where Angels Fear to Tread)
話題を持っていくのでありました。ああ、ありました








     ずっとギタリストはおんなじなわけです



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夢の競演 : 51年前のライブに関して30年前に買ったLPを聞いて再調査

2021年02月20日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと



FTD「That's The Way It Is : 50th Anniversary Collector's Edition」 Book2には
映画「エルヴィス・オン・ステージ」の撮影が続いていた1970年8月13日MS ~ 15日MS や
1970年9月9日のアリゾナ州フェニックス公演の
情報なども載っていましたので、古~いレコードなんかを引っ張り出してくる
それはそれは生真面目なバークレー氏なのでありましたが
そんな余分なことをやっているから「平行作業」はまだ終わる気配を見せません

「言葉のかけら」ページ
「言葉のかけら」ブログ



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FTD「That's The Way It Is : 50th Anniversary Collector's Edition」 : 2020の溜め息
FTD「That's The Way It Is : 50th Anniversary Collector's Edition」 : 悩みの種の抱き合わせ感
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FTD「That's The Way It Is : 50th Anniversary Collector's Edition」 : ちょこっと画像を貼っておく

2021年02月18日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと



「言葉のかけら」ページ

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「かけらページ」抜粋 : 1970年8月4日の「不自然」に時間が食った、ああ食った

2021年02月15日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと

FTD 8CD&2Book「That's The Way It Is - 50th Anniversary Collector's Edition」Book1 p.159 に載せられた1970年8月4日リハーサルの情報には、これまでに再調査した1970年7月の情報とは明らかに異なる特徴がありました。
カメラで録られた「Mag」と録音テープ「2TR(エルヴィスの声が左に寄ったバイノーラル)」が
それぞれ別の音声を捕らえていたように解説されているのです。
(つまり上の表 に「Mag&2TR」のような表記なし ← 「かけらページ」で見ておくれ)

このような情報を見せられたら、
無理にでも頭をひねりたくなるのがバークレー氏の悪いクセ でして

    映像が残った「Mag」は、8月4日の音声と確定できても
    「2TR」の録音テープはもしかすると、8月5-6日にも続けられた
    コンベンション・センターでのリハーサルの音源かもしれない

    7月14日のリハーサルは、カメラ越しの録音のみだったことを考えても
    「同じパターン」がここにも存在したのかもしれない

と、一応過去の情報に基づいた推測をしてみましたが、
それを証明するには更なる調査が必要でした。
で、調査結果結果を上の表 に書き表してみると、
「Twenty Days And Twenty Nights (Last Verse #2)」からは
音源が「2TR」から「Mag」に切り替えられたことになっているのですが
FTD「One Night In Vegas」などを聞いてみても、
「2TR」からのバイノーラル音源が聞かれますし
同様に「Farther Along」と「Santa Claus Is Back In Town」も
「Mag」からとは思えないバイノーラル音源が発表されています。

んで、上の表 をあらためて見てみれば、
1970年映画「エルヴィス・オン・ステージ」にも使われた
「Words」の映像に対して「2TR」の音声しか残されていないのも
おかしな気がしてきまして、もう一度頭をひねってみたのです。

そんで、そんで、「不自然に感じること」に「一応の見解」をまとめてみますと
「Book1 p.159」の載せられた「オーディオ・ソース」の情報は、あくまでもFTD 8CD&2Book「That's The Way It Is - 50th Anniversary Collector's Edition」Disc6に使われた「オーディオ・ソース」を示しているだけで、それらすべてをモノラルにダブダウンしたと読み取るのが良いようなのです。

まあ、なんとか自分を納得させる結果に辿り着きましたが「Book1 p.159」には、
「Disc6 Track01 "Talk"」の音源が示されていなかったり、
海賊盤では発表されている「Something (#1) (Start Only)」が、
FTD 8CD&2Bookには収録されなかったり、
その海賊盤BOX Disc2にはステレオバージョンとして
「Ghost Riders In The Sky 」が、わざわざ追加収録されているのに
この8月4日については「Farther Along」と「Santa Claus Is Back In Town」のバイノーラル音源を収録し忘れた感じが残ります。

今後に残された「不自然に感じること」ですね。

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じわじわ : 今後調べ直す1970年8月のリハーサルに、ある疑惑点を見つけたとこです

2021年02月03日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと

【 1970年7月29日のメモ 】
FTD 「That's The Way It Is - 50th Anniversary Collector's Edition」Book1 P.139 によると
1970年7月29日リハーサルには、なぜか「Hava Nagila」までに3本の4TRテープが回されたことになっており、「My Baby Left Me」以降の録音に関してテープの情報が載せられていません。

エルヴィスが「Just Pretend」を歌いたいような態度(2度の"1Line")を示し、
リハーサルが続けられる中、M-G-Mの撮影と録音が終了したのですが
この日に回されていたカメラは、その撤収の様子を映していたようで、
どうやらその時にエルヴィスが「Just Pretend」を歌っていたらしき記録が
Book1 P.138に画像として貼られています。

この日のリハーサルは、
1996年の海賊盤2CDs「There's Always Me Volume 4」にモノラルで収録されたのち、
1997年の海賊盤「Electrifying」ではステレオで発表されましたが
2009年の海賊盤「Plugged In & Geared Up」では、「The Lords Prayer (1st Part)」までが
エルヴィスのボーカルが右側に寄った「バイノーラル的」なミックスで発表されたのに対し、
それ以降のトラックは、ステレオで発表されました。
その事実から判断すると、
海賊盤業者に渡った録音テープは、「The Lords Prayer (1st Part)」までのテープと
それ以降が収録されたテープの最低2本が存在したことが想像できますね。

( ↑ 「セッション表」を見ないと分かりにくい表現で

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2020+ 自分が書いた「ペラペラちょこっと」が既に「呪縛の元」なった可能性も

2020年11月05日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと

昨日「ペラペラちょこっと2020」を書き終えて 「次回の」に作業を移そうとしていたら
「ElvisMixer」に新たな作品が貼られて
「コメントせずにはいられない」の呪縛に囚われてしまいました
やはり中央に「エルヴィス&コーラス」が基本のようです。



しかし「Lover Doll」は、パラマウントからRCAに録音テープが引き渡された後に
ザ・ジョーダネアーズのコーラスがオーバーダブされ・・・
という「エルヴィス考古学」的な知識がありましたから
ここ「日々是」では今から9年前に「右コーラス」を公開していたのでした



まあ、「Spleeter」+「エルヴィス考古学」でステレオ化すれば・・
いや、私は「Lover Doll (Stereo Mix)」(↑)などを作っても
あくまでも「エルヴィス考古学」を理解するための副産物的な「資料」であって
自分でもそれを「捏造品」と呼んでいるわけですから
「より良いステレオ = より良い捏造品」を望んでもしょうがないのです

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2020-05 11ヶ月前の「捏造品」に解説を加えるタイミングを得る
2020-04 呼ばれて飛び出てRCAへ
2020-03 左右を取るか前後を取るか
2020-02 デビューシングルはブルースとカントリーの・・・
2020-01 11年前の「恋のメガ穴」を貼るところから物語がちょこっと始まる
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2020-09 結局「ステレオとは何か」に立ち返る

2020年11月04日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと

楽曲を最大5トラック(ヴォーカル/ドラム/ベース/ピアノ/その他)に分離できる
無料のオーディオ分離ツール「Spleeter」
・・・とは言え、
5分割にすればそれだけノイズが混じることは、もう皆さんにも想像が付いているでしょう。
そもそも5つに分割したところでそれをステレオにミックスしないと
通常のステレオシステムでは再生が出来ないのですし、
また、周波数帯が同じ「エルヴィスの声」と「コーラス」を分割しない方がノイズ低減の意味で
無理のない抽出になることも、前回の「ペラペラちょこっと」で解説しました。

おそらくそれらの「それほど難しくない理屈」を「ElvisMixer」は理解したのでしょう。
先月の初め頃からエルヴィスが歌った1950年代のモノラル作品を

  「ドラム」、「エルヴィス(&コーラス)」、「ギター&ピアノ」(場合によっては左右逆)

のような割り振りで、ステレオミックスに変換して公開し始めたのです。
つまりは「It Happened At The World's Fair)」のサントラ盤

  「演奏」、「エルヴィス」、「コーラス」

ではなく、「Please Don't Drag That String Around」テイク2のように
「エルヴィスとコーラス」が中央に配置されたのを思い出させるじゃないですか (← 強引 )

更に2020-05 11ヶ月前の「捏造品」に解説を加えるタイミングを得る

  バイノーラル風「All Shook Up」の左右のチャンネルから
  同じレベルで同じ音が出たときには「その音は中央に聞こえる」

と書いたのを思い出してもらうと、「ElvisMixer」

  「ドラム」、「エルヴィス(&コーラス)」、「ギター&ピアノ」

の配置でYouTube作品を作る際にも

  「ドラム&エルヴィス(&コーラス)」 と 「エルヴィス(&コーラス)&ギター&ピアノ」

の2分割で「Spleeter」を働かせれば、
ノイズの発生を最低限に抑えてステレオのミックスが完成しますし、
おそらくその考えで作った作品を、10月の初め頃から公開し始めたのだと思います。
ノイズ低減の目的では、ちょこっと望みがかなったのです (← 全然上手くない)



【 最後の余分な話 】
「ペラペラちょこっと2020」は、多少は文化的な話にもなりましたから
11月3日に完結しようと試みたのですが、
どうしても「余分な話」が紛れ込み 完成が1日遅れとなりました。

さて先日の日記

  そろそろ毎年恒例の「クリスマス音源」貼りが始まるわけですが (← 一筋の

と書いたわけですが、「ペラペラちょこっと2020」を書き進める間に
「ElvisMixer」では、予想通りに
1950年代のクリスマスソングも捏造 し始めたわけで、
「今年のクリスマス音源貼り」にも、利用させてもらおうかと思っています。

         では、そんなわけで


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2020-08 技術革新と、逃れるべき呪縛

2020年11月03日 12時07分00秒 | ペラペラちょこっと

「ElvisMixer」というYouTubeチャンネルをご存じでしょうか?
どうやら今から1年半ほど前に開設されたようですが、私はその存在を1年ぐらい前に知りました。
気付いた頃には正直に言ってあまり面白くもない音声ファイルを公開していたのですが
どうやら「ElvisMixer」の管理人(イギリス人?)が、オーディオ分離ツール「Spleeter」を
使用し始めたようで、私は成り行きを眺めていたのです。

「Spleeter」については、ここ「日々是」でもおよそ1年前の日記で触れていて
こんなことを書いていたのですが・・・

楽曲を最大5トラック(ヴォーカル/ドラム/ベース/ピアノ/その他)に分離できる
無料のオーディオ分離ツール「Spleeter」公開

  「The Beatles」の作品は、この手のソフトで分離したものを聞いたことがあるのですけど
  抜き出した「ボーカル」には高周波ノイズが乗ってしまうので
  「エルヴィスのボーカルだけを聴きたい」と思うファンには
  「好ましい結果」が得られないと想像しているのです

自分がそうであるからこのように信じているのですけど
エルヴィス・ファンのひとつの傾向として

  エルヴィスには他の歌手からは得られない声と歌い方が聞かれるのでファンになった
  だから可能であればエルヴィスの歌だけを抜き出して聞いてみたい

と考えるのが、ごく自然な姿勢なのではないかと思って、
1年前の日記に「好ましい結果が得られない」と書いていたのです。

で、「ElvisMixer」にも
エルヴィス・ファンと思われる傾向 が出たのは、今年の3月頃からで、
ボーカルを抜き出した [acapella] が貼られ始めたのです。
今回の「ペラペラちょこっと」の流れからして
まずは1954年の録音から「That's All Right [acapella]」を借りて来ました。



私が「Spleeter」の技術を知った当初の予想よりは
結構ボーカルだけを抜き出していますけど、やっぱり高周波ノイズが残っていますね。
次に1956年の録音「I'm Counting On You [acapella]」を聞いてみましょう。



そもそもコーラスが入っていなかった「That's All Right」よりも分離が難しくて
「I'm Counting On You [acapella]」には消したいのに消せない、
消してしまうとエルヴィスの音声にも影響が出てしまうコーラスが残っています。
当然エルヴィスもコーラスも「人間の声」なわけで周波数帯が同じだから、
エルヴィスの声だけを抜き出すのは現状困難なのです。

しかしエルヴィス・ファンに付きまとう「ボーカルだけを聞いてみたい」とする呪縛から
「ElvisMixer」が逃れる瞬間が「突如」やってきました

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