今回は「クロノス」初回と全く同じステージでのゲーム。しかしルールはかなり厳しくなっており、更にミッション失敗が響いて全体的に不利な展開が目立った。
賞金レートは残り時間ごとに上昇・自首一回ごとにハンター追加、という2つのルールが久々に復活。1秒100円からスタートし、20分ごとに100円ずつレートが上昇、完走者は72万円。これにより「タイム・イズ・マネー」―自首と完走でもがく逃走者たち―という心理戦が浮き彫りになる…か思いきや、今回の自首ボタンは大通りの1箇所のみ。しかもロック解除(暗証番号が9603=『クロノス』)の必要があり、面倒にも程があるw。その為「自首したくても出来ない」状況になったのは如何な事かと。
ゲーム展開は、とかくいつものセオリーから外れた展開が目立ったかなと。個人的には面白かったが、ルール的な欠陥部分もあり多少どうかなという感想。
まず、協力ミッション(発光ベスト解除)にて使えるカードキーが1回限りになった為に「ハマリ」現象が発生してしまったのが痛い、残り40分で切り園内全消灯になった後も発光を解除する事が出来なかった福田が確保されてしまい、その為にハリセン箕輪が発光ベストを解除する事が不可能になった―これは恐らく単発・「クロノス」時代を含め、「逃走中」という企画史上初めての出来事では?。
次いで、ハンター阻止ミッションの失敗。10箇所にばら撒かれた宝箱のうち、ハンターの乗った観覧車を止めるスイッチの入った箱は一つ。更に3分おきという短い間隔で投入された為、プレイヤーはどうしても探索に萎縮せざるを得なかった…かと思われるのだが、どうにも皆探さなさ過ぎ…結局ちゃんと探してたのは上地・山本・オリラジ中田・たむけん?くらいの物だったか。これは参加者の人選がイマイチだったせいかも?
最後に挙げたいのはハリセン・近藤の最後の行動。恐らく山本・中田が連続で確保された事により「ゲームらしいゲームをせず、更に自分のせいで何人も捕まってしまったのってどーよ?」みたいな精神状態だと推測されるのだが、むしろ保阪っても完走するべきだったと思うのはこの番組の観すぎだろうかw。
プレイヤーは「逃走中」としては過去最大の13人が参加。しかし前半30分で半数が捕まってしまい
、更にハンター阻止ミッションの失敗により残り20分時点で7人…という絶望的な状況に。更にバズーカサーチライトなどというブツを持ち込んだブラックサンタまで投入され、ヘリ追跡は無いに
も拘らず全く容赦が無い展開にw。
そんな今回良く立ち回ったのは、アッキーナ(南明奈)・ハリセン近藤と二度も同行者からハンターを逃がした山本裕典。積極的なだけでなく他プレイヤーをも生かすゲームプレイには非常に好感が持てた。ISSA・山本太郎、ドンドコ平畠や保阪等を呼ぶグラチャン大会をやる暁には、彼も是非w。…いやただの希望だけどw。
今回のステージはロックハート城、賞金は1秒200円。クレイアニメのBGMはゲーム「ジェットセットラジオフューチャー」のサントラ、「SHAPE DA FUTURE」。
ルールは「クロノス」で過去3回やった物と大筋では変わらず、「背中を壁や床に直接付ける行為は禁止」という項目が追加。これにより四つん這いでの移動など隙が出来やすくなり、以前よりゲームが展開しやすくなるよう改善された。さらに画的にも面白くなるというオマケつき(笑い)。
ロックハート城にて行われる「密告中」は今回で2度目。だが前回(「クロノス」時代)でやった時に比べ、アイテムの入った宝箱を配置したりしてフィールドを満遍なく見せていたという感じで違った印象に見えた。これぐらい広々と、隅から隅までステージが(プレイヤーを通じて)見えるとそれだけでワクワクしてくるというもの。この城でサバゲーやFPS(ステージエディットかMODのできる奴でステージを作る)をやっても楽しそうだ。まぁ迷惑そうだけどw。
今回のゲーム、前半は展開がユルく膠着状態が長かった為かルール解説が長い。ゲームで言えば序盤のステージで操作説明が入るような、実に段取り的な感じでどうも…という気もしたが、ゴールデンは番組に慣れてない視聴者も多いため仕方無いか。ウザ過ぎる範囲では(まだ)無いし。ナレーションがいちいち面白かったり、演出が「クロノス」でやった時とそう変わらないのには安心した。
まぁ前半が(ミッションは在れど)淡々としてた代わりに、番号バレして藤森に従う羽目になった山本が謀反に失敗する辺りからは次々と密告されていき見応えがあった。ロングレッグマン(ハンターではないw)もまさかの貞子化で恐ろしさ倍増だったし、、今回の「密告中」も以前までのタイムプレッシャーゲームと変わらずのクオリティを維持していたと言えよう。ゴールデンに行っても維持できるのは良い事ですね。視聴率が付いていけば良いのだけど。
プレイヤー。
今回は誰に聞いても藤森がMVPだろうw。番号を見た事を機に山本を子分とし従える姿はまさにヒール、悪役そのもの。相手を嵌める策といい、山本の謀反をすぐ見抜きあっさり捨てたり、相方に情けをかけ見逃したらその相方に…という最期といい、ワル顔でゲームを上手い事引っ掻き回してくれた。「逃走中」80分SPのキンコン西野と同じような立ち位置である。
他には初登場・時東ぁみが思いの外見せ場を作ったな、という感じ。スクラン2学期では「嘘メガネ氏ね!」などと思っていた(現在進行形ですけどw)が、早々と井森を密告したり、二度もロングレッグマンに追われる辺りは二重の意味で(笑)ゾクゾクと来たw。意外にデキる子なのか?。
他にもほっしゃん・高知東生・清水のミッちゃん(「クロノス」出場経験あり)等、なかなかいいプレイヤーが揃ったなという感じ。これに前回のロックハート城編の面子が揃ったら凄い事になりそうだ。
さて、今回は…というか、今回もお腹いっぱいになる物を見させてもらいました。やっぱり賞金の秒加算ルールじゃ「タイムイズマネー」の鉄則が形骸化しちゃってる気もするけどw、ゲーム自体は面白いからいいか。「逃走中」はその「タイムイズマネー」がゲーム性に繋がってて一癖あるんだが…、これは今後の課題か。
前回のロックハート城編みたいに満額からの秒減算なら、急いで決着をつけようとするから「タイムイズマネー」に繋がっていくと思うんだけど。
なお次回は12/19放送の「ジャンプ!2時間SP」にて「逃走中」を放送する模様(これで年内最後か?)。個人的には「護衛中」も「ジャンプ!」枠でやって欲しい、と思うけど。
オレ時事に取り残されている!
今回はゲーム番組としては演出しすぎてしまったきらいが。100人ハンターみたいな出オチネタはそう連発する物ではないという事がよく分かったw。
またハンター解凍を阻止するだけだった前半25分に比べ、後半30分は100人ハンター入場阻止ミッション・監視ヘリ&スケート部隊投入…と色々詰め込みすぎてしまった感じ。
前半で捕まったのが開始7分少々で共倒れになったチュート徳井・山田花子くらいだったのに対し、暗証番号を入力する役を買って出た小倉優子が捕まって以降は入れ食いの様相を呈したのも、前回の台場編に比べてバランスに欠けるなと。
登場キャラ的には…まずやはりレギュラーは5人も不要。ヒール役のケンコバ、自らの身を挺し100人ハンター阻止役を買って出た小倉ゆうこりんに見せ所を取られてどうするチュートリアル、どうするオリエンタルラジオ。レギュラー陣こそゲームを盛り上げてナンボなのに、特に藤森はゲームに必死すぎで好感度が下がるw。逆にあっちゃんはいい人オーラが出てて嫌いじゃないけど。
またハンター・監視役も、渋谷編のように捕まれば一人・自首すれば二人追加…という風にした方が、即死の恐怖を味わえる上に演出の必要も無くなると思うのだが。
あと編集…というかCMの入れ方も今までになく下手糞な気が。深夜のときはもっとギリギリ何かが起こるか起こらないかくらいのタイミングで「クロノス」の藍キャッチが入るのがたまらなかったのに。
今回はまだ許容範囲なものの、やはりゴールデンに逃走中だけ持っていくのはマンネリしそうで厳しい。まぁ次は密告中をやるそうなので、「ジャンプ!」枠は実質的に「『クロノス』と『それ以外(生態調査中など)』」という事になるのだろう。
でも再来週の『ジャンプ!』枠はバレー中継で飛ぶんだよなぁ…。11月の『クロノス』コーナーは1回しか無くてボクもう飢えちゃいそう!

計15人のメンバーが赤・青・黄色の3チームに分かれ、互いに敵チームの「姫」役をボールで撃破し自チームの生き残りを目指す。チームの内訳は護衛役4人+姫1人という構成で、参加者はボールを当てられたら即失格・キャッチすれば奪取可能(ドッジボールの要領か)。
ゲームは護衛役4人が姫を探す所から始まる。青チーム・安めぐみ、黄チーム・杏さゆり、赤チーム・森三中村上。でもここで違うチームの姫を探し当てちゃったら…というのはテレビ的には暗黙の了解ですねw。
開始9分、全チームに支給されていた黒ボールが使用禁止になり、代わりに使用可能となる銀ボールが2箇所のスポットから2個ずつ、計4個追加される。ここでボールを取れなかったチームは必然的に不利な展開に…という訳だが、フィールド内にも宝箱としてボールが隠されているとは言え少しきつすぎるのでは。ボールは1個で良くネ?という気が。
開始13分、ミッション発令。姫は開始25分(残り35分)までに、岐阜城門・高麗門・長屋門の3箇所にいる門番から通行手形を受け取らなくてはならず、失敗すれば強制失格となる。姫が動く=守る為にチーム全体が動く、という事になるのでゲームの展開にもメリハリがつくというわけ。
開始25分、先に受け取った通行手形は復活の手形だった。各チームは開始50分(残り10分)までの間、復活手形で失格となったプレイヤーを一人・一度だけ復活させる事が出来る。だが全チームが集結するカオスとなり、麒麟とアリキリ石井が捕まっていた青チームは依然ピンチが続く。
で、番組も「つづく」。
前回の「護衛中」にも言える事だが、どうにも「1秒につき200円ずつ増額」賞金のルールが「逃走中」と違い形骸化している印象。一応60分を超えてしまうとガメオベラ…もといゲームオーバーとなり賞金はパーなのだが、それも単なる時間制限というだけでいまいちゲームに絡んでる感じがせず。
それにいつものロン毛ハンターやダルビッシュハンター達がゲームに出て来ないと何だか寂しい気配。つーかハンターカメラ時・エンカウント時のBGMが無いと物足りない。
レギュラー化にあたり派生して出来た「密告中」「護衛中」もまぁ面白いっちゃ面白いけれど、やはり明確に「ハンターvsプレイヤー」という構図のできる「逃走中」が一番分かりやすくて完成度が高いゲームなのかなぁ…と、改めて思いマスタ。
閑話休題。
写真は秋葉原の旧ヤマギワソフト・ソフト館(既に閉店)より。専用コーナーが設けられ、ダルビッシュハンター(勝手に呼んでるだけw)の等身大POPがエスカレーターの昇降口に堂々と立ち塞がり、上映されていたDVD版(第1回・第2回/渋谷編)は数人が立ち止まって見入っていた。
この店は以前もダイバスターも専用コーナーを設けてプッシュしており、また何故か声優CDの棚には何故か千葉紗子さんのコーナーが(ry)…と他店とは異彩を放っている感じだったのだが、この度ソフマップとの経営統合に際し閉店と相成ってしまった。
たまたま過渡期であるのだろうか、来るようになって半年くらいしか経たないけれど秋葉原という街は本当に常に変わり往く街なのだなぁ…と感じてしまう。いいいい以上!。