ひそやかに一歩ずつ

2012年4月から始めた新潟100名山、今年はどんな山に行けるかな~?

朝日連峰

2013-08-13 | 新潟100名山

西朝日岳(1813,7m)   竜門山(1688m)   寒江山(1694,9m)

平成25年8月9日(金)~11日(日)  土砂降り強風

コースタイム

1日目

公民館(5:00出発)→古寺鉱泉P(8:30)→登山口出発(8:45)→

一服清水(10:20)→ハナヌキ分岐(10:30)→三沢清水(11:10)→

古寺山頂(11:45昼食)→銀玉水(13:40)→大朝日小屋(14:20泊)  

 

2日目

大朝日小屋(5:50出発)→金玉水(6:00)→西朝日岳(7:15)→

竜門小屋(8:20)→南寒江山(9:25)→寒江山(9:35)→

北寒江山(10:00)→三方境(10:15)→狐穴小屋(10:25泊)

 

3日目(往路下山)

狐穴小屋(5:10出発)→竜門小屋(6:50)→金玉水(9:20)→

大朝日小屋(9:40)→大朝日岳山頂(10:00)→小朝日岳山頂(12:25)

古寺鉱泉(15:00着)→大井沢温泉ゆったり館(15時45分)(16時半出発)

→公民館(19時解散)

  

1日目

T氏を先頭に私、SKさんと7人で列を成し古寺鉱泉長陽館前の橋を渡り登山開始です。30分ほど歩くとヒメコマツとブナ、種類の違う木が仲良くそびえ立っており珍しい合体の樹を見る事が出来ました。樹林帯を1時間半程登ると一服清水の水場に到着です。真夏にしては時折、心地よい風が吹き登り易い日でしたが、冷たい清水はとてもおいしかったです。そこから10分程でハナヌキ峰分岐です。日暮れ沢方面へはロープが張っており通行止めでした。次の三沢清水でも水分補給をし古寺山頂にて個々で持参した昼食を取り、だんだんと強風になり長く居ると寒くなるので30分ほどの休憩で歩き始めました。風はいっそう強くなり濃いガスに覆われまったく眺望は無かったです。小朝日岳の巻き道を通過するとガスの中からY字雪渓を見る事が出来ましたが、あっという間に隠れてしまいました。13時40分銀玉水に到着。ここでも冷たい水で喉を潤し大朝日小屋14時20分到着です。あまりの強風と濃霧で大朝日山頂へ行っても何も見えないだろうという事で行くのを止め今夜の宿でほっと一息ついてる間にH氏は金玉水まで水汲みとビールを冷しに行ってくると言い、出かけて行きました。皆で持ち寄ったおかずは、漬物、鴨肉、厚切りロースハム、天ぷら、イカ焼き、炊きたてご飯にひじきの煮込みを混ぜあっという間にひじきご飯の出来上がりです。冷たいビールに焼酎、日本酒と山の上とは思えないほどのご馳走を前に、アルコールも話も弾みます。翌日の天気を気にしながら、朝も早かったので19時過ぎ就寝としました。絶え間なく吹く強風と雨音で目覚め、朝までには止んでほしい願いましたが、ご来光は拝めず一面真っ白でした。

 

2日目

昨夜のひじきご飯を温め皆で食べ5時50分雨具装着で出発しました。踏ん張って立っていないと飛ばされてしまいそうな風と、顔に当たると痛さを感じる大粒の雨、暑さ対策だけを考えて臨んだ山行、この悪天候は想像もしてませんでしたが一歩一歩進むと辿り着きます。7時15分西朝日岳、周りは何にも見えません。朝日連峰初めての私は眺望を想像することもできず、8時20分竜門小屋、雨か汗かわからないぐしゃぐしゃの身体にT氏からの差し入れのプルーンがおいしかったです。枝狩りされていて整備された登山道でしたが落ちている木の枝で足を引っ掛けて転ばないように注意しながら歩き寒江山9時35分。以東岳、天狗小屋の分岐、三方境に10:15分。狐穴小屋10:25分到着です。こんな早い時間について何をしようかと時間を持て余し、まずはお昼の準備です。うどんをゆで外の冷たい水で冷し、玉ねぎのスライス、しょうが、青じその薬味を載せ冷しうどんの出来上がり、実に美味しかったです。天気が回復すれば以東岳へ行きたかったのですがあの土砂降りではとても行く気にはなれず、小屋で過ごし、早めの夕食の準備となりました。男の山ご飯。紫玉ねぎ、シーチキン、マヨネーズ、持ち寄ったものを混ぜサラダに、ソーセージと玉ねぎの炒め物、ボイルウインナー各種、漬物、美味しかったです。せめて最後の日は晴れてほしいと願い19時過ぎ就寝。夜中の雨音は止まず、これほどまでに遠い所に来て登山道が決壊して帰れなかったらどうしようと不安になる程の雨です。

 

3日目

最終日、往路下山、2日間かけて歩いた道を一日で戻ります。軽くお茶漬けで朝食を済ませ、まだ乾いていない雨具、靴を身につけ5時10分出発です。前日より悪天候です。さすが3日目ともなると登りがとてもキツく息切れがして、皆について行くのがやっとでした。濃い霧の中、顔を上げると竜門小屋、T氏からあんこ玉頂き美味しかったです。9時20分金玉水で水を汲み、大朝日小屋9時40分到着です。雨も少し小降りになり、3日間朝日連峰に宴会をしに来たのかと言われそうなので山頂に行きましょうと大朝日山頂に登頂。何も見えませんでした。下りて小屋の前で早いお昼を、S氏からのちまき、H氏からの大福と蜂密湯、元気の出そうなものを頂き、小朝日岳へと向かいます。私は難儀で登れない気がして巻き道を行こうと思っていたのに、ハチミツパワーだがんばれガンバレと後ろのSさんからの気合に負け息を切らしながらの登頂でした。靴ずれに絆創膏を貼るSリーダー、濡れた登山靴を脱ぎ靴下の水を絞っているH氏、グレープフルーツを皆に分けているS氏、トマトとお菓子を持ってちょこちょこと歩いているSさん、小朝日岳山頂は私達7人のメンバーでにぎわっていました。この頃には待ち望んでいた青空も見えこれから帰る私達には少し悔しいものもありましたが、15分ほど休憩をして、登りで利用した水場で水分補給をしながら15時無事下山となりました。大井沢ゆったり館で3日ぶりのお風呂に入り16時半帰路に着き19時公民館到着解散となりました。

 

暑さ対策を重視した2泊3日の登山でしたが、想像もしなかった悪天候。

数多くの高山植物を愛でる余裕もなくひたすら強風に向かって踏ん張っていた3日間。

一番行きたかった以東岳は行けず。

しかしメンバー7人の親睦を深め、今後も長くお付き合いできそうな関係ができたことは

今回の山行で得た最高の財産となることでしょう。

行って来れた事が自分の自信にもなりました。

また行きたいという目標にもなります。

楽しかったです。皆さんありがとうございました。

新潟百名山32座目までクリアです。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
頑張ったね~。 (occo.)
2013-08-13 15:42:15
お疲れ様でした。

自然には逆らえないですよね―。
お天気の神様にはウィンクされなかったようですが、それ以上に大切なものをゲットされたようですね。
(強風に飛ばされなくて良かったー!!)

いいこと一つ・・・どころじゃなく幾つか見つけられて良かったです。大事に大事に一生の宝・・かも。
お山はtomoさんにもう一度来て欲し~いって!!
そのときは私も連れてってね~~。
お疲れ様でした~~~。

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行きましょ (tomo)
2013-08-14 04:09:50
今度一緒に行きましょ
2日目がもったいない時間でしたが
悪天候なので仕方なかったです。
以東小屋はカビがはえて使用禁止とのことです。
建て直しに6~7千万掛かるらしいです。
資材の運搬に費用がかかるんですね。
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無事で何よりでした! (たくろー)
2013-08-14 06:52:01
山の地図を開きながら、日記読ませてもらいました。

小型台風襲来のような悪天候のなか、登っていたのは7人だけでは?怪我や道迷いなど、何もなくてよかったですね ・・・・・ 

是非、今度は以東岳の方から、縦走してみてください。
むかし昔、所属していた山の会の山行がありましたが。
(私は不参加)

スライドを見せてもらい、自分もいつか行きたい ・・・・以東岳は数年前山形側から登ってきましたが。縦走は未だかなわぬ夢で終わっています。

天気の良い時期、たおやかな山々を縦走したら・・・・きっと最高です。



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次は以東岳 (tomo)
2013-08-14 15:09:23
最初は大鳥池から以東岳の予定でしたが小屋が使えないと言う事でコースが変更になりました。
あの雨の中、高校生14~5人と先生のグループ、女性の単独と小屋は賑わっていました。
さすが帰りは天気も回復傾向だったので多くの登山者と
スライドしましたね
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お疲れさんでした (ロダン)
2013-08-20 20:24:12
10年前にお盆休みを利用して大鳥池から伊東岳~大朝日岳~朝日鉱泉へと縦走したことを思い出しながら拝見させて貰いました、

お天気だけはどうしようもないですね、
無事下山されて、お疲れさんでした。
                    
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次は以東岳 (tomo)
2013-08-21 00:12:15
ロダンさんありがとう
足の具合はどうですか?

初めての朝日のイメージが真っ白なガス
残念でしたが今度のお楽しみにとって起きます。
次にいけるときはすばらしい朝日連峰を期待してます。
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