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"ScottWalkerに恋してる”MadamSwallowのTeasalon part2

ScottWalkerを愛する人たちのためのサロンです。
彼への想いを語りましょう。

Scottとイギリス

2022-10-02 21:03:19 | 日記
10月です。
9月は世界中でいろんなことがありました。
エリザベス女王の崩御。見事に整えられた国葬はビデオで見返しても非のつけどころのない見事な葬儀でした。私は特にバグパイプの行進に感動しました。独特の小太鼓のドラミングも一部の隙も無く、気持ちが一致するというのはこういう事かとただただ圧倒されました。

Scottはこういうものを見て何を考えたかなぁとふと思いました。
アメリカを離れて人生の大半を過ごしたイギリス。「イギリスには感謝している」と言っていたScott。過ごしやすかったからかもしれません。
そしてニュースは相変わらずウクライナ情勢を毎日報道しています。プーチンの意固地な独裁政権はまさに狂気の粋に達し始めましたね。
どうしても勝てぬ。兵力を増やさねば、と国内の若者も戦地へ送ると言い出して。今このご時世に一指導者の為に命を投げ出すなんて若者がどれだけいるでしょうか。時代錯誤も甚だしいと笑ってしまう。
Scottはかねてから独裁者を軽蔑するより哀れみすら感じると話していました。そして過去の独裁者の末路を作品に投影し、その無意味な自己顕示欲を満たすために国民の命をチェスの駒の様に動かし奪うその愚業を軽蔑していました。
Scott自身もアメリカの兵役を嫌い、イギリスに逃れたという話を聞きます。アメリカにいても新しい音楽の世界に立ち遅れるというのも一つの理由でしょう。でも彼もJohnも戦争に行くなんてまっぴら。そんな無意味な事に大事な時間を費やしたくない。それが本音だと思います。(Garyは一度空軍に入ってパイロットを志願したそうですが足のケガで除隊したといいます)
確かに兵役をすっぽかすと軍法会議もんでアメリカには帰国できないというリスクもつきました。マネージャーのキングはあろうことか「Scottはゲイなんだ!」とアメリカに勝手にそんなことを書いた書類を提出してしまってScottは激怒していましたね。
とにかくいつも心の中に兵役だの戦争だの暗いストレスを抱えて生きていた彼らは本当に気の毒だったと思います。

ではそんな思いを寄せたScottの作品を聴いてみましょう。



そしてこちらは世代を超えて思いを共有する若い脚本家に出会ったことから出来上がったサントラ。

ブレルのこの曲の中にも反戦の言葉がつづられています

涼しくなったというのにこんな話題ですみません。
イギリスに渡って頑張っていたころの若い若いScottたちアメリカンボーイズの写真でお許しを。

3枚目は何しとんじゃ?笑

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25 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Thecla)
2022-10-04 08:07:08
Swallow さま
御多忙中でしょうに、新しいページのアップどうもありがとうございます。

最初から訂正要請で申し訳ないのですが、『No Regrets』に書いてあったことの記憶から。
〇Gary の記載
・子供の頃、小児麻痺に罹り、後遺症は微かにあるくらいだったが、1年間、学校を休んだ関係から、ベトナム戦争の徴兵検査対象ではなかった。
・英国王室主催のショウで、エジンバラ公に「どうして英国に来られたのですか?」と尋ねられ、Gary は「雨が降るのを見たかったからです」と答えた。

〇John の記載
・自分はベトナム戦争に行っても構わないと思っていた。
・Maurice King が Scott はゲイだという偽の診断証明書を書かせて徴兵検査逃れをさせたという噂について・・・「King については金に汚いとか、言うことは沢山あるが、いくら何でも彼には品位というものがあった」とこの噂を否定。
(年度は忘れましたが)Scott が King とともにパリから船で米国に渡り、徴兵検査を受け、心理テストの結果が F1 で不合格になったという噂を聞いた。John が Scott 本人に後に直接聞いたところ、その通りだった。
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真実 (swallow)
2022-10-06 06:37:04
Theclaさん
ありがとうございます。
いやGaryの事は大昔のヤングミュージックって雑誌からですからかなり眉ツバものですの😅彼の直筆だとかで何度も読んだもので。
でも短髪で空軍の制服着てヘリコプターに乗って笑顔の写真、あれ何だったんだろう?
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Unknown (小地蔵)
2022-10-06 14:23:10
アメリカンボーイズ
若い頃のWBの写真嬉しいです💓
1番目:3人揃って何見てるんだか~Johnは右Scottは左手首にブレスレットGaryは指輪が光ってますね。
2番目:Scott様よ~く見るとGaryの頭の上でVサイン?ピースサイン?
3番目:上と同じ場所かな空き地の整備?意味不明でホント笑っちゃいますね😁

町田義人さん
最近ハマっています😉GSのズー・ニー・ヴーのヴォーカルで後にソロに転向した方です。
夏になるとよく聞いた“白いサンゴ礁”南方で亡くなった方々への鎮魂歌ではという説最近知りました😓阿久悠さん作詞です。
“また逢う日まで”の元歌“ひとりの悲しみ”尾崎紀世彦さんと遜色ない歌唱力だと思うんですがね~残念です🙇
現在はメルボルンで彫刻家をされているようで総領事との写真がありました😊
それにしてもバンド名のズー・ニー・ヴーってどんな意味なんでしょうかね😒

又々Scott様と離れてしまいました~どうぞお許しを🙏
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Unknown (Thecla)
2022-10-07 08:30:37
Swallow さま

Gary は小型自家用飛行機の操縦免許を持っています。John と Scott が飛行機嫌いだったのに対し、Gary は飛行機大好き。ネットで調べると、日本の場合ですが、自家用飛行機の操縦免許を持っている人はヘリコプターの操縦免許も持っていることになるそうです。ヘリコプターの写真はその関係かも知れません。

Gary は、小児麻痺が治った後、継父の友人の湖畔にある素敵な別荘で半年間、静養させて貰ったそうです。継父は友人と 3 人でボートに乗り湖に漕ぎ出すのが趣味でしたが、その友人のうちの 1 人がオーソン・ウェルズ。

『太陽はもう輝かない』は全米ヒットチャートの 13 位だかに入ったことがあり、米国の雑誌にも WB の写真が掲載され、米国ツアーの話もあったそうですが、Scott が行きたがらなかったので、John も Gary もそれ以上は触れなかったと書いてあったと思います。

Scott が単独の歌手として来日したのは 1969 年冬でしたっけ?King と米国に行ったのはその前年で、来日公演後の夏に英国市民権を取ったのだと思います。
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wow (Swallow)
2022-10-09 10:27:40
小地蔵さん
ScottがGaryの頭にピースサインしてるのをJohnがニヤリと笑ってるでしょ。彼らは仲がいいんだけどいつも誰かが真顔になってたり逆だったりタイミングが合わない写真が多いんですけど、これはいいタイミングの写真だと思います。要するに普段着の表情ですね。

ズーニーヴ―!こりゃまた懐かしい。
R&B風のヒット曲でしたね。
彼らではなかったと思うのですが、WBを凄い意識した和製ポップスのグループ…だれか覚えてる人いないかな。
~たった一度の~とても素敵な~巡り合いだけーどーーー~
ってところだけ覚えてるんですけどぉ。
低音と高音のデュオがゆっくりとしたバラードによく合っていました。
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なーるほど (Swallow)
2022-10-09 10:33:10
Theclaさん
Garyについて沢山教えてくださってありがとうございます。
Garyはけっこう幸せな家庭に育ったんですね。病気や継父などいろいろあったのでしょうが、愛されて育った感じですね。

それにしてもオーソン・ウエルズ?!
うっひゃーすごいお人が遊びに来てたんですねっ!
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Unknown (小地蔵)
2022-10-09 17:52:39
ザ・ワンダース
Madamの言ってるのはこのグループかしら?
ウィキみたら活動は1967~1969年でウォーカー・ブラザーズやビートルズのカバー曲を歌っていてヤング720の準レギュラー、メンバーは3人でその内の1人が尾崎紀世彦さん😲
“霧と恋”という曲🎵
たった一度の口づけなのに~とか
霧の中で巡り会えたから~というフレーズが…
どっちかと言うとブルーコメッツライン😉

蛇足🐍
先日亡くなられた一柳慧さんオノ・ヨーコさんの一番目の旦那さんだったんですね~
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Unknown (ラッキーラッキー)
2022-10-11 01:53:24
Swallowさん
3曲 アップして下りありがとうございます😆💕「Sons Of」はやはり良いなぁ、と思います。
「Xmas Song」と「リーダーの子ども時代」は久々に聞かせて頂きました。Scottは世紀末の到来を音楽にしたのか、と思ってしまいます😢

エリザベス女王の伝統的な国葬は素晴らしいと思いました。私も何十年ぶりにバグパイプを聴いて懐かしさを覚えました。素朴で暖かく、ちょっとじわっと涙💧が滲むような気持ち。

若い3人の写真も嬉しいです✨
「この国に感謝している」とScottが言ったとのこと、34年ぶりに人前に出て音楽のオスカー賞と言われるMOJOの時だと思います。緊張して手で顔をなぞる癖がでてました。「僕を覚えていてくれてありがとう」とも言ってますね。
以前の皆さんのコメントに涙する文章があり、私も泣きました。Scottをよく知らないのに😅
Swallowさんの文章、また、お仲間の皆様の文章も、私の元気のもとです✨

モーリスキングの品性について、ジョンが書いてるとのこと。その時はジョンはそう思ったのかも知れないけれど、キングが亡くなって十数年後、奥さんや秘書の証言がサイトにでてました。キングの亡くなり方は他殺というニュアンスでした。
でも、本当のことはわかりませんね。
キングを首にしたScottですが、ビートルズのマネージャー、ブライアンエプスタインが興味を示し、ゲーリーに連絡した、との記事もありますが本当でしょうか?でも、その数日後、彼はアスピリンの取り過ぎで亡くなりました。自殺説が多いですが事故のようです✨ブライアンの部下みたいな、ロバートスティックウッドは物凄いショックだったようです。二人はゲイですが、そんな関係でなくマネージャーとしていかにグループを世界中に広めるか力を出そうとしたようです。ビートルズはブライアン、ビージーズはロバート。
ロバートは素晴らしいです✨音楽映画のプロデューサーもやり、ビージーズとは家族のような関係だったようです。

Scottは何れにしても、独自路線を貫いたとは思います。
そう言えば、リップ.スプリングスティンの来月出すアルバムが60年代のカバー曲でWBの「太陽はもう輝かない」がはいっているそうです。
評論家の渋谷陽一氏が言ってました。「太陽はもう輝かない」を聞いてみたい❗と。

昨晩は美事な満月🌕でした。
寒かったり暑かったりしていますが、皆様、お身体、ご自愛くださいませ。
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Unknown (ラッキーラッキー)
2022-10-11 16:36:03
アララ、間違えました。
リップ→ブルースです✨
「ボーン イン ザ USA」の
ブルース.スプリングスティ-ンです✨
失礼しました😅
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Unknown (Thecla)
2022-10-12 10:38:29
Gary は継父の事を「理想的な継父」と表現していたと思います。最初の名前は Gary Lee Hodgeson。最初の父親はドーナッツ工場を経営しており、工場の端はドーナッツを売る店舗だった。2 番目の父親は「Phil」とかいう名前だったことしか覚えていない。

母親の一族(数家族ということでしょう)は小さな家に一緒に住んでいたが、暖かい所だった。(玄関付近の写真がありましたが、日本の基準からしたら小さい家ではないと思います)。

母親はマナーは大切に教えたが、一人っ子の男の子ということで甘やかされて育った。そういう意味では Scott と同じ。だから、姉がいて両親健在の John がリーダーになるのは自然だった。

日本の CM にチャールズ・ブロンソンやオーソン・ウェルズが出演していることを発見した米国人が「米国人の知らない所で稼いでいる!巨匠のオーソン・ウェルズまで!」と驚いたことが映画の雑誌に出ていました。たぶん Gary の継父から聞いてウェルズは出演したのだろうなと思っていました。ポール・ニューマンが CM に出演する頃には、このことはよく知られるようになっていたらしく、皆さんの関心は「ポール・ニューマンが得る”円” はどのくらいだ?」になっていたように映画の雑誌には書いてありました。

不二家の CM について、『No Regrets』で、John は「出るべきかどうか分からなかったが、周囲の言うとおりにしておいた」と書いていたと思います。Paul Woods の書籍には、TV の CM のニュアンスが日本では違う・・・といったことが書かれていたと思います。
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