オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

可夢偉・F1韓国

2012-10-17 | F1・2012

可夢偉の状況について。
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ザウバー、可夢偉ぬきの来季ラインナップを示唆 
オートスポーツweb 10月12日(金)19時35分配信

 ペーター・ザウバーは、現リザーブドライバーのエステバン・グティエレスとフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが2013年のレースドライバー候補だと示唆したYallaF1.comが報じている。
 メキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスが来季はマクラーレンに移籍するため、メキシコ企業のテルメックスから支援を受けるザウバーチームは、ペレスと同じメキシカンのグティエレスを来季レースドライバーに昇格させるとみられている。また、現在チームのエースドライバーを務める小林可夢偉は、2013年の残留条件としてチームにスポンサーを持ち込むことを要求されているため、来季のシートは不確かな状態だと認めている。
 そんななか、ペーター・ザウバーに近いBlick紙のベテラン記者、ロジャー・ブノワは、グティエレスとヒュルケンベルグが来季ザウバーのドライバー候補と語ったと、YallaF1が伝えている。
「Blick紙がすべての可能性に言及していると思う。それ以上に疑いはない」
 ザウバーは11日、チーム代表にCEOのモニシャ・カルテンボーンが就任することを発表した。「身を引かなければならない」と、ペーター・ザウバーはBlickに語っている。「だが、私が興味を失ったと思っている人がいれば、それは全くの誤りだ」と、現在もチーム株式の3分の2を保有する同氏は今後も取締役会の会長としてチームに留まる。
 ザウバーは、可夢偉が鈴鹿で表彰台にのぼるのをスイスで見届けた時に、ポジションを譲ることを決断したと述べた。「そうだ、その通りだ」と彼はブノワに語っている。
[オートスポーツweb 2012年10月12日]
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 現在の状況をほぼ正確に報道しているのでは。ザウバーは、ペイドライバーを必要としている。従って、ペレスの後継とも言えるグティエレスに一つのシートを与えるのは規定路線でしょう。そして、もう一つのシートを可夢偉にスポンサー無しに与える事が難しい状況であることも確からしい。そのシートには、経験を積み重ねており、それなりのスポンサーを見込めるヒュルケンベルグを考えざるを得なくなる。そして、可夢偉に解雇を言い渡さざるを得ない。それが出来るのは、ペーター・ザウバー代表しかいない。ところが、可夢偉が表彰台を得る段階にまで到達してしまった。その為、言い渡す為にはペーター・ザウバーは、代表の座を退くのと引換にする必要が生じてしまった。
 可夢偉にとっては、後1回の表彰台だけでは苦しいかもしれない。連続表彰台か優勝を獲得して、解雇が不可能な状況をつくらざるを得なくなってしまった。後は、有力スポンサーを持ち込むしかない。それは、日本では珍しく拡大策を取るソフトバンクかユニクロくらいしかおもいつかないのですが・・・・
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予選。

1 M.ウェバー レッドブル 1:37.242 6
2 S.ベッテル レッドブル 1:37.316 6
3 L.ハミルトン マクラーレン 1:37.469 6
4 F.アロンソ フェラーリ 1:37.534 6
5 K.ライコネン ロータス 1:37.625 6
6 F.マッサ フェラーリ 1:37.884 6
7 R.グロジャン ロータス 1:37.934 6
8 N.ヒュルケンベルグ フォース・インディア 1:38.266 4
9 N.ロズベルグ メルセデスAMG 1:38.361 5
10 M.シューマッハ メルセデスAMG 1:38.513 5
11 J.バトン マクラーレン Q2敗退 -
12 S.ペレス ザウバー Q2敗退 -
13 小林可夢偉 ザウバー Q2敗退 -
14 P.ディ・レスタ フォース・インディア Q2敗退 -

レッドブルの1-2。ザウバーのシャシーは、こういうサーキットには向かないのかと思ってしまいますが、どうなんでしょう。トップ4は、やはり1周終わった時が楽しみですね。
決勝。
スタートで楽にベッテル、ウェーバーの1-2が成立。楽に逃げたレースと見えました。これで決まりかな?

スタートでウェーバーがベッテルを前に出す?

マクラーレンの壊れたアンダーボデー

ベッテルの安定した勝利

表彰台上での表情で良く分かる?

1   S.ベッテル レッドブル 1:36:28.651  
2   M.ウェバー レッドブル +8.231  
3   F.アロンソ フェラーリ +13.944  
4   F.マッサ フェラーリ +20.168  
5   K.ライコネン ロータス +36.739  
6   N.ヒュルケンベルグ フォース・インディア +45.301  

決勝=1位 セバスチャン・ベッテル
 僕にとってもチームにとっても完璧な一日だった。今日はいいスタートを決めることが重要だった。いい加速を見せてマークに並びかけることができ、ターン3に向けてイン側のラインを取り、うまくコーナーを立ち上がった。それによってターン4に向けて首位をキープすることができた。僕はトップを走っていたけれど、その位置を最後まで守れる保証はないことは、これまでの経験から分かっていた。今日はひとつしかミスを犯さなかった。ターン3への進入でロックアップしたことだ。タイヤの面で皆がぎりぎりの状況だった。あまりプッシュできなかったよ。右フロントタイヤがあまりいい状態でないのが頻繁に見てとれた。ファーストスティントとセカンドスティントで後続を引き離し、そのギャップをサードスティントで維持した。今のポジションを維持するためにベストを尽くしていく必要がある。ただ単純に自分の仕事をし続けるだけだ。

決勝=2位 マーク・ウエーバー
 スタート時のクラッチの操作が完璧にやれなかったのが残念だ。でもそこで終わったわけではなく、セバスチャンとバックストレートで争うことになった。仕掛けようとしたが、彼のスリップから外れると僕らのスピードは同じだった。その後のファーストスティントはとても順調だった。イエローフラッグのためにDRSを使えず、その後はタイヤバトルになった。セカンドスティントはあまりうまくいかなかった。タイヤをセーブするために少しペースを抑えたんだが、デグラデーションは悪化した。最終スティントが一番うまくいった。でもその時には(前に追いつくには)遅すぎた。勝ったセバスチャンを祝福したい。ワンツーフィニッシュを決めることができ、コンストラクターズ選手権において素晴らしい結果となった。でも僕としては複雑な気分だ。いい結果ではあったが、もちろん今日はトップを取りたかった。

決勝=3位 フェルナンド・アロンソ
 難しいレースだった。レースを終え、この週末の流れには満足している。コースのダーティな側のグリッドだったし、タイヤのライフやライバルたちのレースペースについて、はっきり分からずにいた。さまざまな不安があったので、なんとかポディウムに上ることができ、大きな安堵のため息をつくことができたよ。レッドブルが週末を通して最速だったというのは事実だ。でも僕らの目標は彼らのすぐ後ろにつくことであり、それを成し遂げることができた。もはや僕がポイントリーダーではないのも事実だけれど、このレースを前に4ポイントリードしていたのが大きな意味を持たなかったのと同様に、6ポイント上回られたことも大した意味はない。僕らがコンストラクターズ選手権で2位に戻れたのはとても重要なことだ。チームは戦えているということだし、それが今後シーズン最終戦まで僕らの強みになるだろう。過去4戦のうち2戦は出なかったも同然でありながらこのポジションに立てたことは、大きな意味がある。今後獲得可能なポイントは100ポイントあり、すべては僕らが今後のレースでどれだけ進歩できるかにかかってくるだろう。ここではシンガポールの時よりもトップとの差を大きく縮められたし、鈴鹿の時よりも上位に近づけた。だからこのままこの調子で続けていかなければならない。ベッテルの3連覇について? 彼とレッドブルは3回完璧な週末を送った。それについてお祝いを言うよ。でもすべてがスムーズにいく時期が長く続くと、いつかは何かが起こる時が来る。僕らは決して最速でないマシンでタイトルを争っている。つまり僕らにはいい仕事をする力があるということだと思わないか?

決勝=4位 フェリペ・マッサ
 鈴鹿に続き、また素晴らしいレースができた。スタートからフィニッシュまでとてもいいペースで走ることができたよ。ある程度それは予想できていた。金曜の時点でロングランで僕らのクルマがとてもいい動きをするのが分かっていたからだ。決勝で実際どうなるか確実なことは言えないというのは事実だけど、すべてがスムーズにいったよ。常にクルマから100パーセントの力を引き出せたし、そのことにすごく満足している。キミ(・ライコネン)とハミルトンを抜いたのは重要だった。その後自分のペースで走れたからね。終盤、フェルナンドに近づいたけれど、彼にチャレンジするということは全く考えなかった。タイトル争いにおいて1ポイント1ポイントがどれだけ重要か分かっているからね。チーム全員がフェルナンドを助けるために全力を尽くしているし、僕も彼のために走っている。今のチームがそうであるように、そして僕が同じ状況の時にチームがそうだったのと同様にね。シーズン後半になって、僕はこのクルマをこのタイヤで走らせるベストの方法を理解したと思う。今は楽しめているし、コクピットに座っている時、自分の状況を最大限に生かすことに喜びを感じている。将来に関してプレッシャーが高まってきていたけれど、ある時僕はもうそのことについて考えるのはやめようと決めた。そのアプローチが役に立ったんだろう。僕は自信がついたし、自分がしていることが楽しめるときが一番いい状態なんだ。インドまでの間にクルマを改善するためにたくさんの仕事をする。特に予選をよくする必要がある。アップデートが小さな進歩につながってくれることを願っているよ。タイトル争いにはその小さな進歩が決定的になり得るからね。

決勝=5位 キミ・ライコネン
 この順位は今日の僕らがいるべきポジションだと思う。スタート時のイエローフラッグは、フェリペ(・マッサ)とのバトルの中で不利になった。とはいえ僕らにはレッドブルやフェラーリに匹敵する速さはなかった。それにルイス(・ハミルトン)の後ろでかなり時間を失った。新しいエキゾーストシステムによってパワーが少し低下したことでオーバーテイクしづらかったんだ。でもあと何度かプラクティスセッションでテストをすれば、もっと多くのことを学び、改善していけるはずだ。終盤は完全に単独走行だったが、ポジションを維持するためにプッシュし続けた。それは簡単なことではなかったよ。セバスチャン(・ベッテル)との選手権上のギャップはとても大きくなってしまい、彼に追いつくのはかなり難しいだろうけど、最後まで攻め続ける。
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ほぼ率直で、冷静な語り口だと思います。ウェーバーがスタートでベッテルに譲ったとは言えないと思いますが、「クラッチねー」という気持ちにはなります。RED-BULLとしては、同時に大きなチャレンジが成功したので、F1で失敗する訳にはいかないということはあったかも。




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