オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

ブラウンGPとメルセデス(その3)

2009-11-17 | F1・2009

ブラウンGP、チーム名を変更か
2009/11/11 12:34


コンストラクターズ選手権を制したブラウンGPが、2010年を前にして”メルセデス”の名が入ったチーム名に変更する可能性がある。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、メルセデスがブラウンGPを買収するのは確実で、これによりブラウンGPのカラーリングはシルバーになると報じた。
しかし、正式にチーム名を変更できるのかは、メルセデスの独占的なF1パートナーとなっているマクラーレンの合意次第である。
マクラーレンはすでに、レッドブルが2010年にメルセデスエンジンを使用することには拒否権を行使している。しかし2009年シーズン開幕前には、ブラウンGPとメルセデスの2年契約を認めていた。
この”ミス”により、マーティン・ウィットマーシュがチーム代表としての座を追われ、ロン・デニス(マクラーレン・グループ会長)がチーム代表に復帰する可能性もあると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は報じている。
さらに『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、ブラウンGPとメルセデスが数日以内に提携強化の詳細を発表することを希望しているとも報じた。
「将来については、すべての可能性を検討しているが、何かを発表する段階ではない」ブラウンGPのロス・ブラウン(チーム代表)は『PA Sport(PAスポーツ)』へこのように語っている。
======================================================
マクラーレンとブラウンのせめぎ合いが本格化してきたみたいです。メルセデスはマクラーレンに対し、F1以外の関係は清算する方向で進めてきました。これは、双方スムーズに進んでいる様です。次にF1に関して、直結のチームを2チームにするか、1チームに絞るか。その1チームにマクラーレンを尊重するか、両天秤にかけるか。さて?という所でしょう。スペシャルカーについて無駄を絞ったのに、F1について直結のチームを2チーム持つのは、どうかな?と思います。そうするとその1チームにはどちらがふさわしいか。メルセデスにしてみれば、マクラーレンとの関係も長期間になったし、そろそろ「新しい女房を」という気持ちでしょう。そこにブラウンが思いがけない成績を記録してくれた。それじゃー・・・。でもブラウンを将来的に信用して良いのか?。ブラウンの今シーズンの成績が、昨年まで準備していた開発が「当たった」ことによるものであり、今後も続くのかどうか。ドライバーも含めた開発能力をどの様に評価しているでしょう。もう一つは、やはり財政基盤がいつまでたってもはっきりしない事でしょう。いくらリッチなメルセデスでも丸抱えをする時代ではないと思います。例の中東資本はどう動くのか。最後は、そこら当たりに帰着すると思うのですが。
-------------------------------------------- 11/12  ----------

メルセデスのイベントに1万5,000人が集まる
2009/11/13 12:35 TOP NEWS


8日(日)にイギリスのメルセデス・ベンツ・ワールドでメルセデスのイベントが開催され、1万5,000人ものファンが詰めかけた。
F1からはマクラーレンのルイス・ハミルトン、ブラウンGPのロス・ブラウン(チーム代表)が参加し、ハミルトンがマクラーレンのF1カーを走らせた。このほかにも、アンソニー・デビッドソンが今シーズンのドライバーズ、コンストラクターズ両選手権を獲得したブラウンGPのBGP001でデモ走行を行っていた。
F1以外にも、DTMやメルセデスのクラシックカーも登場。さらには、以前マクラーレンに所属していたミカ・ハッキネンやデビッド・クルサードなども姿を見せていた。
======================================================
ということで、バトンは姿を見せなかったようです。最終的に契約に至らなかったとしても、残留を希望しているならサービスして出席すると思うのですが。条件に達しなければ残留は無しよという事ですか。土壇場でマクラーレン入り?とばっちりでライコネンの席も中々決まらないでしょうね。
-------------------------------------------- 11/15  ----------

ダイムラー社がブラウンGP買収=単独参戦、マクラーレンにはエンジン-自動車F1

 【ロンドン時事】独自動車大手ダイムラーは16日、自動車レースのF1世界選手権シリーズに参戦しているブラウンGPを買収したと発表した。アラブ首長国連邦・アブダビの投資会社とともに株式を75%まで取得する。同チームには今季、メルセデス・エンジンを供給していたが、来季からメルセデスの単独参戦となる。チームの名称もメルセデスGPに変更される見込み。
 これに伴い、ダイムラー社はマクラーレンからは資本撤退。マクラーレンが40%の株式を2011年までに買い戻す。メルセデス・エンジンの供給は少なくとも15年まで続けられる。
 ブラウンGPは昨季限りで撤退したホンダのF1チームを買い取ったもので、今季のドライバーズ部門と製造者部門の2冠に輝いた。 
 英BBC放送(電子版)によると、今回の買収によって、ブラウンGPは来季、ニコ・ロズベルク、ニック・ハイドフェルトらドイツ人ドライバーを起用する可能性が高く、今季の総合王者ジェンソン・バトン(英国)はマクラーレンへ移籍する可能性があるという。(2009/11/16-22:49)

==========================================================
遂に決まったということですね。アブダビの投資会社の同意が得られて踏み切ったのでしょう。スーパーカーメーカーとなるマクラーレンにはエンジン供給者としてのドライな関係になる。運営もロスブラウンとメルセデスのノルベルトハウグの共同運営になると伝えられてます。そうするとあの方は?更にバトンも採用されない様ですね。多少格落ちでもドイツ系のドライバーで固めるつもりみたいですね。私は、メルセデスは、複数のチームに平等にエンジン供給するエンジンメーカーに徹するかと思っていました。しかしこの行動をみると、戦前の「大ドイツチーム」の構築まで進むかもしれません。そうすると将来的にはベッテルの獲得も視野に入っている?
---------------------------------------------  11/17  -------------


最新の画像もっと見る

コメントを投稿