オールドレーシングカー談義

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ハイブリッドスクーター、そのビジネスモデル

2010-08-07 | エコ・アーバンコミュータ

ハイブリッドスクーターが日本初登場(時事通信)


ハイブリッドスクーターが日本初登場  (時事通信)  8月 3日(火) 21時44分

電動モーターとガソリンエンジンを持つハイブリッドスクーターが日本に初登場し、3日に福岡市で報道陣に公開された。太宰府市の貿易会社「長剣通商」が企画や設計などを担当、中国の提携工場で生産し日本に輸入した【時事通信社】
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テレビで見た方も多いでしょうが、ハイブリッドのスクーターの登場です。ハイブリッドにするかどうかは、走行距離をどの様に設定するかでしょうから、この商品の場合は、多少長めに設定したかったということでしょう。それよりも注目したいのは、発売した会社が、福岡の社員数6名の会社であり、インタビューを受けていた社長さんの中国訛りです。日本名みたいでしたが、中国人なのか、帰化したのか。Liイオン電池は、中国から安く調達出来るルートを持っていると答えてました。企画次第で、これ位小さな規模で商品化できる。中国で生産と報道されていましたが、ベトナムで生産しても一向に構わないと思います。中国と九州のダイレクトなからみ具合が面白い。
 この後、この会社について色々調べてみると、元中国人留学生の宮長剣社長の創業した会社みたいです。昨年から、中国製バイクの輸入を50ccバイクから始めて、125cc,電動スクーターと拡大してきたみたいです。そして今回ハイブリッドまで拡大したみたいです。
 この会社の情報サイト --->  長剣通商
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 このハイブリッドスクーターを発売した長剣通商という会社は、元々は商社であり、技術者も加えてきたということみたいです。中国でイタリアンバイクを生産している会社と提携したというところがミソみたいです。つまり、イタリアンバイクのセンスによってユーザーにとっての魅力ある商品を作っている所はあった。しかし、これをそのまま日本に持って来れば品質的に問題がある。そこで日本から技術者を連れて行き、1年間をかけて、修正、改造を繰り返した。つまり、イタリア、日本、中国のいいとこ取りをしたということみたいです。実に優れた経営手腕だと思います。いずれ中国の生産コストが高くなれば、ベトナム、タイに生産を移すことも有り得るでしょう。
 ここで興味があるのは、1年間に亘って改良を加えた技術者達であり、どこからスカウトしてきたのでしょうということです。日本の大手バイクメーカーからの転進組?ヨーロッパから?中国人留学生?その少数の技術者達が中々優秀だったということみたいです。ケチをつければ、この会社自身で商品の魅力を生み出してはいないのではということです。イタリアンセンスに替わる、独自の魅力を生み出すことが今後の課題かもしれません。
    
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