オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

ファルコン9ロケットの再使用&宇宙ステーションへ

2011-10-27 | 航空宇宙

スペースX社、再使用型ファルコン9ロケットのコンセプトを発表
2011-10-05 13:15


 スペースX社(Space Exploration Technologies Corporation)のイーロン・マスクCEOは9月29日、ナショナル・プレス・クラブで講演し、 再使用型ファルコン9ロケットのコンセプトを発表した。
 再使用型ファルコン9ロケットは推進剤を残し、ペイロードを切り離した後、初段と2段目のエンジンをそれぞれ逆噴射し、機体を減速させ、地上に垂直着陸し、全段再利用するコンセプトだという。
 「(垂直着陸)は非常に難しいエンジニアリング問題です。しかし、私たちはそれを解決できるという結論に達し、それを実現しようとしています。ここで必ず成功するとは言っていません、私たちは失敗するかもしれません。でも、私たちは成功させるために努力するつもりです。私たちは既に机上で設計し、計算し、シミュレーションも行っています」
 再使用型ファルコン9ロケットの開発について、イーロン・マスクCEOはこのように述べた。 また、同氏は打ち上げコストについて、「再利用できれば、打ち上げコストは100分の1程度になるでしょう」と述べた。
 同社が公開している動画を見ると、有人宇宙船「ドラゴン」についても同様な機能を搭載し、打ち上げロケットから帰還カプセルまで、全て逆噴射回収できる設計となっている。
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ロケットを垂直着陸させて回収。再使用するものです。ワクワクしますが、中々難しそう。仮に決められた位置にまで戻って来れて垂直着陸出来たとする。しかし、その帰還過程で必要とされる燃料は、全体の何パーセント位なのか。算盤に合うのかな。
 ベンチャーとして、マスコミや投資家に自分達の先進性、開発意欲をアピールする目的の方が大きいかもしれません。
 
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スペースXが12月には宇宙ステーションに?
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Dragon poised for space launch  Tuesday, 25 October 2011

Dragon approaching International Space Station If all goes well, the capsule would be cleared to approach the Interational Space Station sometime in December (Source: NASA)
Space taxi A prototype passenger spaceship developed by privately owned Space Exploration Technologies has arrived in Florida for launch on a practice cargo run to the International Space Station.
Liftoff of the Dragon capsule aboard the company's Falcon 9 rocket is targeted for as early as 19 December, although the final launch date will be set by NASA, which is sponsoring the flight, says Bobby Block, vice president for communications for Space Exploration Technologies, also known as SpaceX.
The mission will mark the third flight of SpaceX's Falcon 9 rocket and the second for a Dragon capsule, which is designed to fly first cargo and later crew to the space station, among other missions.
With the retirement of the space shuttles earlier this year, NASA is dependent on partner countries to deliver cargo and to ferry astronauts to the orbital outpost, a US$100 billion project of 16 nations that orbits about 360 kilometres above the planet.
SpaceX, founded, owned and operated by internet entrepreneur Elon Musk and based in Hawthorne, California, is one of two companies hired by NASA to deliver cargo to the station. Orbital Sciences Corp plans to debut its Taurus 2 rocket and Cygnus space station cargo capsule on a test flight next year.
Along with Boeing, Sierra Nevada Corp and Blue Origin, SpaceX holds NASA contracts to develop spaceships that can carry people.
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「再利用可能ロケット」、米宇宙ベンチャー1月打ち上げへ 火星移住が目標

2011年09月30日 15:50 発信地:ワシントンD.C./米国
米ワシントンD.C.(Washington, DC)のナショナル・プレスクラブで話す米民間宇宙開発ベンチャー、「スペースX(SpaceX)」)のイーロン・マスクCEO(2011年4月5日撮影)。AFP/Nicholas KAMM

【9月30日 AFP】米宇宙開発ベンチャー、スペースXのイーロン・マスクCEOは29日、米ワシントンD.C.のナショナル・プレスクラブで会見し、宇宙と地上を何度も往復できる世界初の再利用可能ロケットの開発に取り組んでいることを明らかにした。目標は、いつの日か火星への人類の移住に貢献することだという。
 マスクCEOによると、前年スペースXが自社の宇宙船「ドラゴン」の打ち上げ実験に使用したロケット「ファルコン9」を、再利用できるように改良している。来年1月、国際宇宙ステーションへの輸送が初打ち上げ予定という。
 現在のファルコン・ロケットは、製造から打ち上げまでに500~600万ドル(約3億8000万~4億6000万円)、燃料関係に20万ドル(約1500万円)のコストがかかるが、大気圏再突入の際に燃え尽きてしまい、使用は一度限りだ。
 マスクCEOは、ロケットを再利用できれば「打ち上げコストは100分の1程度で済むだろう」と述べ、火星など他の惑星へ旅行したり、移住することさえ現実に近づくと語った。また、再利用可能ロケットの開発をめぐっては他の宇宙開発機関も試行錯誤し、失敗しているが、「この1年間でわたしは、解決方法はある、という結論に達した。それを試すつもりだ。机上で設計し、計算し、シミュレーションもし、うまくいった」と話した。
 開発中の再利用可能ロケットは、打ち上げ方は従来のロケットと変わらないが、その後に上部と下部に分かれ、柱状の下部ユニットが地球に帰還、発射時同様に直立状態でゆっくりと着陸する仕組み。発射台に帰還するために翼は必要ないという。
 マスク氏は、オンライン決済サービスのペイパルの創業者でもあり、同社の成功で手にした巨額の資金を使って電気自動車のテスラ・モーターズとスペースXを立ち上げた人物。(c)AFP/Kerry Sheridan
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スペースXの(ドラゴン宇宙船ーファルコン9)が来年1月には、宇宙ステーションに行く予定と発表していた。それが12月19日頃には行きそうだ。最終決定は、NASAが行なう。かなり早いペースですね。最初に単独で有人飛行をするのだと思ってました。しかし、それよりもステーションに無人で荷物を運ぶ方が先なのでしょう。ビジネスライクね。この飛行によって、米国が輸送手段を持ったということをロシアに示す必要があるのでしょう。ランデブー、ドッキングは、うまくいくかな?。ヴァージン、スペースXと宇宙ビジネスが急速に進むと、国家単位での宇宙開発が、古臭く見えてしまいますね。
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リンクしたサイトのつながりが不安定な様なので改めて動画をリンクしておきます。

Reusable Falcon 9
それにしても格好良過ぎますね。こんなにうまい具合に行くのだろうかと思ってしまいますが。これ位アピールしなければいけないのでしょうが。
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