この一ヶ月コミュータークラスを辿ることになりました。その過程で2輪(スクーター)と軽自動車の間のカテゴリーが最もいじりがいがありますね。はっきりとした定形が定まらないので、それだけ発展する余地があるのです。一ヶ月間に取り上げたものを中心に並べてみました。そのサイズから、スクータークーペという呼称を付けてみました。
ジャイロキャノピー HONDA 3R-C
1955 BMWレコードブレーカー VW NILS EV
ルノーtwizy ピアジオNT3
T.27
構造を簡潔にしたいと4輪は避けたい。2輪は、楽しみの為のオートバイだったら良いが、リーンによってタイヤを「こじる」ので燃費は、サイズの割りに悪くなる。3輪だとその車輪配置によって得失が出る。低速主体であれば、3輪トラックや後ろ1輪の乗用車などで使える。速く走ろうと思えば、リアロール剛性を高める為に後ろ2輪が必要となる。では前1輪で良いかというとコーナリング性を確保するとリーンさせたくなる。どっちつかずになって、結局4輪かと思ってしまう。私は、Segwayのような平行2輪に可能性があると今でも思っています。但し2輪CCVと云っても全面的に電子制御に頼るのでなく、機械的に出来るところはなるべく機械的に行う。どうしてもという所だけ電子制御で行いたいと考えています。
結局、スクータークーペでも4輪になってしまうというのは寂しいですね。
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更に「未来と過去」の例を挙げると現在の「クルマ」の概念を逸脱する楽しみが、出てきます。
マツダEX-005 帝人カーボン試作車
米国Baker Electric
BakerElectricは、ガソリン自動車普及後も、上流階級の婦人層の間で第2次大戦時位まで使われた。ラウンジ形式で向かい合わせに座り、真ん中のテラーで操縦した。つまり、上流階級の住宅区域内と周辺での低速の移動手段としては、これで充分だったのでしょう。現在の主婦の用途(近所スーパーへの買い物、幼稚園への子供の送り迎え)には使えるでしょう。反対にEX-005は、4人が背中合わせに座ります。これらは、現在の日本人の「クルマ」のイメージを逸脱するでしょう。
1909 Baker Electric- from Jay Leno's Garage
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温故知新と云いますか。BakerElectricのルーフにソーラーパネルを載せたもの。最初から低速移動に割り切ったクルマなので元々モーターも数馬力のパワーしかない。従って、これはこれでエネルギーサイクルの循環がうまく回ることになる。収まりの良い構成になってしまった。これでヘッドランプをLEDに更新。ホイールをアルミホイールかカーボンホイールに。パネルをカーボンにすると・・・。最新鋭のEVに化けてしまう。バッテリーは、リチウムイオンよりむしろウルトラキャパシタに出来れば良いですね。流線型でない未来の車もあると思います。
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