オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

F1イギリス

2015-07-06 | F1・2015

F1イギリス。フリー3。

順位ドライバーチームタイムラップ数
1 L.ハミルトン メルセデスAMG 1:32.917 18
2 N.ロズベルグ メルセデスAMG 1:33.469 14
3 K.ライコネン フェラーリ 1:33.692 20
4 S.ベッテル フェラーリ 1:33.918 17
5 M.フェルスタッペン トロ・ロッソ 1:34.147 20
6 C.サインツ トロ・ロッソ 1:34.282 23
7 F.マッサ ウィリアムズ 1:34.501 19
8 V.ボッタス ウィリアムズ 1:34.538 19
9 D.クビアト レッドブル 1:34.545 16
10 P.マルドナード ロータス 1:34.708 25
11 N.ヒュルケンベルグ フォース・インディア 1:34.886 21
12 D.リカルド レッドブル 1:34.896 15
13 S.ペレス フォース・インディア 1:35.121 22
14 R.グロージャン ロータス 1:35.246 22
15 F.ナスル ザウバー 1:35.587 19
16 J.バトン マクラーレン 1:35.695 19
17 M.エリクソン ザウバー 1:35.919 20
18 F.アロンソ マクラーレン 1:36.101 6
19 W.スティーブンス マノー 1:37.989 19
20 R.メルヒ マノー 1:38.285 18


予選


F1第9戦イギリスGP 公式予選 総合結果

 NoDriverTeamTime
1 44 L.ハミルトン メルセデス 1'32''248
2 6 N.ロズベルグ メルセデス 1'32''361
3 19 F.マッサ ウイリアムズ 1'33''085
4 77 V.ボッタス ウイリアムズ 1'33''149
5 7 K.ライコネン フェラーリ 1'33''379
6 5 S.ベッテル フェラーリ 1'33''547
7 26 D.クビアト レッドブル 1'33''636
8 55 C.サインツJr. トロロッソ 1'33''649
9 27 N.ヒュルケンベルグ Fインディア 1'33''673
10 3 D.リカルド レッドブル 1'33''943
11 11 S.ペレス Fインディア 1'34''268
12 8 R.グロージャン ロータス 1'34''430
13 33 M.フェルスタッペン トロロッソ 1'34''502
14 13 P.マルドナド ロータス 1'34''511
15 9 M.エリクソン ザウバー 1'34''868
16 12 F.ナッセ ザウバー 1'34''888
17 14 F.アロンソ マクラーレン 1'34''959
18 22 J.バトン マクラーレン 1'35''207
19 28 W.スティーブンス マノー 1'37''364
20 98 R.メリ マノー 1'39''377


F1イギリスGP 予選:ドライバーコメント
2015年7月5日

2015 FORMULA 1 BRITISH GRAND PRIX

1位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「スペシャルな一日だし、ここシルバースオンに来てくれた素晴らしいファン全員の前でホームでポールを獲得できたのはさらに特別な気分だ。彼らは本当に素晴らしかったし、全員のサポートに心から感謝したい。完全にスムーズな週末とは言えなかった。プラクティスセッションではあまり適切なバランスを見つけることができなかった。でも、トラックの好きな部分は風が強かったし、特にミドルセクターはタフだった。でも、幸運にも予選で全てをまとめることができた。本当に興奮したよ。機能するクルマに乗って、ラップを周ると、目の端からコーナーの外でフラッグが振られているのが見えた。ここには弟も来ているし、観客のバナーにたくさんのメッセージが見えたし、今日はソーシャルメディアも賑わっていた。みんなのサポートに十分にお礼できていない。とても嬉しく思っているよ!」

2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「Q3の最初の走行は速かったし、決めたと思ったけど、ダッシュボードを見たら、ルイスの方がコンマ1秒速かった。とても悔しかったね! 2回目の走行で改善する予定だったけど、左フロントタイヤが何かおかしいと感じた。グリップがなかったし、後からそこを調べる必要がある。いくつかのクルマの問題により、ここまでトリッキーな週末だった。でも、前回のレースで見たようにまだどんなことも可能だ。ガレージのスタッフにまた心から感謝したい。問題の後、彼らは僕のクルマを送り出すために午前中のセッションでも多くの作業をしてくれた。それにこんなにも多くの観客の前でここでレスができるのは本当に素晴らしいことだ。みんながレースを愛しているのは明らかだし、イギリス人ではないドライバーえも応援してくれる。とてもクールだし、彼らにも大きな拍手を送りたい」

3位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「僕たちのホームグランプリで素晴らしい一日だったし、僕たちが3番手と4番手を獲得できたのは素晴らしい結果だ。バルテリと接戦でラップタイムを入れ替えていったのは楽しかったね。コプスの進入での風は本当に強かったし、クルマのバランスに影響を与えたので、慎重にいったし、膨らんでタイムを無駄にすることがなかった。2台がメルセデス以外の全員の前ンに出られるペースを示したことは僕たちにとって非常に重要なことだ。明日は簡単ではないだろうけど、準備はできているし、エキサイティングなレースになるだろう」

4位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「僕たちがどれくらい改善したかについてわかっていたけど、これほどまでだとはまだ少し驚いているし、明日は僕たちにとってとても良いレースになりそうだから良いことだ。もちろん、常にチームメイトの前にいたいけど、僕たちは良いバルトをしていたし、最後にフェリペの方がちょっと多く改善した。僕たち2台揃ってチャンピオンシップの直近のライバルの前にいるのは素晴らしいことだ。本当に良いスタート位置だし、表彰台争いで優位な立場にいる」

5位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「簡単な予選ではなかった。風が強く、ハンドリングは理想的ではなかったし、全員にとって非常にトリックだった。走行毎、コーナー毎ににコンディションが変化し続けていたからね。風が強いと僕たちにとってあまり簡単ではないことはわかっているし、その点で僕たちはクルマを改善しているけど、まだここでは全てのセクターをまとめて、適切なラップを刻むのは難しいかった。もちろん、僕たちは5番手と6番手には満足できないし、ちょっと落胆しているけど、ベストを尽くすつもりだし、明日はもっとうまくやれることを願っている。僕たちが後退しているとは思わないし、今日はとにかくコンディションが異なっていた。レースで何ができるか見てみるつもりだし、ポジションを上げるためにプッシュするつもりだ」

6位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「期待していたよりも難しかったし、そこを調べなければならないけど、明らかに僕の側は“クリーン”ではなかった。適切なバランスを見つけることにちょっと苦しんだ。今日はベストな一日ではなかった。明日はエキサイティングなレースになることを願っているし、僕たちは多くのことをすることができる。僕たちにはペースがある。追い抜くのが難しいことはわかっている。特にウィリアムズには優れた直線スピードがあるからね。でも、見ているつもりだ。明らかにベストなスターティングポジションではない。Q3ではどの走行も満足できなかった。アウトラップは良くなかったし、最後のアタックではフェリペとクラッシュしそうだった。ニコがとてもスローだったので、ちょっとした混乱があったんだと思う。でも、誰も非難はできない。結局、最終ラップでミスしてしまったけど、全体的に僕たちは十分に速くなかった」

7位:ダニール・クビアト (レッドブル)
「スターティングポジションは、今日僕たちが達成できた最大限だ。クルマの全てを引き出したし、もう引き出せるものは残っていなかったと思う。僕たちは大きな期待をせずに子尾に来たし、今週末、クルマは本当に扱いやすい。このトラックには良いフィーリングを持っているし、明日のレースを楽しみにしている。レースコンディションはかなりチャレンジングだろうけど、ポイントを獲得できることを願っている」

8位:カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)
「満足しているし、このトラックを本当に楽しんでいるよ! 今日僕たちは最大限の仕事をしたし、クルマからこれ以上は引き出せなかったと思う。週末ずっと、僕たちは強そうだったし、全ての時間で楽観的だった。今日の8番手に満足している。明日はバトルの多いのタフなレースを予想しているけど、いつものようにスタート位置かそれ以上でフィニッシュし、ポイントを獲得できるよう全力を尽くす」

9位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「今日は楽しかった。シルバーストンは楽しいトラックのひとつだ。特に新品で軽い燃料のときはね。パフォーマンスには満足している。僕のラップはクリーンでなかなか良かったし、スムーズなセッションだった。僕たちがここに持ち込んだアップデートは本当にうまく機能しているし、それらがなければ、今日トップ10に入るのは不可能だったと思う。なので、その点でかも満足している。僕たちがクルマについて探索して、学んでいけば、もっと引き出せるのをわかっているからね。今週末に関しては、ロングランのペースは競争力がありそうだしだけ、僕の前のクルマもとても速そうだし、ポイントを獲得するために懸命に作業しなければならない」

10位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「僕にとっては複雑な予選だった。最速タイムは抹消されてしまったし、コースオフしたとは思っていないので、ビデオをチェックして、見直さなければならない。高速コーナーでのクルマは本当に素晴らしいし、走っていてとても楽しかったけど、僕たちは低速コーナーに苦労しているし、ストレートとともにそこでタイムの大部分を失っていると思う。10番手スタートだけど、さらに上位グリッドでフィニッシュするために戦略で何ができるかを見ていくつもりだ」

フェルナンド・アロンソ
MP4-30-01
FP3 1分36.101秒(トップとの差 +3.184秒)6周18番手
予選
   Q1 1分34.959秒(オプションタイヤ)17番手
   Q2 -
   Q3 -
「今朝のFP3終盤でマシンにトラブルが発生しました。確固たる解決策はなかったものの、適切な処置が見つかり、リセットした後は、すべてが正常に機能し始めました。その結果、午前中のフリー走行でほとんど走行できないまま予選を迎えたため、セットアップやコンディションのいずれも十分に理解できていない状態で、セッションを開始することになりました。ただ、そういった制限があったことを考えると、予選ではマシンの実力を最大限に引き出すことができましたし、あれよりも速いスピードで走ることは無理だったと思います。
スパやモンツァのような高速サーキットと同様に、今回のレースが我々にとって厳しい内容になることは分かっていました。それでも、これが長期プロジェクトであることはチームの全員が理解しており、今後に向けて着実に基盤を築き上げていることは確かです」

ジェンソン・バトン
MP4-30-04
FP3 1分35.695秒(トップとの差 +2.778秒)19周16番手
予選
   Q1 1分35.207秒(オプションタイヤ)18番手
   Q2 -
   Q3 -
「今週末はオプションタイヤよりもプライムタイヤの方が私にとっては断然合っているようですが、その理由はよく分かりません。オプションタイヤの場合、通常はマシンのバランスを取るためにフロントウイングにさらに角度をつけるのですが、今回はフロントウイングを外側に広げた状態にしています。
まだマシンのバランスに少し悩まされていますが、明日のレースでは多くのことを学べればと思っています。今はそれを目標にするしかありません。
残念ながら、これが我々の現状であり、名声を築き上げてきた経験豊富なチームにとっては厳しい状況です。シルバーストーンには、常にすばらしい雰囲気があり、今日もその例外ではありませんが、母国の観客の皆さんの前で良い走りを披露できないことがとても残念です。
明日はもっと良い一日になることを願っています」

エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「ホームレースとなるイギリスグランプリにおいて、マクラーレンが予選17番手および18番手という結果に終わったことは、非常に受け入れがたい事実ですが、そう認めざるを得ません。
我がイギリスのファンの皆さんは、世界で最もF1に関する知識があり、熱狂的で、かつ忠誠心もあり、率直に申し上げて、もっと良い結果を望むに値する方々です。いずれは我々が成功を収めるときが来て、将来的にはファンの皆さんも応援する理由を見い出せるはずですが、今週末はまだそのときではないので、その点についてお詫びします。
ただ、自分たちの目標に辿り着くために何をしなければいけないのかは分かっていますし、良いバトルができるように引き続き挑戦します。前にも申し上げたように、我々は必ず目的地に辿り着いてみせます。また、我々のチームには、フェルナンドとジェンソンという、長引く逆境にも屈しないワールドチャンピオンがおり、両ドライバーの懸命な努力はチームの全員にとって常に励みであり、2人の姿勢には脱帽します。それと同様に、ウォーキングや日本のさくらにいるメンバーも、今の状況を好転させようと超人的な努力を続けています。そんな彼らの努力がいつか勝利という形で報われるとき、この暗黒の時代をあきらめずに突き進んだことが、今後のチームの復活の「鍵」となるでしょう。
特に、今朝のFP3で不具合が発生したフェルナンドのマシンを予選に間に合わせるために、非常に迅速で効率の良い作業をしてくれたメカニックのメンバーに対して、感謝の意を称します。
明日のレースを楽しみにしていますが、ポイントを獲得するようなパフォーマンスを期待するのは現実的ではないでしょう。ただ、シルバーストーンは天気が変わりやすいことで有名なので、理論上は、いかなることも起こり得ます。ですから、何が起こっても、我々は自分たちの力を出し切る構えです。フェルナンドとジェンソンという、2人の偉大なドライバーを先頭に、我々の挑戦は続きます」

新井康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「まず、フェルナンドのマシンを予選開始までに準備することができたチームワークは本当にすばらしいと思います。両マシンともに、残念ながらQ1敗退となってしまいましたが、パワーユニットとしては良い方向に向かっています。
ただし、予選でもう少し前のグリッドに行くには、車体と合わせたマシンの総合力が必要です。チームのエアロアップデートを行ってからの時間が十分に経過していないことと、特に高速コーナーが連続するシルバーストーンへ合わせることができていないことが今日の結果だったと思います。
明日の決勝については、きちんとしたレースペースの確保とマネージメントを重点において、良い結果につながるようにしたいと思います」

2015年F1第9戦イギリスGPの決勝レースは、以下のような結果となった。
(オートスポーツweb)
F1第9戦イギリスGP 決勝結果

 NoDriverTeamGap
1 44 L.ハミルトン メルセデス  
2 6 N.ロズベルグ メルセデス +10.956秒
3 5 S.ベッテル フェラーリ +25.443秒
4 19 F.マッサ ウイリアムズ +36.839秒
5 77 V.ボッタス ウイリアムズ +63.194秒
6 26 D.クビアト レッドブル +63.955秒
7 27 N.ヒュルケンベルグ Fインディア +78.744秒
8 7 K.ライコネン フェラーリ +1周
9 11 S.ペレス Fインディア +1周
10 14 F.アロンソ マクラーレン +1周
11 9 M.エリクソン ザウバー +1周
12 98 R.メリ マノー +3周
13 28 W.スティーブンス マノー +3周
R 55 C.サインツJr. トロロッソ DNF
R 3 D.リカルド レッドブル DNF
R 33 M.フェルスタッペン トロロッソ DNF
R 13 P.マルドナド ロータス DNF
R 8 R.グロージャン ロータス DNF
R 22 J.バトン マクラーレン DNF
12 F.ナッセ ザウバー  


F1 イギリスGP 決勝:ドライバーコメント
2015年7月6日


2015 FORMULA 1 BRITISH GRAND PRIX

優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「僕にとって非常に特別な週末だった。去年もそのすべてを見たはずだけど、ファンはとにかく素晴らしかった。このレベルのサポートは想像できなかった。この勝利は彼らのためのものだ。心からありがとうと言いたい。チームのためにも嬉しく思う。本部の全員がこの素晴らしいクルマを造るために驚くべき仕事をしてくれているし、今日もとにかく全てがパーフェクトだった。チームの一人一人に心から感謝している。ホームで彼らのためのこの結果を残せて本当に嬉しい。レースのスタートは明らかに良くなかったけど、1回目のピットストップでスタッフたちは状況を変えるために素晴らしい仕事をしてくれた。その後、雨が来たとき、違った方向に向かうことは本当にタフだった。先頭を走っていたので、どこでプッシュすべきかを判断するのはとても難しかったし、フロントタイヤがかなり冷えていた。あの時は、これまでやってきたなかあで最高のピット判断ができたと思う。そこからはとにかくホームに持ち帰るだけだった。最終ラップに差し掛かったときに、ファン全員が立っているのが見えたとき、込み上げてきたことを認めなければならない。なんて素晴らしい一日で、なんて素晴らしい感覚なんだろう。本当に感謝している」

2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「僕にとってエキサイティグなレースだった。本当に酷いスタートだった。2つポジションを失ってしまい、オーバーテイクは不可能だったので、しばらくの間、2台のウィリアムズの後ろで身動きがとれなかった。ルイスはピットインで彼らをクリアしたけど、残念ながら、僕にはあまりうまくいかなかった。あと少しだったけどね! その後、雨が来て、ペースを上げることができたし、彼らをオーバーテイクして、ルイスとのギャップを縮めることができた。その時点ではレースに勝てるかもしれないと本気で思っていた。でも、そのあと彼がピットに入った。その瞬間は間違った判断だと思った。突然、雨が強くなり始めるまではね。僕はもう1周ステイアウトして、ウェットでスリックタイヤであまりに多くのタイムを失ったので、ルイスが正しい決断をしたことがわかった。あれがレースを決めたし、僕にはもうチャンスはなかった。でも、全体的に見て、ルイスは週末全体で最高の仕事をしていたので、本当にふさわしい勝利だと思う。また1-2を達成できたのはチームにとって、そして、ファクトリーにいる同僚の全員にとって素晴らしいことだ。素晴らしいクルマをありがとう!」

3位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「本当にスタートが酷かった。ほぼスタートラインを離れられないような状態で、ポジションを失ってしまった。リスタート後にポジションを上げたけど、結果として2つ失ってしまった。その時点では、ちょっと僕たちにとっての週末全体と同じようにまとめられていなかったけど、そのあと僕たちは状況を変えることができた。大部分が非常にアグレッシブな戦略によってリカバーすることができた。チームと常に連絡を取っていたけど、天候に関して正しい決断をするのは簡単ではなかった。でも、僕たちは完璧なラップでピットに入るという素晴らしい判断ができたし、多くの順位を取り戻して、表彰台でフィニッシュすることができた。雨に濡れた人には申し訳ないけど、今日は雨が僕たちを助けてくれたね! 最終的に表彰台フィニッシュは僕たちにふさわしい結果だと思う。僕たちは正しいタイミングで正しい判断をしたからね。ウィリアムズは小さな前進を果たしているし、僕たちにとって今週末はとにかく正しいリズムが見つけられなかった。僕たちには、学んで、素早く理解しなければならないことがたくさんある。ハードタイヤは僕たちには向いていなかったけど、、それは全員にとって同じことだし、弁解は許されない。トップの2台とのギャップは通常よりも大きいので、ハンガリーで取り戻せるかは僕たち次第だ」

4位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「今日のレースは素晴らしかったので、フラストレーションを感じるリザルトだ。素晴らしいスタートが切れたし、僕たちはレース全体でメルセデスと戦っていた。ドライのままだったら、レースに勝つことさえできたかもしれないし、それがわかっているのは素晴らしいことだ。雨でポジションを失ってしまったのは悔しい。僕たちは2回目のピットストップをもう1周長く待っていたし、そこで表彰台のチャンスを失ってしまった。それに雨はウェットでのクルマの弱点をハイライトしたと思う」

5位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「いろんな点で信じられないくらいフラストレーションの溜まるレースだった。それ以外はとても気持ちよかったけどね。2台が素晴らしいスタートを切り、僕たちは本物のペースでメルセデスとレースをしていた。でも、雨が来たときにインターミディエイトタイヤに本当に苦労した。フェリペとレースをすることを許可されたけど、追い抜くのは難しかったし、ミスをしたくなかった。レースデータを調べて、そこからしっかりと学んでいかなければならない」

6位:ダニーエ・クビアト (レッドブル)
「今日の僕たちは本当にコンペティティブだった。レースは本当に楽しかった。雨によってちょっとクレイジーだったし、楽しむことができた。チームは素晴らしい仕事をしているし、クルマのハンドリングも本当に良かった。僕たちは改善して、今後のレースで前進するためにプッシュし続けていく」

7位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「面白い午後だったし、僕たちのホームレースで多くのポイントを獲得できてとても嬉しい。スタートはセンセーショナルだった。たぶん、F1でのここまででベストだったかもしれない。2台のフェラーリより前の5番手にアップした。第1スティントでは彼らを抑え続けることができたけど、彼らの方がずっとペースがあったし、早めにピットに入るという戦略で前に出られてしまった。レース終盤に雨が到着したときはトラックがとても滑りやすかった。タイミング的にちょっと不運だった。雨が本当に強くなったときはピットエントリーをちょうど通過したところで、インターミディエイトに交換するまで1周丸々走らなければならなかったからね。でも、全体的に7位は素晴らしい結果だと思うし、満足しなければならない。今日のパフォーマンスの多くは僕たちがここに持ち込んだアップデートによるものだ。僕たちを正しい方向に動かしてくれたし、チームに本当によくやったと言いたい」

8位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「レース序盤はフォース・インディアのヒュルケンベルグの後ろで動けなかった。彼らはストレートや追い抜けるはずの場所で速すぎたけど、僕たちはスピードが足りなかった。レース全体を通してクルマのハンドリングは良かったし、挙動も昨日より明らかに良くなっていたので残念だ。雨が強くなり始めたとき、特にターン7とターン8で路面はとても滑りやすくなっていた。それで、インターミディエイトに交換するためにピットに入る決断をしたけど、その後雨は止んだ。3~4周決断が早すぎたのかもしれない。でも、全体的にこの種のトラックは僕たちにとって理想的ではないし、そこは僕たちが取り組まなければならない部分だ」

9位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「シルバーストンで2台がポイントで終えられたことはチームにとって非常にポジティブなステップだ。もっと高い位置で終えることもできたかもしれないけど、戦略がうまくいかなかった。1回目のピットストップの後、サインツにポジションを奪われてしまい、タイヤがベストな状態のときに彼の後ろで数周を費やしてしまった。汚れた空気のなかでフロントタイヤに苦労したし、多くのグレイニングが生じてしまった。2回目の雨が来たとき、どのような決断を下すか無線でたくさん議論したけど、残念ながら、長く待ちすぎてしまい、順位を犠牲にしてしまった。チャンスを得られるときにそれを最大限に生かせなかったときはもちろん落胆するけど、僕たちは今週末のポジティブな点に焦点を当てるべきだと思う。僕たちは良い進歩を示してるし、シーズン後半にむけて大きなポテンシャルがあると思う」

10位:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「10位は最高のポジションではないけど、全員のモチベーションに役立つ。チーム全体が信じられないくらい集中している。彼らはクルマを改善するために昼夜を問わず働いている。それに僕たち全員がこれが長期的なプロジェクトであることをわかっている。魔法のソリューションはないけど、ポイントを獲得するのは常に重要なことだ。スタートはアンビリーバブルだった。ターン3に到着したときに大きな混乱があった。2人のロータスドライバーがかなりアグレッシブだったし、彼らはお互いに接触した。彼らを避ける際にハーフスピンを喫して、ジェンソンに接触してしまった。リタイアが多かったし、ディスプレイ上は常識的ではなかった。それでお、僕たちが改善しているのはわかっているし、今日は士気を高めるには良い一日だった」



フェルナンド・アロンソ
MP4-30-01
スタート 17番手
レース結果 10位
ファステストラップ 1分38.883秒 30周目 (トップとの差 +1.790s、12番手)
ピットストップ 3回:1周目(ピットストップ時間 33.66秒+ノーズボックス交換)、17周目(ピットストップ時間 2.52秒)および37周目(ピットストップ時間 6.66秒)[オプション→プライム→オプション→インターミディエイト]

「10位というポジションは、ベストな結果ではありませんが、チームのみんなのモチベーションを上げることにつながります。今はチームの全員が本当に集中しながら仕事をこなしており、マシンの改善に日夜励んでいます。これが長期的なプロジェクトであることは我々全員が理解しており、魔法のような解決策はありません。ただ、そんな状況下であっても、まずまずの結果を出したり、少しでもポイントを稼ぐことは、常に大切です。

スタートは信じられない状況でした。3コーナーに差し掛かったときには、前方にいた複数のマシンが絡み合って、ひどい状態になっていました。ロータスチームの2人のドライバーがアグレッシブにいき過ぎたことで両マシンが接触し、それを避けようとした私は半分スピンしてしまい、ジェンソンのマシンにぶつかりました。今日はリタイアするマシンがたくさんいた上に、常識的な走りがサーキット上であまり見られなかったように思います。

それでも、我々が前進していることは事実ですし、今日は士気を高める良い一日となりました」

ジェンソン・バトン
MP4-30-04
スタート 18番手
レース結果 DNF(1周目でアクシデントに巻き込まれリタイア)
ファステストラップ -
ピットストップ -
「1周目を走行中に、3コーナーのエイペックス(コーナー内側の頂点)の部分で前方のマシン2台が衝突し、それを避けるためにフェルナンドが右側に移動しようとしたところ、彼のマシンの後端が横に流れ、私のマシンの後輪を挟む格好になりました。その衝突によって私のマシンが持ち上げられて、マシンのスイッチが切れて、エンジンが停止してしまったので、リタイアするしかありませんでした。後方からスタートする場合、マシン間の終速度が格段に上がるため、よりアクシデントが起こりやすい状況が生まれるのです。最後になりますが、ここシルバーストンを訪れた観客の皆さんのサポートは、今週末をとおして、すばらしいものがありました。今日、私のレースが終わった後も、温かく拍手で迎えてくれました。シルバーストンの雰囲気は本当にすばらしく、非常に特別なものを感じます。そんな観客の皆さんのために、今日、もっと良い走りができなかったことがとても残念です」

エリック・ブーリエ|McLaren-Honda Racing Director
「今日、フェルナンドが10位に入り、2015年ワールドチャンピオンシップのポイント獲得に向けてスタートを切れたことは非常に喜ばしいことですが、まだ祝杯を上げるような結果ではありません。ただ、レースペースはまだ十分ではないものの、信頼性に関するトラブルもなく、彼のマシンがレースを走り切ったことは、励みになります。フェルナンドは一度もあきらめることがなかったですし、今日、獲得したワールドチャンピオンシップポイントは、彼の懸命な努力のたまものです。今日は、普段、ジェンソンが得意とする変わりやすい天候のなか、1周目にしてリタイアを余儀なくされました。彼のミスでもフェルナンドのミスでもなかったので、非常に不運な結果でした。2人が衝突したアクシデントは、レースではよくあることです。両ドライバーのすぐ前方にいた他チームのドライバー達がポジション争いのために無理に押し進んだために、回避できない連鎖反応が起きて接触してしまいました。その結果、ジェンソンはまたもや、母国グランプリで良い走りを披露することができず、非常に残念な結果となりました。ただ、例年通り、シルバーストンの観客の皆さんは本当にすばらしかったです。14万人もの非常に知識のあるF1ファンの方々が、声が枯れるまで応援して下さるなか、地元のヒーローであり、元マクラーレンチームのドライバーであるハミルトン選手が今日のレースで勝利を収め、その雰囲気にふさわしい結果となりました。イギリスのF1ファンの皆さんは世界で最も誠実で、熱狂的でもあります。そんなファンの方々が、我々がたとえ苦しい状況にあっても、いつも変わらずサポートして下さっていることに心を打たれています。来シーズンはここシルバーストンで、誠実にサポートして下さる皆さんを熱狂の渦に巻き込むような走りをしたいと思います。そのことを、McLaren-Hondaチームを代表して、ここで宣言します」

新井康久|株式会社本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者
「チームのすばらしいレース運営によって、フェルナンドがポイントを取れたことは大変良かったと思います。スタート直後のアクシデントで、ジェンソンはリタイアすることになってしまい、2台揃っての完走ができず、引き続き課題が残りました。予選からレース全体を通して、パワーユニットのエネルギーマネージメントはほぼ最適な設定になっており、次のレースに向けて方向性が確認できたと思います。次は中低速主体のコースなので、さらなるエネルギーマネージメントが重要となってきます。今日得られたデータを整理してハンガロリンクに望みたいと思います」

 

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