オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

新時代を迎えるF1

2009-11-11 | F1・2009
新時代を迎えるF1    2009/11/10  12:37   TOP NEWS
ある2人のF1関係者は、ホンダ、BMW、トヨタが撤退し、今ではルノーが撤退を検討していることが、F1終焉(しゅうえん)の前兆だとは考えていない。
「今のF1は、不必要なものを出してしまうサウナのようなものだ。新しいスタートが待っている」
「メルセデスの(より効率的な)哲学を他の自動車メーカーも導入し、この先数年で新しいメーカーが参入してくることもあるだろうと思っている」ニキ・ラウダは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌のコラムでこのように語った。
ウィリアムズのCEOであるアダム・パーも、F1の新時代が幕を開けようとしているという意見に賛成している。
「自動車メーカーが独占していた10年間が終わり、この先の10年間は1990年代に近くなるかもしれない」とパーは『Reuters(ロイター)』へ話した。
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という意見が、報道されていました。大体これからの方向を表していると思います。私は今年の初めに「プライベートの時代」の始まりだと思っていました。メーカー系チームが、手を引いていくことは確かでしょう。F1で開発されたものが量産車に応用される時代ではなくなりました。むしろ、逆の場合も多い。量産車固有の問題に対処しなければいけない。
 ところが、プライベートの性格が昔と違ってしまった。ガレージの様な工場を建て、アルミパネルと鋼管でフレームを作り、種々の部品とエンジンを買ってきて組み付ける。シャシーが出来れば、オイル屋、タイヤ屋、タバコ屋などのスポンサーを募ってドライバーと契約し、レースに出場する。
現在では、まず訳の分からない(?)金融の仕組みがあり、少数の人間が仕切るTV放映権料、レース主催者との金のやり取りのコントロールがある。ガレージレベルでは手に負えない、風洞、製作設備が必要であり膨大な費用なかかる。それらが整わないとドライバー、デザイナーの顔が見えてこない。これに関わる組織は、チームなのか、企業なのか、コンストラクターなのか。元に戻って、F1を戦うことは、スポーツなのか、コマーシャルビジネスなのか、興行ビジネスなのか。新規参入するチームの顔が中々見えてこないのが気がかりです。
 ヨーロッパのスポーツ競技としての出自を見つめ直した方が良いと思うのですか。


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1 コメント

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NAレギュレーションが駄目 (片山)
2011-01-13 22:45:51
 MotoGPやスーパーバイクのような2輪系のモータースポーツは各メーカーが技術の独自性を示せるのに、F1のエンジンメーカーはV8-90°しか許されない。
 こんな馬鹿げた自由度の低いものならば、 統一エンジン、統一ECU、統一ミッション 統一空力 統一タイアにする方がまだマシ。

 INDYのようにシャーシもエンジンも複数チームに供給する義務を持たせる方がいいと思う。

 溝付きタイアで幅を制限すれば、遥かに面白そう。
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