爺やの前立腺がん体験記

~前立腺がんの検診から告知・全摘手術まで~

前立腺がんの検診

2010年08月29日 | 日記
2010年7月、かかりつけ医のI 内科で特定検診を受診した。3年前から始まったメタボリックシンドロームに着眼した検診である。その際、名古屋市では今年からそれぞれワンコイン(500円)で6種類のがん検診が受けられることを知り、早速、前立腺がんと胃がん検診を申し込んだ。肺がん検診については、春先に胸のレントゲン検査を受けていたことから、今回は見送ることとした。ちなみに、日本男性の各がんの毎年の発症率は、肺がん、胃がんに次いで前立腺がんが第3位となっている。

前立腺がんは、血液中の前立腺特異抗原(PSA)が高くなるにつれてがんの確率も高くなることから、血液検査による早期発見が可能で、50歳以上の男性や、血縁者に前立腺がんのいる人は定期的に検診を受けることが大切、と言われている。

前立腺がんの血液検査は前述の特定検診と並行して行われた。検査の翌日、I 内科の医師から電話がありPSA数値が11であることを知らされた。この数字は基準値から外れていることから精密検査を受けるように勧められ、翌日、紹介状を持って近くの医療機関B病院を訪れた。7月初めのことである。紹介された泌尿器科で外来受診し、がんであるかどうかを確認するため、2週間後に経直腸的前立腺針生検を行うことになった。

I 内科の医師から連絡を受けた日の夜、インターネットで前立腺がんについて調べた結果、
① 日本でも前立腺がんは増加傾向にあり、その理由として、日本人の高齢化、食生活の欧米化、PSA検査の普及などが考えられている。

② 早期の前立腺がんには、がん特有の症状はなく、がんが進行すると、尿が出にくい、排尿時に痛みが伴う、尿や精液に血が混じるなどの症状がある。

③ 早期に発見すればさまざまな治療法があり完治も可能である。

④ PSA値が4(ナノグラム/ミリリットル)以下なら正常で、4~10がグレーゾーン、10以上になるとがんの疑いがかなり強まり、生検を行うと陽性率は50%以上になっている。また、PSA値は年齢によって基準値が多少変わってくる。等々の知識を得た。

(所 感)
69歳半ばで、偶然にも前立腺がん検査を受ける機会を与えられたことに感謝しています。今回、がん検査を受診していなければ、がんの進行がさらに進んでいたであろうと思うと恐ろしい気がします。

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