爺やの前立腺がん体験記

~前立腺がんの検診から告知・全摘手術まで~

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前立腺がんの確定診断と告知

2010年08月29日 | 日記
経直腸的前立腺針生検は、直腸に超音波探子を挿入し、前立腺の画像を映しながらがんの場所やがんの好発部位などをねらって、自動生検装置(バイオプティガン)で針を挿入し、一定本数以上の組織を採取して行われる。針生検は、出血や発熱、排尿困難などの合併症が起きる可能性があるため、B病院では2泊3日の入院で行われている。なお、小生の場合、検査に備えて、常用している血栓予防薬バファリン配合錠の服用を生検の10日前から中止するよう指示があった。

入院2日目、グリセリン浣腸の後、検査は手術室で行われた。左側臥位になり仙骨から麻酔注射を行った後、前述の生検が手際よく進められた。仙骨からの麻酔注射に少し時間を要したようで、刺すような強い痛みが瞬間走ったのを覚えている。何気なく体に添えられた看護師の手の温もりが検査時の不安を和らげてくれる。組織を採取する際に発射されるガンの操作音は結構大きく、事前に説明がないと驚くほどである。対象部位が予測よりやや小さかったため、針を2本減らし8本採取された。検査は数10分で終わり、検査後2時間は自室ベッドで安静にする。心配した痛みや、血尿・血便、発熱等の合併症もなく、予定どおり入院3日目の朝、無事退院することができた。

針生検から1週間後、外来でB病院を訪れた。H准教授はモニターに眼をやりながら静かに話し始める。確定診断の結果は陽性、前立腺がんの告知である。前立腺の両葉にがん細胞があり、悪性度を判断するグリソン分類(グリソン・スコア)は、左葉が3+3=6、右葉が3+4=7で9段階中、5~6段階に位置する。がん細胞は前立腺に限局しており、病期Ⅱ期(ステージB)の早期がんと推定される、という。

今後の治療方法の一つである前立腺全摘除術について若干説明があったが、ネットで事前に得ていた知識などから、手術と比較して治療後のQOL(Quality of Life=生活の質)がより高い密封小線源療法に強い関心があることを伝えた。いずれにしても、今後、治療方法を検討するに当たっては、がんの進行度(広がり)を確認する必要があるため、3週間後にMRI 検査を行い、前立腺周囲のリンパ節や臓器への転移の有無を調べることになった。なお、骨への転移の有無を調べるためには骨シンチグラフィーを行うが、PSAの値から見てその確率は低いとし、検査を見送ることとした。

(所 感)
1 経直腸的前立腺針生検について
これまで大病を患ったこともなく、初めて入る手術室を前に少なからず緊張(入室直前の血圧は、170を超えていた)がありましたが、心配していた検査時の痛みや、検査後の血尿、血便などの合併症もなく順調に推移したことに安堵しています。

2 前立腺がんの告知について
ネット上で闘病記や治療記を読む中で、多くの方が告知の際にかなりの打撃を受けたと述べられています。小生の場合は、適切な治療により完治すると信じていたためか、がん告知の際、動揺することなく冷静に受け止めることができました。しかし、日を追うごとにがん告知の重みを実感するようになってきています。

3 密封小線源療法(ブラキセラピー)の適応について
小線源療法は、前立腺全摘除術と同程度の治療効果があり、かつ、入院期間が短い、浸襲性が低い、尿失禁や男性機能障害(ED)等の副作用や合併症が少ないなど、いくつかの優位性があることから、当初、療法を選択する際の第1候補と考えていました。
告知後、ネットで情報収集を進める中で、病理結果が中リスク群に該当する患者には、ホルモン療法、あるいは放射線外照射を併用するよう適応基準を定めている病院が複数あることを知りました。
中リスク群とは、PSA10~20、またはグリソンスコア7、またはT2b~T2c(ステージBに相当、がんは前立腺片葉の1/2を越えるか、両葉に進展する)と定義されています。小生の病理結果はすべてのこの条件に合致していることから、小線源療法を単独で適用することは難しいことが分かり、正直なところ落胆を隠せません。

4 男性機能障害(ED)について
前立腺がん患者の性については、AMANO'S HOMEPAGE“ 前立腺がん治療記”の中に詳しく記述されています。同じ境遇に立たされた全国の前立腺がん患者の生々しいレポートに眼を通しながら、自らに置き換えていろいろ思いを巡らしています。

5 前立腺がんに関するネット上の情報で、今回、参考にしたHPを以下紹介させていただきます。
(1)がんサポート情報センター
(2)前立腺がん克服のための基礎知識
(3)国立がん研究センター”がん情報サービス”
(4)What's前立腺がん
(5)九州大学・前立腺癌に対する小線源治療
(6)ヨウ素125を用いた前立腺癌永久挿入密封小線源療法
(7)56歳からの前立腺がん闘病記
(8)AMANO'S HOMEPAGE前立腺がん治療記
(9)前立腺がん治療「小線源療法(ブラキセラピー)体験記」


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