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5月17日(木)千葉市による第1回目の調停が行われました。
朝からの雨の中、午前中に調停委員による現場視察があり、すずかけ街から約50名 なかの道から約20名の方々が、調停委員へのアピールを行うべく集まりました。
雨は、この視察の時間帯だけ降り止み、天も味方してくれたようです。
調停委員に見えるよう横断幕をかかげ、たとえ声はあげなくとも私達の真剣さ、切実さは調停委員の方々に伝わったと思います。
そして13時30分からの調停。
千葉市コミュニティセンターの調停室において開催。
出席者は、住民側は、すずかけ街およびなかの道より9名、建築主側は㈱日本開発
の他、双日㈱の都市開発部部長補佐及びもう1名が出席。
調停委員は、5名(大学教授2名、弁護士2名、建築士1名)
冒頭より、双日から変更案が提示されました。(これが双日の調停での戦術なのでしょう。この件については、後述します)
変更案の主な内容は以下。
1.総戸数の変更 355戸 → 346戸(9戸減)
2.バス通りへの出入り口の追加
3.東棟1スパン削除
4.機械式駐車場取り止め、その分は平置き駐車場とする
住民側の申出内容(要望)は、総戸数210戸、南棟の高さを9階とするという内容でしたから、その開きはかなりあります。
ただし、この開きは想定内でした。ここから調停委員を間に双方が歩み寄ることが
調停の主旨のはずです。
住民側は、総戸数の縮小、建築物の規模縮小を求めてこの変更案が許容できるものでないことを主張。
建築主は、これが最終案であり、住民側がこれを受け入れないならば調停打ち切りを主張。
調停委員の仲介により、次回5月30日に第2回調停を行うことで終了しました。
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調停の場の冒頭にいきなり変更案を提示するという双日の戦略にひとこと
住民側は、調停申出時に、要望案を千葉市へ提出してあり、当然双日側もこの内容は把握しているはず。対して今回の変更案は調停会議の場で初めて双日より提示されたものである。これはあまりに不公平、アンフェアではないだろうか。
限られた時間の中にいきなり新しい変更案を提示されても、この案に対して冷静な判断などできるはずがないし、会議そのものを意味のないものにしてしまう。
あらかじめ判っている住民側の要望のうち、実現が比較的容易な部分のみを取り入れ「我々は、これだけ譲歩した。譲歩しないのは住民側だ」という主張を調停委員へ向けて行ったということなのであろう。
重ねていうが、これはあまりにアンフェアである。
次回の調停は、5月30日。
総戸数の縮小という根本の要望は変わりませんが、調停を無駄にしないためにも、我々は柔軟に対応する準備はできています。
住民側の要望を無視して、あくまで営利を主張するのか。双日の真の姿がそのときにみることが出来るでしょう。