エステティシャンの皆様へ

連載シナリオ『ハートに火をつけて』

７７　駐車場(早朝)
　　台風一過の晴天(夜明け前、紫色の空)。
　♪目覚まし時計のベル音が鳴り響く
　　
７８　同・車内
　　武彦、寝袋から手を出し、手探りで
　　目覚ましを探す動作？(時計はない)
武彦「うるせいなー」
　　武彦、目を擦りながら、上半身を起こす。
　　武彦、慶次の枕元に在る、目覚まし時計　
　　に目を止め、
武彦「おい！」
　　武彦、足で慶次を突く、
武彦「おい、起きろよ」
　　慶次、反応しない。
　　武彦、業を煮やし、目覚しを止める。
武彦「おい、起きろ！」
　　武彦、勢い良く、慶次のシュラフを引き　　
　　剥がす。
武彦「てめい、寝たふりしてんじゃねーぞ」
　　武彦、慶次の頬を叩く、
　　手が止まり、頬を包む感じに、
　　武彦の顔色がかわる
武彦「おい！」
　　武彦、胸に耳を当てる、
武彦「嘘だろ！」
　　武彦、人口呼吸のつもりで、慶次の口か　　　　
　　ら、空気を送り込む。
　　武彦、慶次の頬を叩き、また胸に手を当てる。
武彦「本当かよ・・・・」
　　武彦、人工呼吸と胸に耳を当てる動作を
　　何度も繰返す。
　　武彦、泣きそうな顔になる。
武彦「ウソだろ・・・」
　　武彦、思いついたような顔になり、
武彦「救急車、救急車！」
　　武彦、携帯電話をとり、
　　１１９とボタンを押す。