今回も極短すみませんの追加クエストもどき。お腹が治らん・・・。前回のあらすじ、お菓子を食べたいばかりにゴーレムの護符を外してしまったことを白状して、子供たちは泣き出し、そこへ子供たちの親がやってきた・・・
「まあ、どうしたのあんたたち?!」
子供たちの母親は、泣いている子供たちに駆け寄って当惑し、父親はミミたちを睨んで言った。
「旅人さんたち、うちの子供たちに何をしたんです?!」
ミミは一瞬迷った。子供たちは、もう自分たちのしでかしたことを酷く悔いている。今なら、この子たちが護符を見つけてくれたのだと、庇うこともできる。
自分だったら、自分がこの子たちの立場だったらどうしただろうとミミは思った。軽い気持ちでたいへんな事態を引き起こし、自分の力ではどうにもできなくなってしまったら。怖くて、心細くて、そして打ち明けたら皆に責められ断罪されると思うと、隠し通したくなる気持ちもよくわかる。
でも、ミミは思った。自分も長いことずっと隠しごとをしていたけれど、その間ずっと苦しかった。辛くても、真実を話す方が、心の重荷は軽くなる。生涯心の重荷を背負うのと、どちらがましか、選ぶのはこの子たちなのだ。
イザヤールも同じ思いなのか、ミミに頷いた。ミミも頷き返して、子供たちが自ら口を開くのを待った。〈続く〉
「まあ、どうしたのあんたたち?!」
子供たちの母親は、泣いている子供たちに駆け寄って当惑し、父親はミミたちを睨んで言った。
「旅人さんたち、うちの子供たちに何をしたんです?!」
ミミは一瞬迷った。子供たちは、もう自分たちのしでかしたことを酷く悔いている。今なら、この子たちが護符を見つけてくれたのだと、庇うこともできる。
自分だったら、自分がこの子たちの立場だったらどうしただろうとミミは思った。軽い気持ちでたいへんな事態を引き起こし、自分の力ではどうにもできなくなってしまったら。怖くて、心細くて、そして打ち明けたら皆に責められ断罪されると思うと、隠し通したくなる気持ちもよくわかる。
でも、ミミは思った。自分も長いことずっと隠しごとをしていたけれど、その間ずっと苦しかった。辛くても、真実を話す方が、心の重荷は軽くなる。生涯心の重荷を背負うのと、どちらがましか、選ぶのはこの子たちなのだ。
イザヤールも同じ思いなのか、ミミに頷いた。ミミも頷き返して、子供たちが自ら口を開くのを待った。〈続く〉
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