もしもイザヤール様がじごくのヌエの迷宮に迷い込んでいたら。的オマケ話です。
リサイクルストーン獲得の護衛も無事終えて無事に帰ってきた夜。じごくのヌエとの戦いのときに何があったか聞いたイザヤールとサンディは、ミミが無事だったことに安堵したり、危ういところだったと身震いしたりしていた。
「私、ずいぶん長い時間迷宮に居たと思っていたけれど、闇の炎に包まれたほんの一瞬の間の出来事だったみたい・・・」
ミミが呟くと、イザヤールは彼女を引き寄せて言った。
「じごくのヌエの心が作り出した迷宮は、時の迷宮でもあったのかもな・・・。とにかく、無事でよかった」
そのまま彼がミミを固く抱きしめると、サンディが頬をふくらませてミミを引っ張るようにして言った。
「ちょっとー!アタシもミミに無事でよかったね〜したいのに、いきなりラブラブモードに入んないでよー!ミミ〜、アンタってホント危ない目に遭いすぎ〜。マジ気を付けなさいよね!」
そう言いながらサンディはミミの頭を軽く小突いてから、ぐりぐりとなでた。
「ミミのせいではないだろう。・・・ミミは、優しすぎるからな・・・」
ミミを奪い返すようにイザヤールが再び引き寄せると、サンディは苦笑しながら茶化すように言った。
「イザヤールさんがじごくのヌエの迷宮に引き込まれていたらどーなっていたんだろーねー。超厳しくてコワイイザヤールさんとか、どSなイザヤールさんとか、ミミにだけヘンタイなイザヤールさんとか、ミミにだけでれでれに甘いイザヤールさんとか、ミミにだけ・・・」
「想像したくない、それくらいにしてくれ・・・」
「なんで半分は私絡みイザヤール様なの〜?」
「え〜、だってー、イザヤールさんの弱点もハイパワーの素もミミだよね〜って思ったから〜」
「・・・否定できない・・・」
和んだ空気で笑いながらも、自分は、自分の負の部分に出会ったら、ミミのように受け入れられるのだろうか、と、イザヤールは思った。互いに許せないと殺し合いになるのか、それとも・・・?
だが、ミミがいつも心の中にも居てくれるから。負の部分と共に自滅することはない、そう確信できた。〈了〉
リサイクルストーン獲得の護衛も無事終えて無事に帰ってきた夜。じごくのヌエとの戦いのときに何があったか聞いたイザヤールとサンディは、ミミが無事だったことに安堵したり、危ういところだったと身震いしたりしていた。
「私、ずいぶん長い時間迷宮に居たと思っていたけれど、闇の炎に包まれたほんの一瞬の間の出来事だったみたい・・・」
ミミが呟くと、イザヤールは彼女を引き寄せて言った。
「じごくのヌエの心が作り出した迷宮は、時の迷宮でもあったのかもな・・・。とにかく、無事でよかった」
そのまま彼がミミを固く抱きしめると、サンディが頬をふくらませてミミを引っ張るようにして言った。
「ちょっとー!アタシもミミに無事でよかったね〜したいのに、いきなりラブラブモードに入んないでよー!ミミ〜、アンタってホント危ない目に遭いすぎ〜。マジ気を付けなさいよね!」
そう言いながらサンディはミミの頭を軽く小突いてから、ぐりぐりとなでた。
「ミミのせいではないだろう。・・・ミミは、優しすぎるからな・・・」
ミミを奪い返すようにイザヤールが再び引き寄せると、サンディは苦笑しながら茶化すように言った。
「イザヤールさんがじごくのヌエの迷宮に引き込まれていたらどーなっていたんだろーねー。超厳しくてコワイイザヤールさんとか、どSなイザヤールさんとか、ミミにだけヘンタイなイザヤールさんとか、ミミにだけでれでれに甘いイザヤールさんとか、ミミにだけ・・・」
「想像したくない、それくらいにしてくれ・・・」
「なんで半分は私絡みイザヤール様なの〜?」
「え〜、だってー、イザヤールさんの弱点もハイパワーの素もミミだよね〜って思ったから〜」
「・・・否定できない・・・」
和んだ空気で笑いながらも、自分は、自分の負の部分に出会ったら、ミミのように受け入れられるのだろうか、と、イザヤールは思った。互いに許せないと殺し合いになるのか、それとも・・・?
だが、ミミがいつも心の中にも居てくれるから。負の部分と共に自滅することはない、そう確信できた。〈了〉
弱さも受け入れて成長、弱さから目を背けていたら本当の意味では成長できないですよね。
そちらのサンディが想像したイザヤール様達…うん、確かに色んな意味で怖いです!
うちのリリンは素での勝ち気な面もあるのですが演技での強がりな面もあります。
妹が甘ったれの泣き虫なので尚更、意地張ってカッコつけてしまうんです。
もっと自分がしっかりしないとって
ククールはリリンの強がりを見抜けました
彼も強がりな所があるのでw
シェルルはサンディに言われてやっと…ってダメじゃん!
どうもシェルルは肝心な所でククールに良いとこ持ってかれてるんですよね…ある意味才能?
いらっしゃいませ、珍しく早めのお返事でおはようございます☆
そうなんですよね、排除とか克服とかじゃなくて、まずは背けずに受け入れることができればそれでいいんじゃないかな〜と思いましてこんな話になりました。
そちらの女主さん、強がりなところが、本人は不本意でも他者から見るとチャームポイントだったりするんでしょうね☆
身近に先に泣いちゃったり甘えんぼな人がいると、自分も甘えるってなかなかできないんですよね。お姉ちゃんはツライよ・・・。
強がり同士だからわかる、なるほど☆それこそ一種の共感かもしれませんね。彼氏さん、逆才能ですかw強がりだけど実は繊細な乙女心をわかってないと、悲しませちゃうかもですよ〜(汗)