あああやはり前のガラケーより文字入力が遅くなっているようでまた日付またぎしてしまったしくしくの追加クエストもどき。前回のあらすじ、城塞に囲まれた町の入り口には巨大なゴーレムが立ち塞がり、ミミたちを攻撃してきた!壁の向こうからかすかに聞こえた町の住人の声は、ゴーレムが故障し中から出ることもかなわなくなったということを告げる・・・
ゴーレムが故障しているということは、少なくとも町への出入りができないのは町の住人の意思ではないということで、そのことについてはミミたちは少し安心した。
『ところで』ロール姫がふと不思議そうに尋ねた。『ミミ様とイザヤール様は、どうして町の者の話を聞かないうちから、ゴーレムが町の門番だとわかりましたの?ゴーレムも何も言っておりませんのに』
「ああ、それはですね、町の中は静かだけれど、人の気配はしたし、破壊された様子は無かったから何となくそうかなと」
「我々が近付いて起動したという感じだったしな。町への襲撃者ならとっくに城塞から何から破壊していただろう。まあ他の目的があって破壊を止めていたことも考えられなくはないが、町の入り口から動かないことで、門番であろうことは半ば確信になった」
『お二人の推理力ステキすぎますわ・・・ロールは一生お二人についてゆきます!』
「そ、そんな大事なことをお姫様が軽々しくおっしゃっては・・・」
「失礼だが王女としての自覚が足りないと思うが」
ミミとイザヤールにとって幸いなことに、壁の奥から再び住人の声が聞こえてきて、話題が逸れた。
「あ、あの~、とにかく、そんなわけで我々も困っているんです。生活に必要な物は町の中の自給自足で一応間に合ってはいますが、いつまでもそうしていられる保証は無いですし」
「ならば、ゴーレムには悪いが、少し手荒な真似をさせてもらって止めさせてもらおうか」
イザヤールが言うと、町の住人は驚いた声で言った。
「ゴーレムに人間が勝てるなんてとんでもない!それに、ほんとに壊されても困りますし」〈続く〉
ゴーレムが故障しているということは、少なくとも町への出入りができないのは町の住人の意思ではないということで、そのことについてはミミたちは少し安心した。
『ところで』ロール姫がふと不思議そうに尋ねた。『ミミ様とイザヤール様は、どうして町の者の話を聞かないうちから、ゴーレムが町の門番だとわかりましたの?ゴーレムも何も言っておりませんのに』
「ああ、それはですね、町の中は静かだけれど、人の気配はしたし、破壊された様子は無かったから何となくそうかなと」
「我々が近付いて起動したという感じだったしな。町への襲撃者ならとっくに城塞から何から破壊していただろう。まあ他の目的があって破壊を止めていたことも考えられなくはないが、町の入り口から動かないことで、門番であろうことは半ば確信になった」
『お二人の推理力ステキすぎますわ・・・ロールは一生お二人についてゆきます!』
「そ、そんな大事なことをお姫様が軽々しくおっしゃっては・・・」
「失礼だが王女としての自覚が足りないと思うが」
ミミとイザヤールにとって幸いなことに、壁の奥から再び住人の声が聞こえてきて、話題が逸れた。
「あ、あの~、とにかく、そんなわけで我々も困っているんです。生活に必要な物は町の中の自給自足で一応間に合ってはいますが、いつまでもそうしていられる保証は無いですし」
「ならば、ゴーレムには悪いが、少し手荒な真似をさせてもらって止めさせてもらおうか」
イザヤールが言うと、町の住人は驚いた声で言った。
「ゴーレムに人間が勝てるなんてとんでもない!それに、ほんとに壊されても困りますし」〈続く〉
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