時間オーバーな上に今回短いですすみませんの追加クエストもどき。前回のあらすじ、ロール姫の導きの助けを借りて沼地で勇者の証を探すミミたちは・・・
毒の沼地も何の害もなく歩ける妖精の靴を履いているイザヤールは、太陽の石を掲げるミミをお姫様抱っこをしながらという状況にもかかわらず易々と沼地を縦断していた。
「足が沈まないのも助かる」
涼しい顔で言う彼の顔をミミはうっとりと眺めていたが、ロール姫の声で慌てて気を引き締めた。
『そこから南に三十五歩進んでくださいませ。太陽の石の光が、沼に隠された勇者の証の力を、呼び覚ましているようですの。わたくしには、かすかですがその力が感じられます。必ずやお導き致しますわ』
ロール姫にそんな力がとミミは感心し、イザヤールが三十五歩歩いたところで、ロール姫は言った。
『えーと、やっぱり北に二十五歩だったかもですわ~』
「ろ、ロール姫、いくら妖精の靴を履いているからといって、イザヤール様をあまり歩き回らせないで頂けませんか・・・」
「私は構わないが」
「もう、イザヤール様ったら・・・」
『ごめんなさい、真面目にやりますわ。やはりお茶を頂きながらでは集中力が途切れますわね』
「もう、ロール姫ったら・・・」
『でも、その辺りですの!近いですわよ!ミミ様、太陽の石をもっと高く掲げてくださいまし!』
ミミはイザヤールの肩に乗るようにして太陽の石を高く掲げると、数メートル先の水底から湧くように光が見えてきた。
『西に五歩、北に三歩の位置に移動してくださいませ!そこですわ!』〈続く〉
毒の沼地も何の害もなく歩ける妖精の靴を履いているイザヤールは、太陽の石を掲げるミミをお姫様抱っこをしながらという状況にもかかわらず易々と沼地を縦断していた。
「足が沈まないのも助かる」
涼しい顔で言う彼の顔をミミはうっとりと眺めていたが、ロール姫の声で慌てて気を引き締めた。
『そこから南に三十五歩進んでくださいませ。太陽の石の光が、沼に隠された勇者の証の力を、呼び覚ましているようですの。わたくしには、かすかですがその力が感じられます。必ずやお導き致しますわ』
ロール姫にそんな力がとミミは感心し、イザヤールが三十五歩歩いたところで、ロール姫は言った。
『えーと、やっぱり北に二十五歩だったかもですわ~』
「ろ、ロール姫、いくら妖精の靴を履いているからといって、イザヤール様をあまり歩き回らせないで頂けませんか・・・」
「私は構わないが」
「もう、イザヤール様ったら・・・」
『ごめんなさい、真面目にやりますわ。やはりお茶を頂きながらでは集中力が途切れますわね』
「もう、ロール姫ったら・・・」
『でも、その辺りですの!近いですわよ!ミミ様、太陽の石をもっと高く掲げてくださいまし!』
ミミはイザヤールの肩に乗るようにして太陽の石を高く掲げると、数メートル先の水底から湧くように光が見えてきた。
『西に五歩、北に三歩の位置に移動してくださいませ!そこですわ!』〈続く〉
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