ダイビングショップ店長のサンマリン・ナラザキでございます。
サンマリンショップの徹底事項(スタッフ・ゲスト共)のひとつに、
水面で浮力確保して浮いてるときでも、レギュレータ等の呼吸源を絶対に外さない、というのがあります。
でも、他のダイバーがいる海に行くと、多くのダイバーさんやガイドが水面で呼吸源を外して
いるのを見かけます。
きっと、水面ではレギュレータから呼吸するよりも空気を直接吸った方が
ラクなのでしょう。
陸上生活をしている人間ですから当然だと思います。
ただ、息がしにくい→レギュレーターを外した方が楽だ、という行動を無意識に脳に覚え込ますこと
になるので、私はとても危険な習慣だと思うのです。
水中で万が一パニックになったとき、理由はともあれ必ず息苦しく感じることでしょう。
そのときに上記のような習慣があれば、
無意識にレギュレータを外してしまう可能性を高めてしまうと思うのです。
インストラクターの立場から勝手なことを言わせてもらうと、レギュレータを外されるのが
一番怖いのです。
パニック=自分で制御することが出来ない状態ですから
普段は頼りになるインストラクターでも助けられないないかもしれません。
せっかく講習で習ったレギュレーターリカバリーのスキルも役立たないかもし
れません。
もちろん可能性は低いですが、少しでもリスクを減らしていくことで安全度が高まることは
間違いないので、こういった小さなことから意識付けするべきだと思います。
これをしつこくお伝えしているのは、私がインストラクターになりたてでまだ徹底していない時、
水中でゲストがレギュレータを外したのを複数回経験してきたことが大きいです。
その時は近くで見ていたので事なきを得ましたが、少しでも目を離していたら大きなトラブルに
なっていた可能性もありました。
実際にレギュレータを外すまではいかなくても、外したくなる衝動に駆られるというゲストも
以前は結構いました。
こうならないためにはどうしたら?と色々考えましたがやはり一度装着したマスクやレギュレータは
何があっても1ダイブ終わって陸や船に上がるまで外さない、ということを徹底し、習慣にする
ことが大事だと思うのです。
もちろんこれが完璧なことではありませんが、ぜひみなさまもご自分のダイビングスタイルを
一度見直し、ときには安全にダイビングができるにはどうしたら?
ということを自分の頭で考えていただきたいと思います。
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