相手は竹野ボートの船長。
「今日波が高いので出航が出来ません」
お客様にその旨を伝えると、全員がブルーな表情に。
でも船長の判断は絶対。
予定変更を余儀なくされ、香住へ行ったのだがこれが大正解。
私も信じられないけど、透明度２０ｍ。
いや、これでも少し遠慮して書いている。太陽が出ていたら
２５とか３０とかの数値を言葉に出してもおかしくないくらい
クリアな海。
明らかに２０ｍ以上はあったであろう遠い距離でガイドと
コミュニケーションが取れた。
私達はサイパンのスタッフだったか？
朝のブルーとは違う、本当のブルーがここにあった。
沖の岩場では、中層を泳いでいる時、まるで青い空を飛んでいるかのようで
恐怖感すら感じた。
おまけに魚も多い。
数十メートルに渡るカマスの大群、ごっちゃりと群れるアジやスズメダイ。
カラフルな南からの来訪者、ソラスズメダイやオヤビッチャが一層
華やかな海中景観にしてくれる。
湾内に入るとパンダ色のタツオト。
タツノオトシゴの仲間のハナタツやヨウジウオにも出会えた。
海は貸切。久々に感動の海だった。
「ダイビングって面白い・・・」
ありふれた言葉だけど、心からそう思った。
ガイドが良いと、こうも違うものなのか、ガイド担当のいたっぺ君。
そして、なぜかランチまで豪華。
だし巻き卵にピーマンの焼き物、かつおのたたきとカレイの新鮮お造り。
八宝菜・あわびのバター焼き・茶碗蒸し、そして栗ご飯。
今日はたくさん笑い、
お腹も心も満腹でとっても幸せな１日だった。
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